インターフェースコンバータ

SI-30

RS-232C⇔RS-485(2線式半二重)変換

概要
詳細
スペック
オプション
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■採用事例

横河電機製クランプ電力計 CW120 / CW121 の推奨RS-485/RS-232C変換器に指定されています。

■各部の説明

DTE/DCE切換スイッチ 本機のRS-232Cコネクタの入出力を
DTEまたはDCE仕様に切換えます。
電源用LED 電源投入と同時に点灯します。
データ状態表示LED RS-485側データの送受信時に
点滅します。
ドライバ状態表示LED RS-485用ドライバがアクティブ時に
点灯します。
ターミネート、ボーレー
ト、ドライバ・アクティブ
選択ディップスイッチ
終端抵抗や回線監視機能などの
設定を行います。
ACアダプタージャック ACアダプター用ジャックです。
RS-232Cコネクタ Dsub25ピン(メス) M2.6ミリネジ
RS-485側4極端子台 5.08mmピッチ 押締型 
定格トルク:0.5Nm/M3
ターミネート、ボーレート、ドライバ・アクティブ選択ディップスイッチ
SW1 SW2 SW3 通信速度(bps) 内部タイマー(msec)
OFF OFF OFF 300以上 53.3
ON OFF OFF 115.2k以上 0.1
OFF ON OFF 1200以上 13.3
ON ON OFF 2400以上 6.7
OFF OFF ON 4800以上 3.3
ON OFF ON 9600以上 1.7
OFF ON ON 19200以上 0.8
ON ON ON 38400以上 0.4
SW4 OFF ドライバ・アクティブManual
ホスト側がRS-232Cコネクタの6番ピン(DR)をアクティブ(+5V以上)にすることで、本機内のRS-485ドライバは直ちにアクティブ状態になり、ホストは送信データを回線に送り出すことができる状態になります。ホストが送信終了後、DR信号をノンアクティブ(-5V以下)にすることで、本機は内部タイマーで設定された時間経過後、RS-485ドライバをノンアクティブ状態にします。
ON ドライバ・アクティブAuto
RS-232Cコネクタの3番ピン(RD)に入力された送信データ列の最初のスペースビット(スタートビット)を検出して、自動的にRS-485ドライバをアクティブ状態にして、データをRS-485回線に送り出します。RS-485ドライバのアクティブ状態は送信データ中の最後のスペースビットから内部タイマーで設定された時間継続され、その後自動的にノンアクティブ状態になります。
SW5 OFF ターミネートOFF
ON ターミネートON 終端抵抗100Ω 1/2WがRS-485回線に並列に挿入されます。
SW6 OFF エコーバック許可
本機がRS-485回線に送り出したデータがホスト(RS-232C側)にRS-485回線経由でエコーバックします。RS-232C側機器のソフトウェア処理は、送信データとエコーバックされたデータを比較することで、送信データの衝突を検出することができます。
ON エコーバック禁止
本機がRS-485回線に送り出したデータがホスト(RS-232C側)にエコーバックされることを禁止できます。(ドライバがアクティブの間レシーバをノンアクティブにします。)

■ピンアサイン

RS-232Cコネクタ
ピン番号※1 記号名 RS-232C側入出力※2 RS-485側との対応 説明
DTE/DCE切替SW DTE/DCE切替SW
DCE側 DTE側 DCE側 DTE側
1 FG - - - - 筐体と接続
2 SD I O SD/RD(+/-)  
3 RD O I  
4 RS - O - - ドライバアクティブスイッチでAuto時
RS-485回線が使用可能状態である
ことをRS-232C側に通知
5 CS O - - -
6 DR I I I I 20番ピンと本機内部で接続
ドライバアクティブスイッチでManua時
信号論理を"マーク"から"スペース"に
切換えることで、RS-485ドライバを
アクティブ状態に制御可能※4
7 GND - - - - グランド端子
9 +5V IN I I I I このピンよりDC+5V(約250mA)を供給
することで本機を動作可能※3
20 ER I I - - 6番ピンと内部接続
※1: この表に記載のないピンは、空き端子です。
※2: 本機から信号を出力する方向を"O"、本機へ入力する方向を"I"とします。
※3: 9番ピンより電源を供給する場合は、ACアダプタまたは端子台より、電源を供給しないでください。
※4: "マーク"はRS-232Cレベルで-3V以下、"スペース"はRS-232Cレベルで+3V以上を示します。

 

RS-485側4極端子台
端子台NO. 信号名 入出力※1 説明
1 SD/RD+ I/O RS-485のSD/RD+(ホット側)
2 SD/RD- I/O RS-485のSD/RD-(コールド側)
3 GND - 対向機のGND(SG)と接続※2
4 +5V IN I このピンよりDC+5V(約250mA)を供給
することで本機を動作可能※3
※1: 本機から信号を出力する方向を"O"、本機へ入力する方向を"I"とします。
※2: GNDはデバイスの過電圧破壊を防止するために接続してください。
※3: +5V INより電源を供給する場合は、ACアダプタまたはRS-232C側コネクタ9番ピンより供給しないでください。

■内部ブロック図

RS-485回線監視機能

2線式半二重のRS-485通信では、他の機器がRS-485回線上にデータを送信していないことを確認してデータを送信する必要があります。回線監視機能は、内部タイマー時間以上連続して他の機器がデータ送信していないことをRS-232C側(CS信号等)に通知します。

RS-485ドライバ自動制御機能

2線式半二重のRS-485通信では、データ送信時のみRS-485ドライバICをアクティブにする必要があります。ドライバ自動制御機能は、RS-232Cからの送信データ列の先頭を検出し、瞬時にドライバをアクティブにしてデータをRS-485回線に送出し、送信データ列の最後から内部タイマー時間経過後、自動的にノンアクティブにします。

■マルチポイント接続例

<半二重RS-485接続>

■設置・取付方法

据置または底面のM3ネジ穴を利用してネジ止めできます。 また、オプションの SI用DINレール取付プレート SI-DIN20を利用すれば、35mmDINレールに簡単に取り付けできます。

【 SI-DIN20の取付状態 】

【 35mmDINレールへの設置例 】