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LE-1200はRS-232Cだけでなく、RS-422/485の通信解析にも標準で対応できる小型・軽量・低価格の調歩同期(非同期)通信専用プロトコルアナライザです。250Kbpsまでの調歩同期通信をリアルタイムに解析可能なラインモニターを装備。オプションの追加でカレントループ、TTLに対応できる優れた拡張性を備えています。
調歩同期通信専用 |
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最高250Kbpsまでの計測
オンラインモニター機能は、トリガー設定などのテスト条件に関係なく、最大250Kbpsの任意通信速度の全二重通信データを本体バッファメモリーに確実に記録しながら、リアルタイムモニター表示します。 | <通信スピード設定画面> |
Multi Protocol サポート
RS-232C(V.24)とRS-422/RS-485(RS-530)の計測インターフェースを標準装備。RS-232CおよびRS-422/RS-485を標準対応。オプションの専用拡張ボード等を追加すれば、3V/5V系TTL通信(*)やカレントループ通信もテストできます。
*TTLレベルの調歩同期通信(マイコンや通信LSIの非同期シリアルポート)に対応。I2Cやクロック同期式通信には対応していません。
拡張ボード | 拡張アダプター | |||
TTL (I2Cには未対応) | カレントループ | |||
OP-SB5F | OP-1C | |||
AUTO SAVE 長時間記録
メモリーカード インターフェースを標準装備 |
適応メモリーカード 最大2GB |
MC-2GCF |
モニター中のキャプチャーメモリーの内容を小型HDDカードや大容量CFカードに自動保存。指定ファイルサイズの計測ログとして連続保存され、カード容量範囲でリング記録されますので、原因不明の稀な通信障害の解明に役立ちます。
※メモリカードの注意
LE-1200のファームウェアによって対応容量が異なります。
バージョン「V1.12」以降の場合、2Gバイトとなります。
バージョン「V1.10」以降の場合、1Gバイトとなります。
それ以前は512Mバイト(MC-512CF)までの制限があります。
バージョンアップファームウェアはダウンロードより入手が可能です。
LE-1200のファームウェアによって対応容量が異なります。
バージョン「V1.12」以降の場合、2Gバイトとなります。
バージョン「V1.10」以降の場合、1Gバイトとなります。
それ以前は512Mバイト(MC-512CF)までの制限があります。
バージョンアップファームウェアはダウンロードより入手が可能です。
対象通信速度 | 連続記録時間の目安※ | ||
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本体メモリーのみ | MC-512CF利用時 | MC-2GCF利用時 | |
9600bps | 約4分 | 約30時間 | 約120時間 |
115.2Kbps | 約20秒 | 約2.5時間 | 約10時間 |
250Kbps | 約10秒 | 約72分 | 約5時間 |
※ 1000バイトのデータフレームが1m秒間隔で全二重伝送される場合として算出。送受信データは、キャプチャー毎に4バイトのメモリーを消費します。
ロジアナ機能
ビット単位のタイミングトラブルを解決できます。 最高50n秒の時間分解能で通信ラインのタイミングをロジアナ表示。ハード的な問題点の究明だけでなく、通信規格書と照合しながらの教育用途にも最適です。 |
<ロジアナ表示> カーソル間を12マイクロ秒と測定しています。 |
PC LINK パソコン連携
専用PCソフトで計測データをパソコンで活用お手持ちのパソコンで計測データを利用可能。シリアルケーブル接続でパソコンのHDDに計測ログを記録(*1)したり、メモリーカードの記録ログをパソコン上でTEXT形式などに変換(*2)して活用できます。
*1:オプションのPCソフトが必要です。 → LE-PC300G
*2:メモリーカードの保存データをテキスト変換するソフトウェア、アナライザーからのテキスト出力(印刷データ)を取り込むソフトウェアは標準で付属しています。
(*) LE-1200
*2:メモリーカードの保存データをテキスト変換するソフトウェア、アナライザーからのテキスト出力(印刷データ)を取り込むソフトウェアは標準で付属しています。
(*) LE-1200
オンラインモニター機能
通信回線に影響を与ることなく、通信データをキャプチャメモリーに記録すると共に、通信プロトコル(通信規格)に応じて判りやすく表示するオンラインモニター機能。通信データだけでなく、そのデータフレームが送受信された時刻(タイムスタンプ)や無通信時間(アイドルタイム)も記録されるので障害時刻やタイムアウト状況が確認できます。特定の通信条件を検出するトリガー機能や検索機能も用意されています。また、ラインモニター中にBSC通信やPPP通信をワンタッチで翻訳表示に切り換えできます。
<生データ表示> <PPP翻訳表示例> <PPPデータ表示例> |
■ ラインステートLED 2色発光LEDで通信ライン状態をリアルタイム表示します。 ■ オンラインモニターの接続例 |
タイムスタンプ計測
通信データフレームが送受信された日付時刻が記録されます。※ OFF、日・時・分,時・分・秒,分・秒・10m秒を指定できます。
ASYNCやBurst通信では対象回線の通信状況に合わせて、フレーム区切りと判定する無通信状態を、1〜100msで設定することも可能です。
ASYNCやBurst通信では対象回線の通信状況に合わせて、フレーム区切りと判定する無通信状態を、1〜100msで設定することも可能です。
アイドルタイム計測
通信データフレーム間の無通信時間を測定できます。※ OFF、100m秒、10m秒、1m秒の分解能を指定できます。
トリガー機能
特定データの送受信等の条件と条件成立後の計測動作を4組まで指定できるトリガー機能。通信システムに多い間欠障害の解明に威力を発揮します。あるトリガー条件の成立動作として、別のトリガー条件を有効化する指定も可能なため、シーケンス的な条件判定が伴う複雑な事象を確実に捉えます。
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<トリガー設定サマリー画面> <トリガー条件設定例> <トリガー動作設定例> |
ディレータイム測定機能
ある信号状態が別の状態に変化するまでの最小・最大・平均時間(分解能0.1m秒)とその回数を測定可能。制御線RTS-CTS遅延解析などに役立ちます。シミュレーション機能
テスト対象機器の通信相手となってプロトコルに従った送受信テストを行うシミュレーション機能。開発初期段階で相手機器が用意されていない場合でも実動作に近い状況でテストできます。弊社独自の「マニュアル(MANUAL)モード」で通信手順をステップ確認した後、メニュー選択式の簡単なプログラムを作成し、条件分岐を伴うより複雑な通信手順もテストできます。任意の通信速度を設定できるので、故意に少しずらした通信速度でマージン評価したり、パリティエラーのデータを混在させたテストデータでエラー応答処理を確認したりすることも可能です。 |
■ シミュレーション時の接続例 |
MANUALモード
操作キー[0]〜[F]に対応する送信テーブルの登録データを、各キーを押す毎にワンタッチ送信。開発機器からの応答をモニター機能で確認しながら、トリガー機能と併用して簡単に通信手順をテストできます。また、[SHIFT]と[0]〜[D]キーで対応する固定データを送信でき、[SHIFT]と[E]、[F]でRS/CSとER/CDの信号線をon/off可能です。 | <送信テーブル設定画面> |
FLOWモード
送信側または受信側となり、X-on/offフロー制御や制御線ハンドシェークによるフロー制御をシミュレーション。送信モードでは送信開始から中断要求までの送信データ数を16回分表示でき、受信モードでは送信中断要求を出すまでの受信データ数と送信再開要求を出すまでの時間を指定できます。 | <FLOW送信モード設定画面> |
最高250 KbpsのBERT機能
受信データを本機内部で折り返して返送。ディスプレイ端末や通信ターミナルのテストなどに利用します。BERT(ビットエラーレイトテスト)機能
ループバックや対向接続で通信回線の伝送品質を測定するBERT機能。ITU-T G.821勧告準拠の評価パラメータ(ビットエラー数、ブロックエラー数)を計測し、ビットエラー率等の評価や障害点の切り分けが可能です。豊富なテストパターンやビットエラーの強制挿入など、その機能は専用機に匹敵します。<BERT設定画面> ASYNCまたはSYNCモードで、測定期間(連続、受信ビット数、指定時間、リピート)やテストパターンを指定して評価可能です。 <BERT測定表示例> 測定を開始すると、リアルタイムで回線品質の測定結果を更新表示します。また、リピートモードを使用すれば、ある通信回線の指定時間ごとのビットエラー率の変化を知ることが出来ます。 |
■ BERT(ビットエラーレイトテスト)時の接続例 |
通信モード | ASYNCモード | ||||||||||||||||||||||||||||||
テストモード | 連続 (CONTINUE)、受信ビット数 (R-BIT)、指定時間(RUN TIME)、リピート | ||||||||||||||||||||||||||||||
パターン | 26-1,29-1,211-1,MARK,SPACE,ALT,DBL-ALT, 1in4, 1in8, 1in16, 3in24 | ||||||||||||||||||||||||||||||
計測内容 |
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簡単で使いやすいメニュー方式
メニュー方式の操作性はそのままに、調歩同期専用の従来モデルより大幅に機能アップしています。 | <トップメニュー画面> |
オフライン解析・データ検索
検索条件 | 通信エラー(エラー種別を個別指定可),最大8文字の通信データ列(ドントケア,ビットマスク指定可),指定時間以上アイドルタイム,指定時刻タイムスタンプ(ドントケア指定可),トリガー一致データ |
検索動作 | 頭出し表示,計数 |
<検索条件設定例> |
ドントケア(*)を使って、この例のように10時30分00秒〜10時39分59秒のタイムスタンプデータを検査できます。 |
PC互換のファイル管理仕様
コンパクトフラッシュ等のメモリーカードにテスト条件やモニターデータ等の計測結果をパソコンと互換性のあるファイル管理方式で保存できます。もちろん、LE-7200/LE-3200/LE-2200/LE-1200間でファイルを互換利用できますので、現場のLE-1200で計測データをカードに保存し、事務所のLE-7200で詳細に解析するといった利用方法も可能です。※LE-1100のメモリーカードは利用できません。
メモリーカードに保存されたファイルの種類、名称、サイズ、作成日付時刻を確認できます。 | <ファイル操作画面例> |
ファイル種類 | 測定データ(.DT),トリガーセーブデータ(TG SAVEnn.DT),オートセーブデータ(#nnnnnnn.DT),測定条件(.SU),シミュレーション用送信データ(.ST),シミュレーションプログラム(.SP) |
ファイル操作 | 通常ファイル表示,指定タイプ別ファイル表示,セーブ,ロード,削除,フォーマット |
たくさんのファイルが保存されている時は、ファイルフィルタ設定画面でファイル操作画面に表示させたいファイルの種類を指定できます。 この画面は2005年2月14日12:00から2005年2月14日20:59までのトリガーセーブデータのみを表示させる設定を示しています。 |
<ファイルフィルタ設定画面例> |
本体ファームウェアのアップデート
新機能追加や改良された最新ファームウェアは弊社ホームページに掲載されます。お手持ちのパソコンにダウンロードしていただければ、シリアルケーブル経由で簡単に最新状態に書き換えできます。無人測定に便利なオート RUN/STOP機能
測定開始と終了の日付時刻を指定することで、指定期間を自動計測可能です。 | <オートRUN設定例> |
多彩な印字フォーマット
計測データは必要な部分からの範囲指定で、お手持ちのプリンタに連続印字。また、専用プリンタなら、画面表示イメージのハードコピー印字やロジアナ波形の連続印字も可能です。 | <プリントアウト設定画面> |