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2018年 11月2日

CAN FD、CAN、CXPIの計測・テストが可能な通信計測ボード「OP-SB87FD」を商品化

(株)ラインアイは、次世代車載ネットワークのCAN FD、CAN とCXPIを測定できるプロトコルアナライザーLE-8200A/LE-8200用の拡張セット OP-SB87FD を開発、2018年11月より発売開始いたします。



<OP-SB87FD>

[ 発売の背景 ]

  現在、車載通信規格としてCANやLINが幅広く使われていますが、CAN通信プロトコルを拡張して高速化を実現した「CAN FD」や、日本発の車載LAN規格「CXPI」が次世代規格として利用されるようになってきており、それらの機器の開発・メンテナンスを効率化するための通信計測機器が求められていました。

[ 商品の概要 ]

  OP-SB87FDは、プロトコルアナライザーLE-8200A/LE-8200の拡張スロットに装着して使用する、CAN FD、CANおよびCXPI通信の計測・テストに対応した拡張ボードです。2つの測定チャンネルにCAN FD/CANまたはCXPIのインターフェースを指定可能です。通信データを計測メモリーに取り込みながらリアルタイム表示可能なモニター機能や開発初期段階で通信相手に代わりテストデータを送受信できるシミュレーション機能を装備し、IDフィルタ機能やトリガー機能などで効率的な開発・評価をサポートします。またPC不要のスタンドアロン動作が可能で、出張テストやメンテナンスにも活用できます。

[ 特徴 ]

  1. CAN FD/CANまたはCXPIの組み合わせで2チャンネルを同時測定可能
  2. 125Kbps〜1Mbps(高速時1M〜5Mbps)のCAN FD通信、125Kbps〜1MbpsのCAN通信、
    5Kbps〜20KbpsまでのCXPI通信のモニター、シミュレーション可能
  3. 非ISO規格のCAN FD通信にも対応
  4. 16種類のフレームを送信可能なCAN FD/CANシミュレーション
  5. マスター/スレーブに対応したCXPIシミュレーション
  6. センサーやアクチュエータの解析に便利な入力範囲±15Vの4チャンネル外部入力信号のアナログ測定機能
  7. 通信規格の理解やハードウェアの不具合調査に便利なCAN FD、CAN、CXPIバスのロジアナ測定機能

OP-SB87FDの製品情報

主な仕様

計測インターフェース CAN FD/CAN: ISO11898-1:2015準拠/ISO11898準拠(Dsub9ピンコネクタ x2)
CXPI:JASO D 015-3:2015準拠(ヘッダ3ピンコネクタ x2)
トランシーバ CAN/CAN FD: MCP2542FD (Microchip)相当
CXPI:BD41000AFJ (Rohm)相当
計測チャンネル数 CAN、CAN FD、CXPIの組み合わせで2チャンネル
プロトコル CAN-FD(ISO/Non-ISO)、CAN2.0B、DeviceNet、CXPI
通信速度 CAN FD:最大1Mbps(高速時5Mbps) CAN:最大1Mbps CXPI:最大20Kbps
モニター機能 チャンネル毎にID/PIDフィルタ可能
タイムスタンプ(分解能:1s、1ms、100μs、10μs、1μs)記録可能
CAN FD/CAN:標準/拡張フォーマット対応
CXPI:通常フレーム/バーストフレーム対応
シミュレーション機能 事前登録データをキー操作で選択して送信可能
CAN FD/CAN:トリガー機能で特定のフレーム受信に応答可能
CXPI:マスター/スレーブモードにてスケジュール送信可能
トリガー機能 条件: 指定の通信データ(最大8文字)、指定リモートフレーム、エラー、
タイマーカウンタ値、外部トリガー入力
動作: 測定停止、メモリーカードへの保存、タイマ制御、カウンタ制御、
指定データ送信、ブザー、トリガー条件の有効/無効化
外部信号入力 4チャンネルの外部入力信号状態をLEDでリアルタイム表示可能
デジタル値/アナログ値としてデータと共に記録
信号電圧を連続測定可能(測定レンジ:±15V)
構成品 専用拡張ボード, ラインステート表示シート, DB9モニターケーブル 2本,
3線プローブケーブル 2本, 外部入出力ケーブル, 取扱説明書, 保証書

[ 出荷開始 ]

2018年11月中旬

[ お問合せ先 ]

本社、営業部      TEL:075-693-0161 FAX:075-693-0163      E-Mail:  こちら

以上
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