パラレルデータキャプチャユニット
SI-40US
USBタイプ
印刷データ(セントロニクス準拠パラレル)をUSB経由で取り込み
[ DINレール取付例 ]
■FA機器や医療機器に安心して使用できる高耐圧絶縁仕様
現場に設置された出力機器やプリンタのGND電位とパソコンのGND電位に違いがある場合、非絶縁タイプの変換器を利用すると感電や機器またはパソコンを破損する可能性があります。SI-40USは、フォトカプラと絶縁トランスによりUSB側とパラレル側を電気的に高耐圧絶縁した安全設計です。
■既存システムを運用しながら印字データを取り込み可能
出力装置からプリンタへ印字を継続しながら、そのデータを取り込める独自のスルーモードが用意されており、既存システムを運用しながらの利用が可能です。
■USBからプリンタに印刷出力 ※一般的なUSB-パラレル変換機ではありません。
取り込んだ印字データをそのままUSB経由でパラレルポートに出力でき、印刷データファイルの再現印刷テストなどに利用できます。
この接続方法で利用できるのは、SI-40USやSI-40LAのキャプチャ機能でパソコンに取り込んだ印刷データファイルをそのまま出力する場合です。印刷データファイルの仮想COMポートへの再現出力は付属ソフトParallelCaputureを使ってお試しいただけます。
■Windows®から仮想COMポートドライバによる操作が可能
Windows® 10 対応のUSBドライバを装備。ハイパーターミナルなど通信速度921.6Kbpsの超高速シリアル通信に対応したCOMポートアプリケーションソフトでパラレルデータの入出力(送受信)が可能です。
また、独自のアプリケーション作成の参考になるサンプルソースコードも付属CDに収録されています。
サンプルコードは実行すると、パラレルインから取り込んだプリンタデータをパソコンに保存して頂くことができます。
[ サンプル実行例 ]
すぐに使えるユーティリティソフト「 ParallelCapture 」を添付
パラレルデータの取り込みとファイル化、ファイル化したパラレルデータのUSB出力などのSI-40USの基本機能をすぐに確認できるユーティリティソフトが標準添付されています。
[ 接続設定画面:COMポートで接続できます ]
[ ログ開始日時名で保存も可能 ]
デフォルトではファイル名「Capturedata.40d」で保存されますが『保存ファイル名を日時とします』にチェックを入れることで受信開始時の日時をファイル名として受信停止時に保存します。
[ パラレルデータ取り込み画面 ]
[ 取り込んだパラレルデータのHEX表示画面 ]
[ 制御線とSI-40USのID番号の読み取り ]
機能 | COMポート番号設定可(1~99) COMポートからパラレルデータの取り込みとファイル化 パラレルデータの生データ表示、HEXダンプ表示※1 SI-40USの機器IDおよびプリンタの制御線状態の表示 パラレルデータファイルの内容をCOMポートから出力※2 |
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動作環境 | USBポートのあるPC/AT互換機、 対応OS Windows® Vista/7/8(32/64bit) |
■付属PCソフト(ParallelCapture)を使用した計測器からのデータキャプチャ例
付属PCソフトを使用されることで、印字データを取り込めます。
Tektronix TDS3054Bから出力されるハードコピーデータの取り込み例
Tektronix TDS3054BはBMPデータをパラレルから出力する機能があります。
<ParallelCaptureでの波形画像を取り込んだ後の表示状態>
ParallelCaputureで取り込んだデータを保存し拡張子をbmpに変えるだけで下記のようにビットマップとして保存できます。
付属ソフトParallelCaputureと市販ソフトPrintCaptureとの併用
※(2018年6月現在 PrintCaptureが購入できなくなりました)
計測器等のハードコピーの制御コードがHewlett-Packardの LaserJet, DeskJet, ThinkJetあるいはEPSONのESC/Pであった場合、ParallelCaptureでSI-40USから取り込んだ計測器のハードコピーデータをPrintCaptureでBMPなどの画像ファイルとして変換できます。下記は制御コードがDeskjetの場合の取り込み例です。
パラレルモニターとしての使用例
出力装置からプリンタへ出力される印字データをスルーモードで取りこみ、プリンタ制御コード(エスケープコード)の確認や印字データの解析に使用されています。