2014年10月22日
LE-8200シリーズ用USB2.0通信用拡張セット OP-SB84
ファームウェアバージョンアップ(Version 1.06)のご案内
(株)ラインアイは、プロトコルアナライザー LE-8200A / LE-8200用 のUSB2.0通信用拡張セット OP-SB84 の新ファームウェア(V1.06)を 10月 22日よりLINEEYEのホームページで公開致します。
多くのご要望をいただいていたUSB転送データとVBUS電圧、電流の測定が同時に可能になりましたので、旧バージョンをお持ちのお客様は、是非この機会に新バージョンをお試しくださいますようお願い致します。
記
主なバージョンアップ内容
- USBパケットと VBUS の電圧、電流を連動して測定する機能を追加。
従来、VBUSの電圧、電流の計測機能は単独で動作する機能でした。今回、USB転送パケットをモニターできるオンラインモニター機能の中で、VBUS の計測が可能となりました。これにより、VBUSの電圧や電流の変化がどのUSBパケットの転送に関係するのかを調べることができます。
[ 設定画面 ]
[ 測定表示画面 ]
※ VBUS 計測を「ON」して測定した計測データ( .DTファイル)は、パソコン上で姉妹機LE-650H2シリーズのソフトに読み込むことはできませんので、ご注意ください。 - トリガーの条件に VBUS 計測値を追加。
VBUSの電圧、電流が指定値以上(または、以下)になった時をトリガー条件にすることが可能になりました。これにより、VBUSの電圧が4.5V以下に下がった時やVBUSの電流が500mAを超えた時などに測定を停止したり、外部トリガー信号をオンしたりできるので、解析を効率化できます。
[ 設定画面 ]
- AutoRun の待機中にオートパワーオフする機能を追加。
測定開始と測定終了の日付時刻を指定して、その期間を繰り返し自動測定できるオートラン(AutoRun)機能で、測定開始前に自動的にパワーオンし、測定終了後に自動的にパワーオフすることが可能になりました。例えば、測定対象システムに給電されている昼間の時間帯のみを計測するような用途では、測定終了後のアナライザーの電池消耗を無くせるので、測定中の不測の停電時にも電池駆動で測定を継続できるようになります。
[ AutoRun設定画面 ]また、オートランの測定開始前に外部給電がない時は、測定開始をスキップする選択項目も追加され、休日などでシステムに給電されないときの不要な測定を回避できます。
[ AutoRun設定画面 ]
- 不具合バグの修正
- サブディレクトリーに保存したファイルがロードできない(エラーになる)不具合を修正。
(この不具合は、Version 1.04、Version 1.05のみ) - バッファの書き込み保護設定がデータファイルのロードに対して効かない不具合を修正。
- エラー表示メッセージのマイナーバグ修正。
- サブディレクトリーに保存したファイルがロードできない(エラーになる)不具合を修正。
バージョンアップの方法
新ファームウェア一式はLINEEYEのホームページから無償でダウンロードできます。
また、ファームウェアのバージョンアップに必要なファームウェア転送・更新ソフトLE8FIRM もLINEEYEのホームページからダウンロードできます。詳しいバージョンアップ方法は、LE8FIRM のダウンロードフォルダにあるテキストファイルをご覧ください。
ユーティリティソフトを同時公開
測定データ( .DTファイル)のテキストコンバータleucvt_win(Windows用 Vista/7/8用)の最新バージョン(V1.40)はLINEEYEのホームページから無償でダウンロードできます。
お問い合わせ先
本社、技術開発部 TEL:075-693-0161 FAX:075-693-0163以上