PRODUCT / 商品情報
LAN(2ch)通信用拡張セット
EtherCAT対応(LE-8200A/8200用)

OP-SB89E

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OP-SB89Eは、通信アナライザーLE-8200A/LE-8200のインターフェース拡張スロットに装着して使用するLAN計測用の拡張ボードです。4つのLAN計測ポートを装備していますので、同時に2つのEthernet回線にタップ接続してパケットキャプチャを行なうことができます。EtherCATスレーブの入力と出力をモニターして時間差を計測することも可能です。電池駆動のスタンドアロン型LANアナライザーとして動作しますので、機器の開発時だけでなく、現場に持ち込んで機器設置時や障害解析時などにも利用できます。EtherCATをはじめ、普及が進んでいる産業用イーサネットのトラブルシューティングや機器開発に最適です。また、ワイヤーレートでテストフレームを出力できるパケットジェネレート機能や統計解析機能がありますので、機器開発におけるシミュレーションテストや回線品質の評価にも活用できます。

適合アナライザー:LE-8200A、LE-8200

OP-SB89G、OP-SB89E、OP-SB89の比較

利用イメージ

<使用例>

簡単なセットアップでLAN (EtherCAT) アナライザーに!!

付属のOP-SB89E用ファームウェアを一度アナライザーに書き込めば、インターフェース基板を交換するだけで PoE対応のスタンドアロン型LANアナライザーとして利用できます。

基板交換写真(交換イメージです。)

LAN計測ポート
PORT A, B
オンラインモニター機能、遅延時間測定機能、統計解析機能の時は、 フェールセーフタップになります。PG機能、PING機能、ポート点滅機能の 時は、10BASE-T/100BASE-TXのLANポートになります。
LAN計測ポート
PORT C, D
オンラインモニター機能、遅延時間測定機能、統計解析機能で利用する フェールセーフタップになります。
外部トリガー端子 TRG IN端子に接続した外部信号をLレベル(TTLレベル)にすると、 オンラインモニターを自動停止します。

測定対象に合わせた信号シートが付属しています。アナライザーのラインステートLED部分にぴったりはめ込めます。

LED TAP時
Link 点灯 各PORT がリンクアップ状態
消灯 各PORT がリンクダウン状態
100M 点灯 100BASE-TX 接続
消灯 10BASE-T 接続
Full DX 点灯 Full Duplex 接続
消灯 Half Duplex 接続
Mode(TAP) 点灯 ポートはフェールセーフタップとして機能
Mode (PG) 点灯 ポートはLANポートとして機能

EtherCATなどLANの2回線を同時にモニター

ネットワークを流れるLANパケットをキャプチャして送受信時刻(タイムスタンプ)と共にバッファメモリーに記録する機能です。計測ポートA-B間、C-D間はスルー接続タップ回路により計測対象に影響を与えることなく2チャンネルの同時にキャプチャが可能です。

<チャンネル毎にフィルタを設定>

<スルー接続タップ回路>

<フレーム表示画面>

<EtherCATフレームの詳細表示>

データ活用

専用ユーティリティソフト lepcapcvt を使えば、測定データをUSB経由でPCに転送し、.pcap形式ファイルに変換してEtherreal、WiresharkなどのフリーのLAN解析ソフトで利用できます。LE-8200A/LE-8200本体に外部メモリーをさして、外部メモリー経由でPCにデータを転送することもできます。

※1 USBケーブルは付属していませんので、USB接続で利用される場合は別途USBケーブルをご用意ください。なお、シリアル接続の時はアナライザー付属のAUXケーブルLE2-8Vが利用可能です。
※2 LE-8200A/LE-8200はCFカードにデータ保存が可能です。パソコン側にはCFカードの読み取りインタフェースが必要です。
※3 LE-8200AはUSBメモリーにデータ保存が可能です。

<ユーティリティソフト lepcapcvt の画面例>

<Wiresharkで利用する操作例>

EtherCATのラインスピードでパケット出力

指定した転送レートでテストパケットを出力し、ネットワーク機器の通信処理能力や高トラフィックなネットワーク環境下での機器の挙動を評価するパケットジェネレータモード。本体のFPGAでパケットを生成し出力するため、パソコンの性能に左右されません。

<送信テーブル編集画面>

遅延時間測定機能

遅延時間測定機能は、ネットワークを流れるLANの通信フレームの送受信時刻(タイムスタンプ)を元にポート間の受信タイミングの時間差を測定する機能です。

<遅延時間測定結果の表示>

統計解析機能

通信トラフィックやエラーパケット数などの時系列変化の統計をとることができます。

<グラフ表示画面>

<カウンタ表示画面>

統計カウンタの種類
Total 総受信フレーム数
Good 正常フレーム数
Broadcast ブロードキャスト数
Multicast マルチキャスト数
Pause ポーズフレーム数
Length1 0 ~ 63Byte 長のパケット数
Length2 64Byte 長のパケット数
Length3 65 ~ 127Byte 長のフレーム数
Length4 128 ~ 255Byte 長のフレーム数
Length5 256 ~ 511Byte 長のフレーム数
Length6 512 ~ 1023Byte 長のフレーム数
Length7 1024 ~ 1518Byte 長のフレーム数
Length8 1519Byte 長超のフレーム数
CRC error CRC エラー数
Alignment error アライメントエラー数
Fragment error フラグメントエラー数

PING機能、ポートブリンク機能

リンク確認テストに便利なPING機能、HUBのリンクランプを点滅させて床から出る複数ケーブルの特定に役立つポート点滅機能など、LAN機器の開発時だけでなくLAN敷設現場での多くのシーンで利用できる便利な機能を満載しています。

<ポートブリンク機能の接続イメージ>