ラインモニター
LE-120SA
タッチパネル付きカラー液晶搭載
手のひらサイズのエントリーモデル
RS-232C、1.8~5V TTL対応
RS-232Cと1.8V/2.5V/3.3V/5V系TTL(UART) 通信に対応
LE-120SAは、1台でRS-232Cとプリント基板上のIC間でよく利用されるTTLレベル(1.8V/2.5V/3.3V/5V系)UART通信に対応できます。
シンプルで簡単な設定
通信条件はプリセットされた速度とデータフレミングを選択するだけ。特殊な通信仕様の対応を省略したことで迷わず設定できます。また、通信条件自動設定機能が用意されているので、通信条件が不明の回線でもすぐ測定を始められます。もちろん英語表示にも切り替え可能です。
921.6Kbpsまでの一般的な通信速度をプリセットされています。
921.6kbpsはファームウェア Ver.1.05 以降から利用できます。
プリセット以外の速度を入力した時、設定可能速度と誤差(※)が表示されます。
※:内部分周器で設定可能な速度に設定されるため、誤差を含む場合があります。
通信データと時間情報を記録
タイムスタンプやアイドルタイムを高精度で計測可能。パソコンベースのラインモニターのように時間計測精度がパソコンの処理に左右されることはありません。
ラインモニター機能
回線に影響を与えることなく通信データをリアルタイムにモニター可能。タイムスタンプやアイドルタイム、ライン状態と共に記録でき、ラインステート表示やフレーム改行表示に切り替えて確認できます。
モニターしたデータは画面スワイプ操作によるスムーズなスクロールや検索機能、マーカー機能を使って詳細に解析が可能です。
外部信号と同期可能な強力なトリガー機能
上位モデルと同等の強力なトリガー機能を装備。外部トリガー入出力端子を利用して外部計測器との連携した解析が可能です。
シミュレーション機能
テストに利用する送信データは、利用頻度の高いデータがプリセットされており、さらに任意のデータを16進数入力やフルキータッチ方式のテキスト入力、強力な編集機能を使用して簡単に登録できます。
RUN中には、モニター表示を確認しながら、画面タッチ操作でプリセットされた固定データや任意の登録データを送信、制御線を変化させることができます。
通信条件自動設定機能
測定対象の通信条件を本機のモニター処理が推定して自動的に設定する機能です。通信速度などの通信条件が未知の対象通信回線を測定する時に役立ちます。
赤○にタッチして解析を開始
送信ライン、受信ライン別々に通信速度が解析され判定されるので、通信条件違いによるトラブルにも役立ちます。
AUTO SAVE 長時間記録
オートセーブ機能を利用すれば、通信データをUSBメモリーに長時間連続して自動保存できます。指定サイズの複数の通信ログファイル(#nnnnnnn.DT:nは保存順の連番)に保存されるので、通信障害が発生した時間帯のファイルのタイムスタンプから障害発生前後の通信ログを絞り込めます。
無人測定に便利なAUTO RUN 自動測定機能
測定開始と終了の日付時刻を指定することで、指定期間を自動計測可能です。
本機の電源がオフの状態から電源投入(USBバスパワー給電の開始)と連動して測定を開始することもできるので、設備の電源投入と連動して測定を始め、指定の日付時刻に測定を自動的に終了させるような使い方も可能です。
自動バックアップ機能
自動バックアップ機能を利用すると、測定停止時に自動で、最新データ約30Kバイト分をバッテリーバックアップされた内蔵SRAMキャプチャメモリーに、または全測定データをUSBメモリーに保存することができます。
<自動バックアップ設定例>パソコン上でも通信計測データの解析が可能
現場で測定した通信データをパソコン上で表示、テキスト変換できるPCリンクソフトLE-PC300R(ライト版)を付属。複数の通信ログファイル(XXXXX.DT)を一括で読み込んでパソコンの大画面で表示、特定データの検索や計数ができるので解析効率があがります。また、アナライザーとパソコンをUSBケーブルで接続してリンクすれば、リモート操作やパソコンのストレージへの連続記録にも対応しています。
>> PCリンクソフト LE-PC300R
※ パソコンからのリモートタッチエミュレーション操作はLE-PC300R(Ver1.06)から可能です。
連続5時間の電池駆動
付属の単3形ニッケル水素電池2本で連続5時間の動作が可能。アルカリ乾電池も使えるので現場での充電切れでも安心です。
<説明のため電池蓋を外した写真です。>
USBメモリー対応
測定データや設定条件をお手持ちのUSB メモリーに保存できます。トリガー保存設定により着目したい通信データの前後を自動的にセーブでき、自動バックアップ機能を有効にすれば、測定終了時にデータをUSBメモリーに自動保存できます。