2015年 3月31日
LE-8200 / LE-8200A 用CAN/LIN通信用拡張セット OP-SB87
ファームウェアバージョンアップ(Version 1.14)のご案内
(株)ラインアイは、プロトコルアナライザLE-8200 / LE-8200A 用のCAN/LIN通信用拡張セット OP-SB87の新ファームウェア(V1.14)を 3月31日よりLINEEYEのホームページで公開致します。
CANオンラインモニター時のフィルタ機能が強化されましたので、旧バージョンをお持ちのお客様は、是非この機会に新バージョンをお試しくださいますようお願い致します。
記
主なバージョンアップ内容
- CANのIDフィルタ機能を強化
従来のバージョンでは、CANのIDフィルタ機能は、IDをビット単位で指定できるアクセプタンスフィルタ1個のみ
だったため、特定のIDを複数指定して、そのIDを測定対象にしたり、測定対象から外したりできる高度なフィルタ
機能のご要望をいただいていました。
今回公開した新バージョンは、従来のアクセプタンスフィルタに加え、それぞれ最大8個まで指定可能なパスフィルタ(指定IDを測定対象にする)とカットフィルタ(指定IDを測定対象から外す)が追加され、目的とするノードIDだけをより選択的にモニターできるようになりました。[ IDフィルタ設定画面例 ]5:All filter on を選択すると、IDをビット単位で指定できるアクセプタンスフィルタを通過後、さらに最大8個まで指定できるパスフィルタでモニターされるIDが選別され、さらにカットフィルタで指定されるIDはモニターされず遮断されます。
ファンクションキーで選択した各フィルタの設定画面でIDを指定します。[ アクセプタンスフィルタ設定画面例 ]
[ パスフィルタ設定画面例 ]
[ カットフィルタ設定画面例 ]
- 動作確認用の隠し操作を公開(Version1.07以降)
CANのシミュレーションチャンネルに選択していない方のCANのチャンネルは、モニター専用ポートとして動作し、CANのフレームを受信してもACKを返すことはありませんが、シミュレーション機能を選択したトップメニュー画面で、
[Shift]+[A]を押すと、CANフレームに対してACKを返すCANノードとして動作するモードになります。
[Shift]+[B]を押すか、アナライザーの電源を切ると、元のモニター専用のポートに戻ります。
CANのチャンネル1と2を付属ケーブルで接続して、シミュレーション機能の動作確認を行うときなどに利用できます。
バージョンアップの方法
新ファームウェア一式はLINEEYEのホームページから無償でダウンロードできます。
また、ファームウェアのバージョンアップに必要なファームウェア転送・更新ソフトLE8FIRM もLINEEYEのホームページからダウンロードできます。詳しいバージョンアップ方法は、LE8FIRM のダウンロードフォルダにあるテキストファイルをご覧ください。
お問い合わせ先
本社、技術開発部 TEL:075-693-0161 FAX:075-693-0163以上