Gビットイーサネット対応
アグリゲーションTAP
Profishark 1G+
型番: C1AP-1G2
GPSによる時刻同期に対応
USB3.0転送、USBバスパワー駆動
ProfiShark 1G+は次のような特徴を備えています。
<インターフェース>
- 2ポートの10M/100M/1G イーサネットモニター(USB 3.0転送)
- 本体電源ダウン時にリンクをすぐに復旧させるフェイルセーフ機能
- GPSアンテナ
- PPS入出力ポート
<電源>
- USB 3.0バスパワー
<フレームのキャプチャ>
- 2つのポートの受信データを本体側でアグリゲート(合流)
- SPANモードとインラインモード
- 8ns分解能のタイムスタンプ
- Wiresharkなどのネットワーク解析ソフトによるリアルタイム表示
- 専用ツールでパソコンのSSD/HDDにダイレクトに保存可能
- あらゆるフレームタイプに対応(ポーズフレーム、VLANタグつきフレーム、カプセル化されたフレームなど)
- CRCエラーのフレームに対応
- フレーム長は10バイトから10Kバイトまで対応
- PoE対応、電力供給に影響を与えずキャプチャ可能
<統計機能>
- リアルタイム表示
- CRCエラーフレームを含めた通信フレーム数、通信帯域の統計解析
<時刻同期機能>
- GNSS (GPS/GLONASS)受信により、タイムスタンプの時刻をUTC時刻(協定世界時)に同期
- PPSの入出力ポートを接続することで、時刻の同期が可能
GPS時刻同期に対応したLANパケットアナライザー
製品付属ソフトを使用すると、GPS受信機能やPPSの入出力などを使ってタイムスタンプの同期機能が使えます。
- UTC時刻との同期:GPS/GLONASSの電波を受信することで、タイムスタンプをUTC時刻(協定世界時)に同期させます。
- 2台のProfishark 1G+のPPS(Pulse Per Second)入力ポートと出力ポートとを ケーブルで接続し、2台のタイムスタンプを同期させることが可能です。
- タイムスタンプの付加タイミングの選択:タイムスタンプ値の決定タイミングを選択できます。
Profishark 1G+本体にパケットを取り込んだタイミング
パケットが外部からProfishark 1G+のポートに入ってきたタイミング※
パケットがProfishark 1G+のポートから外部へ出て行くタイミング※
※ 2台のProfishark 1G+の間にあるネットワークの伝送遅延を測定することが出来ます。
USBバスパワーで動作可能、手軽に持ち運べるTAPツール
小型・軽量でUSBバスパワーで動作できるので、ノートパソコンと共にバッグに入れて手軽に持ち運ぶことが可能です。
■各部の説明
- 計測ポートA RJ45コネクタ
- 計測ポートB RJ45コネクタ
- PPS入出力(SMAコネクタ メス)
- GPSアンテナ(SMAコネクタ メス)
- 時刻同期LED
- 電源LED
- データ転送 USB3.0コネクタ
- 外部電源DCジャック
- ポートAリンク状態表示LED
- 通信スピード表示LED
- ポートBリンク状態表示LED
10/100M/1GbpsのEthernnetフレームをUSB3.0経由でキャプチャ
本体のA/Bポートにスルー接続されたLANケーブル内を流れる10/100BASE-TX/1000BASE-Tの全二重データを分岐して取り込みUSB3.0ポートから出力します。USBで接続したパソコンにデータを取り込み、その内容をWiresharkなどのネットワーク解析ソフトで表示することができます。
- 製品付属ソフト「ProfiShark Manager」でSSD/HDDにダイレクトにデータ保存が可能
※ 製品には表示・解析ツールは付属しておりません - Wiresharkなど多様なネットワーク解析ソフトでリアルタイム表示や解析が可能
<Wiresharkによる解析表示画面>
キャプチャしたフレームをSSD/HDDにダイレクト保存
製品付属ソフトを使うことで、本体でキャプチャしたフレームをパソコンのSSD/HDDにダイレクトに保存が可能です。WiresharkなどでNICポートからキャプチャ処理する場合に比べて、パソコンの処理の遅れによるキャプチャロスの発生が大幅に軽減されます。ログデータは、測定後に、Wiresharkで解析できます。
NASへの長時間連続キャプチャ
NASに直結してストレージとすれば、PCレスでの長時間キャプチャが可能になります。稀にしか発生しない通信障害の解明に役立ちます。
- リングバッファと通常キャプチャを選択可能
- ログファイルをファイルサイズや時間指定で分割保存
- Intel系のSynology社製NASシステムに対応
エラーフレームにも対応した統計解析機能
製品付属ソフトを使用すると、通常のフレームに加え、CRCエラーのフレームにも対応した統計解析をリアルタイムで表示できます。カウンタ、グラフ、メーターの3つの機能があります。カウンタ、グラフによってフレームの累計や時間ごとの遷移がわかります。そのため、長時間にわたって統計を取ることで、稀に発生する通信の逼迫状態やエラーフレームの発生具合を確認できます。メーターによって、通信の逼迫状態などがリアルタイムで把握できます。現場でネットワークの通信テストを行う際に、通信状況の確認などに役立ちます。