無線LANIOシリーズ
■超小型・低価格で分散配置に最適
小規模な制御用途に特化したことで、無線LANインターフェースを内蔵しながら、手のひらサイズの小型化と低価格を実現。
制御対象が工場内に分散していて1カ所当たりの必要点数が多くない遠隔制御用途に最適です。
■外観図(シリーズ共通)
■各モデルの内部回路・入出力構成
LA-2R3P-PW
端子 | 記号 | 入出力構成 |
---|---|---|
1 | DO1 | リレー出力1 |
2 | ||
3 | ||
4 | DO2 | リレー出力2 |
5 | ||
6 | ||
7 | DI1 | ドライ接点入力1 |
8 | DI2 | ドライ接点入力2 |
9 | DI3 | ドライ接点入力3 |
10 | DGND | グランド |
LA-3R2P-W
端子 | 記号 | 入出力構成 |
---|---|---|
1 | DO1 | リレー接点出力1 |
2 | ||
3 | DO2 | リレー接点出力2 |
4 | ||
5 | DO3 | リレー接点出力3 |
6 | ||
7 | DI1 | DC入力1+ |
8 | DC入力1- | |
9 | DI2 | DC入力2+ |
10 | DC入力2- |
LA-3R3P-PW
端子 | 記号 | 入出力構成 |
---|---|---|
1 | DO1 | リレー接点出力1 |
2 | ||
3 | DO2 | リレー接点出力2 |
4 | ||
5 | DO3 | リレー接点出力3 |
6 | ||
7 | DI1 | ドライ接点入力1 |
8 | DI2 | ドライ接点入力2 |
9 | DI3 | ドライ接点入力3 |
10 | DGND | グランド |
LA-7P-AW
端子 | 記号 | 入出力構成 |
---|---|---|
1 | COM | 入力1-5共通 |
2 | DI1 | AC/DC入力1 |
3 | DI2 | AC/DC入力2 |
4 | DI3 | AC/DC入力3 |
5 | DI4 | AC/DC入力4 |
6 | DI5 | AC/DC入力5 |
7 | DI6 | AC/DC入力6 |
8 | ||
9 | DI7 | AC/DC入力7 |
10 |
LA-7P-PW
端子 | 記号 | 入出力構成 |
---|---|---|
1 | DI1 | ドライ接点入力1 |
2 | DI2 | ドライ接点入力2 |
3 | DI3 | ドライ接点入力3 |
4 | DI4 | ドライ接点入力4 |
5 | DI5 | ドライ接点入力5 |
6 | DGND | グランド |
7 | DI6 | ドライ接点入力6 |
8 | DGND | グランド |
9 | DI7 | ドライ接点入力7 |
10 | DGND | グランド |
LA-5P-PW
端子 | 記号 | 入出力構成 |
---|---|---|
1 | DI1 | ドライ接点入力1 |
2 | DGND | グランド |
3 | DI2 | ドライ接点入力2 |
4 | DGND | グランド |
5 | DI3 | ドライ接点入力3 |
6 | DGND | グランド |
7 | DI4 | ドライ接点入力4 |
8 | DGND | グランド |
9 | DI5 | ドライ接点入力5 |
10 | DGND | グランド |
LA-5R-W
端子 | 記号 | 入出力構成 |
---|---|---|
1 | DO1 | リレー出力1 |
2 | ||
3 | DO2 | リレー出力2 |
4 | ||
5 | DO3 | リレー出力3 |
6 | ||
7 | DO4 | リレー出力4 |
8 | ||
9 | DO5 | リレー出力5 |
10 |
LA-5T2S-W
端子 | 記号 | 入出力構成 |
---|---|---|
1 | DO1 | OC出力1 |
2 | DO2 | OC出力2 |
3 | DO3 | OC出力3 |
4 | DO4 | OC出力4 |
5 | DO5 | OC出力5 |
6 | COM | 出力共通- |
7 | DI1 | DC入力1+ |
8 | DC入力1- | |
9 | DI2 | DC入力2+ |
10 | DC入力2- |
LA-5T2S-PW
端子 | 記号 | 入出力構成 |
---|---|---|
1 | VOUT | +12電源出力 |
2 | DO1 | OC出力1 |
3 | DO2 | OC出力2 |
4 | DO3 | OC出力3 |
5 | DO4 | OC出力4 |
6 | DO5 | OC出力5 |
7 | DI1 | ドライ接点入力1 |
8 | DGND | グランド |
9 | DI2 | ドライ接点入力2 |
10 | DGND | グランド |
■わかりやすい日本語の設定ソフトを用意
ユニットの初期設定はスマホやPCからブラウザ経由で簡単に行えます。さらにメールアラート設定、入力延長での対向TCP接続設定など、詳細設定を行うために日本語の設定ソフト(LANIOset)が付属しています。
[検索] をクリックすると、パソコンと同一ネットワーク上にある全てのLANIOを検索して、MAC アドレス / IP アドレス / (型番)の 形式で「デバイスリスト」に一覧表示されます。「デバイスリスト」の中から設定対象機を選択して各種の設定が可能です。
IPアドレスの設定エリア:DHCPとAuto-IP が有効な「IP アドレスの自動取得」や固定のIP アドレスを設定できます。
[メールアラート]ボタン:メールアラートの設定ウィンドが開きます。
[入力延長]ボタン:PCレスの入力延長機能に必要なTCP 接続設定ウィンドが開きます。
「設定ファイル」エリア:内蔵無線LAN デバイスの設定情報の保存と書き込みができます。
【LANIOset メイン画面】
SMTP-AUTH認証に標準対応、画像例ではDI6またはDI7がONになった時に、「送信先メールアドレス」に入力したメールアドレスにSMTPサーバー経由で「メッセージ」欄に記載された内容を件名としてメール送信します。
【メールアラート設定画面例】
1対1で対向接続するLA-5R(IPアドレス:192.168.0.159)にLA-5P-P側からTCP接続する時の設定例
【入力延長の設定画面例】
■複数箇所への設置、試運転や保守作業に配慮
入出力の状態をケース表面のLEDで確認できますので、導入試運転の動作チェックが簡単に行えます。
また、制御対象機器との結線を外さずに本体ユニットを交換できる着脱式端子台を採用していますので、メンテナンス作業時間を大幅に短縮することができます。
複数箇所に同一型番のLANIOを設置するときにも設定ツールLANIOsetが役立ちます。
[設定の一括保存]
IPアドレスなどの設定情報を保存先とファイル名を指定して一括保存できます。
[設定の一括書き込み]
IPアドレスを含む設定情報の内容を対象機種に書き込めます。同一設定を複数機にコピーする時に利用します。
■2系統入力の電源仕様
現場の電源状況に応じて、ピンヘッダ型コネクタまたはACアダプタ用ジャックのどちらからでもDC8~30Vを給電できます。
また、隣接した2台のユニット間を電源分岐ケーブル(別売:LAH-2XH)で接続すれば、1個のACアダプタで2台のユニットに給電でき、ACアダプタの設置スペースとコストを削減できます。
■標準でDINレール取付に対応
本機の裏にある凹部に下図のように35 mm幅DIN レールへ取り付けることができます。
■パソコンからの簡単制御
TCP/IPのペイロード部分に取扱説明書に記載されている簡単な制御コマンドを送ることで入出力を制御できます。
同一ネットワーク上のユニットは、IPアドレスだけでなく、機種番号やロータリスイッチで設定したID番号で識別できますので、同一ネットワーク上に同一モデルを複数接続している場合でも確実に目的の1台を特定できます。
LA-5R-Wの制御コマンド例(DO1およびDO3をON):
step1
パソコンなど -----> [TCP/IPヘッダ] + (F0h 0b00000101) -----> LA-5R-W
step2--LA-5R-WはDO1およびDO3をON、その他をOFFに設定し同じコマンドを返送します。
パソコンなど <----- [TCP/IPヘッダ] + (F0h 0b00000101) <----- LA-5R-W
制御完了
出力設定ビットは、0 のとき出力OFF、1 のとき出力ON を表します。
■制御ソフトを標準添付
標準添付の制御ソフト(LA-PC10)を利用すれば、入力状態の確認や出力信号のON/OFFなどの基本動作をお手持ちのPCから簡単に行えます。
各入出力接点毎に名前を付けることもできます。
制御ソフトLA-PC10の動作環境 | |
---|---|
パソコン | DOS/V互換機 |
動作OS | Windows® 7/8/8.1/10 |
※ OS環境によってメッセージが日本語または英語で自動切換表示されます。 |
- 同一ネットワーク上のユニットを検索表示
- 出力信号を手動または指定周期でON/OFF制御
- 入力信号を手動または指定周期でON/OFF表示
- 入出力履歴を指定周期でCSV形式ファイルに保存
【LA-3R3P-P用画面例】
【LA-PC10 メイン画面】
【LA-5R用画面例】
【LA-5T2S用画面例】
【LA-7P-A用画面例】
■スマホやタブレットから動作確認が可能
パソコンがなく付属制御ソフトが利用できない環境でも、スマホやタブレットからアクセスポイント経由でIPアドレスをブラウザ入力して簡単に動作確認を行うことができます。
■独自の制御システムを開発可能
Visual BasicやC++、C#言語用の 入出力関数ライブラリ やソースコード付きのサンプルプログラム(LA-5R、LANIO_W用のVisualC++6.0環境)も用意されていますので、PCで動作する他のソフトウェアと連携した独自の制御システムなどを短時間に開発することができます。
【入出力関数の例】
<ライブラリを使ったプログラム例>
iniファイルからIPアドレスや項目名を設定し、LA-5Rを制御するプログラム
■メールアラート機能
事前登録した特定のメールアドレスに対して入力信号の変化を知らせるeメールを送信できます。警報信号を入力すれば、異常発生時にeメールで通知するメールアラートシステムをPCレスで実現できます。
■PCレスの入力延長機能
ネットワーク経由で対向接続することで、パソコンを使用せず、入力ユニット側の信号状態を1対1で対向接続された出力ユニットの出力端子の状態として延長できます。
■パルスカウント機能
自立的に入力信号の変化回数をカウントする機能が利用できます。
- 計数可能パルス幅:最小40μsec(Duty 40~60%の場合、約10kHz相当)
- 最大計数値: 4294967295カウント
- 計数期間:0.1sec、1sec、10sec、START-STOP
- メールアラート:指定数に対し、多い、少ない、等値でメールを送信
- チャタリングフィルタ:ON/OFF選択可能