PRODUCT / 商品情報

LAN接続型IOユニット

LA-3A2P-P

アナログ出力:3点
ドライ接点入力:2点

概要
詳細
スペック
オプション
ダウンロード

<入出力構成>

端子 記号 入出力構成
1 AO1 アナログ出力1
2 GND グランド
3 AO2 アナログ出力2
4 GND グランド
5 AO3 アナログ出力3
6 GND グランド
7 DI1 ドライ接点入力1
8 DGND 接点グランド
9 DI2 ドライ接点入力2
10 DGND 接点グランド
<入力部の内部回路構成>
<接続例>

詳細

■超小型・低価格で分散配置に最適

小規模な制御用途に特化したことで、LANインターフェースを内蔵しながら、手のひらサイズの小型化と低価格を実現。
制御対象が工場内に分散していて1カ所当たりの必要点数が多くない遠隔制御用途に最適です。

■外観図(シリーズ共通)

CADデータ画像となります。

■複数箇所への設置、試運転や保守作業に配慮

入出力の状態をケース表面のLEDで確認できますので、導入試運転の動作チェックが簡単に行えます。

AO LED:アナログ出力設定値が電圧レンジの時は2V以上、電流レンジの時は4mA以上の時に点灯します。

C1/C2/C3 LED:出力が電流レンジのチャンネルが点灯します。

: 点灯電圧の閾値はPCソフトや設定コマンドで変更できます。

また、制御対象機器との結線を外さずに本体ユニットを交換できる着脱式端子台を採用していますので、メンテナンス作業時間を大幅に短縮することができます。

■2系統入力の電源仕様

現場の電源状況に応じて、ピンヘッダ型コネクタまたはACアダプタ用ジャックのどちらからでもDC8~30Vを給電できます。
また、隣接した2台のユニット間を電源分岐ケーブル(別売:LAH-2XH)で接続すれば、1個のACアダプタで2台のユニットに給電でき、ACアダプタの設置スペースとコストを削減できます。

■FA対応の堅牢設計

ノイズに強く堅牢な金属筐体や-20~55℃の広い動作温度範囲により、過酷なFA現場環境でも安心して導入いただけます。

    併用される電源装置(ACアダプタやスイッチング電源など)も使用温度に合せて選定して下さい。

また、別売りDIN取付プレート(SI-DIN70/SI-DIN30)を利用して35mmDINレールへの取り付けにも対応可能です。

■10Base-T/100Base-TXのLANネットワークに対応

LANインターフェース部にラントロニクス社デバイスを内蔵。10Base-T/100Base-TXを自動判定してLANに接続できます。TCP/IP、UDP/IPを利用してデジタル信号の監視、制御を行うことができます。

■パソコンからの簡単制御

TCP/IPのペイロード部分に取扱説明書に記載されている簡単な制御コマンドを送ることで入出力を制御できます。
LAN上のユニットは、IPアドレスだけでなく、機種番号やロータリスイッチで設定したID番号で識別できますので、LAN上に同一モデルを複数接続している場合でも確実に目的の1台を特定できます。

アナログ出力要求コマンドの例(AO1への出力要求):

step1
パソコンなど -----> [TCP/IPヘッダ] + (AOコマンドch1アナログ値) -----> LA-3A2P-P
step2--LA-3A2P-Pは要求されたアナログ値をch1(AO1)に出力して応答を返送します。
パソコンなど <----- [TCP/IPヘッダ] + (ch1アナログ出力完了応答) <----- LA-3A2P-P
制御完了

■制御ソフトを標準添付

付属の制御ソフト(LA-PC10A)を利用すれば、アナログ入力値の確認や出力信号のON/OFFなどの基本動作をお手持ちのPCから簡単に行えます。



■接点入力状態やアナログ出力値の履歴をCSVで記録

付属の制御ソフト(LA-PC10A)を使って、指定周期で自動入力した接点入力状態やその時点でのアナログ出力指定値をCSVファイルに自動保存できます。

<CSVファイル記録例>

■スマホやタブレットから動作確認が可能

スマートフォンやタブレットからWi-Fiを経由してLANIOの動作確認ができます。
iOS版はAppStoreでLAAD10を、Android版はGoogle PlayでLAAD10-Ver2やLAPulseModeADを検索して入手してください。

  1. IPアドレスを入力できます。
  2. ポート番号を入力できます。(ポート番号は出荷時設定10003)
  3. IPアドレス、ポート番号入力後タップすると接続します。
  4. 無線APを経由してLANIOのMacアドレスを検索し 5 に表示します。(MacアドレスはLAN接続部下部のラベルに表示してあります。)

<LAAD10 デバイス選択画面>

  1. 信号の名称を設定できます。
  2. 現在の出力値を表示します。
  3. 出力値の変更指定を開きます。
  4. 出力値とレンジを入力します。
  5. 出力値を決定します。
  6. 出力値をキャンセルします。
  7. 入力状態を表示します。
  8. 入力状態を更新します。
  9. 指定時間周期で入力値を更新します。
  10. 接続を終了します。

<LAAD10 デバイス操作画面>

[ デモモード ]

LANIO製品本体がなくても操作イメージを確認いただけます。

  1. アプリを開いて、左上のLINEEYEアイコンを3回タップ。
  2. 「検索」ボタンを押す。ヘッダー部が赤くなればデモモードです。
  3. 検索されたLANIO製品(実際にはつながっていません)を選んで操作感をお試しください。
※デモモードから通常モードに切り替える際は、もう一度アイコンを3回タップして、検索ボタンを押してください。

<LAAD10 デモモード画面>

■独自の制御システムを開発可能

Visual BasicやC++、C#言語用の 入出力関数ライブラリ が用意されているので、PCで動作する他のソフトウェアと連携した独自の制御システムなどを短時間に開発することができます。

   入出力関数ライブラリは自由にご利用いただけますが、その使用方法などに関する無償サポートは行っておりませんので予めご了承ください。プログラム開発のサポートや特定用途向けアプリケーションの開発は有償で承りますので、お気軽に弊社営業部までお問い合せください。
【入出力関数の例 (Windows用ライブラリ)】
LALanioSearch(int msec) LAN上のユニットを検索
LALanioConnectByIpAddress(char *ipaddress) 指定IPアドレスに接続
LALanioDO(hLANIO handle, int signal) DO信号のon/offを制御します
LALanioDI(hLANIO handle, int *signal) DI信号のon/off状態を確認します
LALanioAOVoltage(hLANIO handle, int ch, int val) 指定AO信号の電圧出力を操作します
LALanioAI(hLANIO handle, int ch, int *val) 指定AI信号の入力値を確認します

Python ライブラリをリリース

Python を利用してよりお手軽にプログラムを作成いただけるようになりました。サンプルコードも収録されています。
こちらからダウンロードいただけます。

<サンプル実行例(LA-5AIでの例)>

対応環境: Python 3.6以降

■メールアラート機能

事前登録した特定のメールアドレスに対してデジタル入力信号の変化を知らせるeメールを送信できます。警報信号を入力すれば、異常発生時にeメールで通知するメールアラートシステムをPCレスで実現できます。

LANIO用メール送信ソフト LANIOmailer

PCで稼働させることでより複雑で高度なメール送信ができるソフトが使用できます。
SMTP over SSLやSTARTTLSに対応しており対応メールサーバーが豊富、日本語の使用もでき、端子状態のAND条件や判定する時間範囲の指定など様々な設定が可能となります。

<LANIOmailer メイン画面>

<メール条件設定>

■LANケーブルによるPCレスの入力延長機能

アナログ入力モデルLA-2R3A / LA-2R3A(V2)とアナログ出力モデルLA-3A2P-PをLAN経由で対向接続することで、遠隔地へのアナログ信号伝送が可能。さらにLAN経由で、LA-3A2P-Pの接点入力を対向接続のLA-2R3A / LA-2R3A(V2)のリレーにPCレスで伝送も可能。
対向接続する入力ユニットがLA-2R3A(V2)の場合はアナログ信号3点すべてが、従来モデルのLA-2R3Aの場合はAI3→AO3を除くアナログ信号2点が伝送されます。

[動作原理]
  1. アナログ入力ユニットは、電源が投入されると、周期的(0.05秒~10分、初期値10秒)に入力アナログ値に相当するアナログ出力を要求するコマンドをLANパケットにのせてアナログ出力ユニットに送信
  2. アナログ出力ユニットは、そのパケットを受けてアナログ信号を出力

アナログ信号→[入力ユニット]→アナログ出力要求LANパケット→[出力ユニット]→アナログ信号