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2023年 3月30日
LANIOシリーズの制御ソフトLA-PC20(インターネット経由で使用可能)をバージョンアップ
(株)ラインアイは、LAN接続型IOユニット LANIOシリーズ用の制御ソフト LA-PC20をバージョンアップし、ホームページで公開致しました。従来、LANIOシリーズ用にご使用いただいていた付属制御ソフト(LA-PC10およびLA-PC10A)と異なり、LA-PC20はインターネット経由での動作が可能です。また、新発売のLANIO8点モデルシリーズ(LA-8R、LA-8T、LA-4T4S-P、LA-8P-P)および無線LAN対応モデル、アナログ信号対応モデルを含むLANIOシリーズの全モデルで使用できます。
[ 概要 ]
LA-PC20にはLAN内のデバイス検索以外にはUDP通信を行なう手順がなく、TCP通信のみを行います。ルーターを適切に設定することができれば、簡単にインターネット経由でLANIOを制御することができます。
[ 画面例 ]
【メイン画面、ユニットの設定画面】
【LA-3R2P-W用画面】
【LA-7P-A用画面】
【LA-2R3A(V2)用画面】
[ インターネット経由での接続イメージ(無線LANIOの場合) ]
[ LA-PC20と従来のソフトの違い ]
● 新しいLA-PC20の特徴
LAN内のデバイス検索以外にはUDP通信を使う手順がないのでNAT(IPアドレス変換機構)を越えることができます。よって、インターネット経由で使用可能です。
- 制御対象のデバイスに接続するために、あらかじめLANIOのモデル種別、接続先のホスト名(IPアドレスまたはドメイン名)、ポート番号を設定します。LAN内のデバイスであれば、検索して自動設定が可能です。
- ルーターに適切な設定を行なえば、インターネット経由でも使用可能です。ホスト名に、LANIOが設置されている場所のグローバルIPアドレスまたはドメイン名を入力し、その場所のルーターでポートフォワードを行なってLANIOに接続するという使い方になります。
- デバイスリストに登録したデバイス毎の設定情報は、入出力信号に付けた名前を含め、すべて設定ファイルに保存され、ソフトを閉じても残ります。
- LANIOシリーズのすべてのモデルに対応します。
● 従来のソフト LA-PC10、LA-PC10Aの特徴
同じネットワーク内での制御を手軽に行なうには便利ですが、インターネット経由での制御はできません。
- 制御対象デバイスをIPアドレス指定で追加することも可能です。そのIPアドレスを元にデバイスにアクセスし、デバイスが制御用に使用しているポート番号を取得します。この際、デバイスとの間でUDPユニキャストでのやり取りが発生します。しかし、NAT(IPアドレス変換)機能はこのUDP通信をうまく処理できません。したがってインターネット経由では使用できないことになります。※
- IPアドレス指定で追加したデバイスを含め、デバイスリストは保存されません。入出力信号に付けた名前はモデルとID番号毎に設定ファイルに保存されます。
- デジタル信号専用モデル(無線LAN対応モデルを含む、8点モデルシリーズは除く)にはLA-PC10が対応、アナログ信号対応モデルにはLA-PC10Aが対応します。
※ LANIOシリーズ用のライブラリも同様にUDP通信を使う手順がありますので、インターネット経由での使用はできません。
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お問い合わせ先
本社、技術開発部 TEL:075-693-0161 FAX:075-693-0163 E-Mail: こちら
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