インターフェースコンバータ
SI-60FWi
無線LAN⇔RS-232C(Dsub9)変換
■RS-232C機器の無線化に最適
SI-60FWiはRS-232Cポートをもつ機器を無線LANネットワークに接続できるようにするインターフェースコンバータです。デュアルバンド(2.4GHz/5GHz)のIEEE 802.11a/b/g/n無線規格に対応しています。
ノイズに強いFA仕様の金属筐体を採用しています。
■ブロック図
本機の LAN インターフェース部には Lantronix 社の xPico 240 を内蔵しています。
■多彩な利用形態
無線LAN子機としてWi-Fiルータなど外部無線アクセスポイント経由でPCと接続して運用したり、本機自身が無線アクセスポイントになり、PCやタブレットなどの無線LAN子機と直接接続して運用したりすることができます。もちろん、本機同士や有線モデルのSI-60、SI-65シリーズと対向接続してシリアルデータの遠隔伝送も可能です。
○ 無線 LAN 子機として動作(STAモード)
複数(最大4台)のPCなどと同時にTCP接続が可能です。
○ 無線アクセスポイントとなって動作(APモード)
外部アクセスポイントなしで運用できます。
○ 対向接続によるシリアルデータ伝送の無線による延長
PCなどを使わず対向接続が可能です。両端の機器は同じである必要はないので、SI-60FWiとSI-65Wiを両端に接続すれば、RS-232CとRS-422の変換も同時に行えます。
○ プロトコルアナライザーの遠隔監視
プロトコルアナライザーの測定データを離れた事務所のパソコンでリアルタイムに解析するときにも利用できます。
■簡単操作の設定ソフトを付属
USBポートから簡単な操作で動作条件を設定できる設定ソフトSI-Wset を付属しています。
無線の動作モードやSSIDの登録などが可能です。
TCP接続条件や接続先などを設定できます。
シリアル機器に合わせて通信条件を設定します。9,600~1Mbpsの任意の通信速度を直接入力することも可能です。
■初期化スイッチを装備
設定が判らなくなった時に役立つ初期化スイッチを装備しています。長押しするだけで工場出荷時の設定に戻せます。
■低消費電力、ワイドDC電源対応
ACアダプタ、外部電源、およびUSBバスパワーで動作可能。低消費電力、DC5~30VのワイドDC電源対応のため、既に設置されていることが多いDC12VやDC24Vの設備電源からの給電が可能です。DSUBコネクタの9ピンから給電ができるので、試運転テストの時は付属のACアダプタを利用し、システム導入時はRS-232C機器側からDSUBコネクタを通して電源を供給するような運用も可能です。
■広い動作温度範囲
動作温度-25~70℃のため、寒冷地や高温の現場等の過酷な環境でも使用が可能です。
■省スペースの小型設計
名刺ケースサイズの超小型設計。場所をとらずに据え置きやネジ止め設置が可能 です。別売りのDIN取付プレート(SI-DIN70)を使って35mm DINレールに取り付けたり、壁取付金具(SI-WM1)を使って壁面に固定したりすることもできます。 また、製品本体を制御盤の中に組み込みアンテナだけを制御盤の外側に出したい時などに便利な延長同軸ケーブルもオプションで用意されています。
[ DINレール取付例 ]
[ 延長同軸ケーブル ]
■環境配慮
RoHS指令の10物質不使用です。