10Gビットイーサネット 光ファイバー対応
アグリゲーションTAP
Profishark 10G+
型番: C1AP-10G2
GPSによる時刻同期に対応
USB3.0転送、USBバスパワー駆動
ProfiShark 10G+は次のような特徴を備えています。
<特徴>
- 1G/10GビットイーサネットのパケットキャプチャをUSB経由で実現
- 10GBASE-SR/LR/ERなどSFP+モジュールを接続、光ファイバーとカッパーの両方に対応
- 2つのポートの受信データを本体側でアグリゲート(合流)
- USB 3.0バスパワー駆動
- SPANモード(接続されたSFP+モジュールからトラフィックを受信するのみ)とインラインモード(2つのポート間でトラフィックを送受信)で動作
- あらゆるフレームタイプに対応(ポーズフレーム、VLANタグつきフレーム、カプセル化されたフレームなど)
- CRCエラーのフレームに対応
- フレーム長は10バイトから10Kバイトまで対応
- 8ns分解能のハードウェアタイムスタンプ
- ネットワーク回線に影響せず動作
- GNSS (GPS/GLONASS)受信により、タイムスタンプの時刻をUTC時刻(協定世界時)に同期
- PPSの入出力ポートを接続することで、時刻の同期が可能
<付属ソフト ProfiShark Managerの特徴>
- ネットワークの統計解析をリアルタイム表示
- 接続されているSFP+モジュールの状態をリアルタイム表示
- SPANモードとインラインモードの切り替え
- ハードウェアフィルタとDPI(ディープ・パケット・インスペクション)
- 各種キャプチャ設定 (パケットスライシング(フレームの先頭128バイトのみをキャプチャ)、高精度タイムスタンプ、CRCエラーのフィルターON/OFF、CRC32情報の保持)
- キャプチャしたフレームをSSD/HDDにダイレクト保存
付属ソフト ProfiShark Manager
Wiresharkなどのネットワーク解析ソフトからProfiShark 10G+経由でパケットキャプチャを行なうことができます(ライブキャプチャモード)。付属ソフトProfiShark Managerは、ネットワーク解析ソフトと同時使用が可能で、ネットワーク解析ソフトによるキャプチャには影響を与えません。
■[ カウンター ]
ネットワークトラフィックを統計的に解析するため、各種カウンターを設定できます。
■[ SFPモジュール ]
付属ソフトのSFPモジュールタブには、接続されているSFPモジュールおよび光回線の状態が表示されます。SPANモードとインラインモードの設定切り替えが可能です。
■[ フィルタ ]
ハードウェアフィルターとDPI(ディープ・パケット・インスペクション)の設定ができます。これらが有効になっている場合、ライブキャプチャとダイレクトキャプチャの両方において、フィルターおよびDPIに合致するパケットのみが表示されます。
ライブキャプチャとダイレクトキャプチャ
ライブキャプチャモードは、Wiresharkなどのキャプチャソフトを使って、NIC経由でキャプチャを行なうのと同様に動作します。
ダイレクトキャプチャモードは、製品付属ソフトを使うことで、本体でキャプチャしたフレームをパソコンのSSD/HDDにダイレクトに保存します。これはドライバレベルでキャプチャ動作を行なうため、小さなパケットであればワイヤースピードでキャプチャできます。また、タイムスタンプはハードウェアで生成された分解能8nsのタイムスタンプを付加します。キャプチャされたデータは .pcapng 形式で保存されるためWiresharkでの閲覧など活用も容易です。
■[ ダイレクトキャプチャの設定画面 ]
NASへの長時間連続キャプチャ
NASに直結してストレージとすれば、PCレスでの長時間キャプチャが可能になります。稀にしか発生しない通信障害の解明に役立ちます。
- リングバッファと通常キャプチャを選択可能
- ログファイルをファイルサイズや時間指定で分割保存
- Intel系のSynology社製NASシステムに対応