インターフェースコンバータ

SI-65SG

サブギガ無線⇔RS-422/485変換

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■920MHz帯無線でシリアル通信を長距離延長

SI-65SG/SI-65SGを2台ペアで使用することで、SUB-GHz無線規格上の通信速度や転送休止時間などの制約を意識することなく、RS-232CやRS-422/RS-485機器間のシリアル通信データを透過的に相互に伝送することができます。高速モードで見通し2km、長距離モードでは見通し7kmのシリアル通信の無線化が可能なため、ケーブル敷設が困難な離れた場所にあるセンサーとパソコンや計測機間の通信に最適な製品です。

<利用イメージ>

■ブロック図

RS-422/485端子台

現場での配線作業が容易な5極押し締め型端子台です。

端子番号 名称 全二重モード※1 半二重モード※1
入出力方向※2 説明 入出力方向※2 説明
1 SD+ Out 送信データ+ - 使用不可※3
2 SD- Out 送信データ- - 使用不可※3
3 SD/RD+ In 受信データ+ I/O 送受信データ+
4 SD/RD- In 受信データ- I/O 送受信データ-
5 GND - 信号グランド※4 - 信号グランド※4
6 DC-In In 外部電源入力 In 外部電源入力
※1: ディップスイッチBにより切り換えることができます。
※2: 本機からの信号出力方向を"Out"、入力方向を"In"、双方向を"I/O"。
※3: 半二重モードのときは何も接続しないでください。
※4: 相手機器の GND (SG) に接続してください。

ディップスイッチ

RS-422/485の通信方式や終端抵抗を選択できます。

SW 機能 OFF ON
SW1 通信方式 RS-422(全二重) RS-485(半二重)
SW2 RS-422/485 送信ドライバ制御 Active Auto
SW3 SD+, SD-間の終端抵抗 終端抵抗無し 100Ω
SW4 SD/RD+, SD/RD-間の終端抵抗 終端抵抗無し 100Ω

■Modbus通信の無線延長にも対応

Modbusモードを搭載しており、Modbus/RTU, Modbus/ASCIIフレーム単位での通信延長が可能です。

<Modbus 通信延長の接続構成例>

すべてのMODBUS 機器との正常動作を保証するものではありません。

■中継機を置けば、さらに無線距離を延長

障害物を迂回したり、通信距離を伸ばすために本機を中継器としても利用することできます。

<中継器を設置した接続構成>

■簡単操作の設定ソフトを付属

USBポートから簡単な操作で動作条件を設定できる設定ソフトLINEEYE_SGsetを付属しています。

<LINEEYE_SGset 通信設定画面>

■低消費電力、ワイドDC電源対応

ACアダプタ、外部電源、およびUSBバスパワーで動作可能。低消費電力、DC5~30VのワイドDC電源対応のため、既に設置されていることが多いDC12VやDC24Vの設備電源からの給電が可能です。RS-422/485端子台から給電ができるので、試運転テストの時は付属のACアダプタを利用し、システム導入時は端子台を通して電源を供給するような運用も可能です。

■広い動作温度範囲

動作温度-20~60℃のため、寒冷地や高温の現場等の過酷な環境でも使用が可能です。

■省スペースの小型設計

名刺ケースサイズの超小型設計。場所をとらずに据え置きやネジ止め設置が可能 です。別売りのDIN取付プレート(SI-DIN70)を使って35mm DINレールに取り付けたり、壁取付金具(SI-WM1)を使って壁面に固定したりすることもできます。

■環境配慮

RoHS指令の10物質不使用です。