お客様各位
2024年 5月 16日
LANIOシリーズ用 Python ライブラリ「laniopy」を開発
独自の制御アプリケーションをよりお手軽に作成いただけますので、是非お試しください。
概要
LANネットワーク経由で接点信号の監視や機器のON/OFF制御ができるLANIOシリーズは、発売以来、小型の筐体とシンプルな公開コマンドによる制御にご好評をいただき幅広い分野でご活用いただいております。
発売当初よりC言語およびVB用の開発ライブラリを提供し、独自の制御アプリケーション開発にお役立て頂いておりましたが、
近年開発者が増加しており、またより手軽にアプリケーション開発が可能なPython 用ライブラリをこのたび公開いたしました。
Windows, Linux を問わずご利用いただけます。
収録サンプル
複数の実行可能なサンプルを収録しております。
lanioPanel.py では 本体を模したGUI画面でLANIO各モデルの入力状態をインジケータで確認でき、また出力インジケータをクリックすることで出力状態を変更することが出来ます。
サンプル実行例
簡単な使用例
以下は、入力(DI)3点、出力(DO)3点を持つLA-3R3P-P の入出力状態を制御・確認する最もシンプルなコード例です。
import laniopy
# インスタンス作成
la = laniopy.Lanio()
# IPアドレス, ポート番号, タイムアウトを指定してLANIOに接続します
la.connect('192.168.0.81', 10003, 1.0)
# すべてのDI の入力状態を確認して表示します
inputDI = la.inPioAll()
print(inputDI)
# DO1をON, DO2をON, DO3 をOFF に出力指定します
outputDO = [True, True, False]
la.outPioAll(outputDO)
# 実際に出力状態が変更されたか確認して表示します
confirmDO = la.getOutAll()
print(confirmDO)
# 切断します
la.disconnect()
対応環境
Python 3.6 以降が必要です。
動作確認済み環境
OS | Python | 備考 |
---|---|---|
Windows 10 | 3.12.2 | |
Ubuntu 22.04 LTS | 3.10.12 | |
Ubuntu 22.04 LTS | 3.6.15 | |
Raspberry Pi OS 12 (bookworm) 64bit | 3.11.2 | Raspberry Pi 4 Model B |
対応機種
LA-3R2P、LA-3R3P-P、LA-2R3P-P、LA-7P-A、LA-7P-P、LA-5P-P、LA-5R、LA-5T2S、LA-5T2S-P、 LA-8R、LA-8T、LA-8P-P、LA-4T4S-P、LA-N2R2P、LA-N2R2P-P、 LA-2R3A(V2), LA-5AI, LA-2A3P-P, LA-3A2P-P LA-232R-P、LA-485R-P、LA-485T ※ 標準バージョンおよび(G)バージョン、無線LANIOシリーズ |
※ V1.10 でアナログ対応モデル LA-2R3A(V2), LA-5AI, LA-2A3P-P, LA-3A2P-P にも対応 (2024/06/26追記)
ダウンロード
LANIOシリーズ用 Python ライブラリは、LINEEYEのホームページから無償でダウンロードできます。