2018年 2月2日
EtherCATの計測が可能な通信計測ボード OP-SB89E を開発
(株)ラインアイは、EtherCAT機器の入力ポートと出力ポートを個別に測定可能な、プロトコルアナライザーLE-8200A/LE-8200用のLAN(2ch)通信用拡張セット OP-SB89E を開発、近日発売いたします。
[ 発売の背景 ]
M2Mの広がりとともに、FAの分野では産業用イーサネットの活用が進んでおり、その中でもシェアを伸ばしているEtherCATのネットワークでのトラブル解決、開発促進の為の通信計測が可能な機器が求められていました。
このたび、(株)ラインアイは、プロトコルアナライザーLE-8200A/LE-8200の拡張スロットに装着して使用するLAN(2チャンネル)の計測テストに対応した拡張セットOP-SB89Eを発売致します。4つの計測ポートを装備し、2つのEthernet回線をキャプチャできるので、EtherCATスレーブの入力と出力を同時にモニターすることが可能です。電池駆動のスタンドアロン型LANアナライザーとして動作しますので、機器の開発時だけでなく、現場での機器設置時や障害解析時などにも利用できます。
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<OP-SB89E計測ボード> |
<OP-SB89Eの使用イメージ> |
[ 特徴 ]
- 2つのEthernet回線を同時にモニター、最小分解能40n秒のタイムスタンプ記録
- EtherCATデバイスの処理時間を測定可能なタイミングモニター機能
- ラインレートで任意のパケットを出力可能なPG機能
- アナライザーの電源が落ちても機器間の通信を継続できるフェイルセーフ設計
- 専用ユーティリティソフトで計測ログをWireshark互換のpcap形式に変換可能
- 通信トラフィックやエラーパケット数などの時系列的な変化をグラフ表示可能
[ 主な仕様 ]
計測インターフェース | ポートA/B/C/D:100BASE-TX/10BASE-T |
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モニター機能 | ポートA-B、C-D 間のLANフレームを測定、記録 適合フレームサイズ(60〜9Kバイト)、タイムスタンプ(13桁、最小分解能:40n秒) 外部信号トリガー停止可能 |
記録フレーム数 | 最大48,000〜1,048,000フレーム(最大100Mバイト相当) |
詳細翻訳 | 対象プロトコル:IPv4, ARP, ICMP, TCP, UDP, DHCP, EtherCAT |
ファイル変換 | Wireshark互換のpcap 形式に変換可能 |
フィルタ機能 | 指定のフレームのみキャプチャ(MAC アドレス、IP アドレスなど) |
遅延時間測定機能 | 指定のポート間の受信タイミングの時間差をμs単位で測定 |
統計解析機能 | 指定間隔で2つのフレームカウンタ値の統計をとりグラフ表示、全フレームカウンタ値をリアルタイム表示可能 |
PG機能 | ポートA(MDI-X)、B(MDI)から最大16種類のパケットの出力が可能 |
その他の機能 | PING機能、ポート点滅機能、CFカードへのデータ保存、検索機能 |
構成品 | 専用拡張ボード、ラインステート表示シート、LANケーブル、ユーティリティCD |
[ 出荷開始 ]
2018年3月中旬
[ お問合せ先 ]
本社、営業部 TEL:075-693-0161 FAX:075-693-0163 E-Mail: こちら
以上