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2024年 9月 10日

EtherCATの計測も可能なLAN/PoE(2ch)計測用ボード SB-FE2 を商品化

(株)ラインアイは、EtherCAT機器の入力ポートと出力ポートの個別測定や、PoE 2チャンネル同時計測が可能な、プロトコルアナライザーLE-8600X/LE-8500Xシリーズ用のLAN/PoE(2ch)計測用拡張セット SB-FE2 を開発、発売開始しました。

発売の背景と商品の概要

FAの分野では産業用イーサネットの活用が一般的となり、その中でもシェアが大きいEtherCATシステムの開発や同ネットワークでのトラブル解決のために、通信パケットの遅延を発生させずに通信デ-タの計測、解析が可能な機器が求められていました。
このたび、(株)ラインアイは、プロトコルアナライザーLE-8600X/LE-8500Xシリーズの拡張スロットに装着して使用する、LAN 2チャンネルの同時計測に対応した拡張セットSB-FE2を発売致します。4つの計測ポートを装備し、2つのイーサネット回線を遅延レスのタップ方式でキャプチャできるので、EtherCATスレーブの入力と出力を同時にモニターすることで2台のスレーブ内での通信データの遅延時間を正確に解析できます。また、LANの電力供給規格であるPoE 2回線分の電力トレンドを計測、長時間比較することも可能。電池駆動のスタンドアロン型LANアナライザーとして動作するので、機器の開発時だけでなく、現場での機器設置時や障害解析時、電力供給状態調査などのトラブルシューティングにも利用できます。

SB-FE2の商品情報

<SB-FE2計測ボード>

<利用イメージ>

特徴

  • EtherCATパケット計測に最適なゼロ遅延タップ2回線同時測定
  • 2回線のPoE/ PoE+/ PoE++合否判定と長時間記録、CSV保存
  • 送受信パケットの受信時間差の計測できる遅延時間測定機能
  • 時間帯毎の通信トラフィックの傾向を確認できる統計解析機能
  • USB3.0経由で大容量外部ストレージに通信ログを自動記録
  • Wiresharkで解析可能なPcapNGファイル保存
  • GNSS(PPS)信号による時刻同期が可能な高精度タイムスタンプ
  • LAN、USB、またはWi-Fi(XRのみ)接続でPCリンク

主な仕様

適合アナライザー LE-8600Xシリーズ / LE-8500Xシリーズ
計測インターフェース RJ-45 コネクタ ポートA,B,C,D : 100BASE-TX/10BASE-T
ポート A-B 間、C-D 間はスルー接続タップ仕様
モニター機能 ポートA-B 間、C-D 間を流れるLAN フレームを2チャンネル同時記録、リアルタイム表示 適合フレームサイズ(60~9Kバイト) 受信フレーム毎に受信時刻をタイムスタンプデータとして付加 分解能 : 8n µ 秒/10µ 秒を選択可
詳細翻訳 対象プロトコル:IPv4, ARP, ICMP, TCP, UDP, DHCP, EtherCAT, IPv6, ICMPv6
ファイル変換 Wireshark互換のpcap 形式への変換、csv形式やtxt形式での出力が可能
フィルタ機能 指定のフレームのみキャプチャ(MAC アドレス、IP アドレスなど)
遅延時間測定機能 指定ポート間のTx またはRx, 2つの受信タイミングの時間差をµ秒単位で測定し、現在値、最大値、最小値、平均値を遅延時間として表示
統計解析機能 指定間隔(2 ~ 240 秒, 1 ~ 240 分) で2つのフレームカウンタ値の統計をとりグラフ表示、全フレームカウンタ値、データレートをリアルタイム表示可能
パケット差分計測機能 指定ポート間の受信パケットを比較し、異なる部分を表示
PoE 計測機能 PoE/PoE+/PoE++(IEEE802.3af/at/bt) 対応, LAN フレームとの同時計測が可能 記録間隔: 1m秒 ~ 1秒, 最大記録回数: 1677万回, 電圧測定範囲: 0 ~ 60V ( 確度:±1% F.S.),電流測定範囲: 0 ~±900mA ( 確度:±1% F.S.)
その他の機能 自動保存(オートセーブ) 機能、自動バックアップ機能、時刻指定自動 RUN/STOP 機能、ファイル管理機能、プリントアウト機能
構成品 インターフェースサブ基板、LAN ケーブル2本、外部信号入出力ケーブル、クイックスタートガイド、保証書

 

販売開始

販売中

お問い合わせ先

本社、営業部    TEL:075-693-0161    FAX:075-693-0163    E-Mail: こちら

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