2013年 7月30日
LE-200PS / LE-150PS バージョンアップ(Version 1.11)のご案内
(株)ラインアイは、PC接続型プロトコルアナライザーLE-200PS、LE-150PS のバージョンアップを実施致しました。
ロガーモードの経過時間ファイル切換処理のサポートや内蔵RTC ( 時計用IC )の初期化処理の改良などを行いました
ので、旧バージョン(V1.10以前)をご利用のお客様は、新ファームウェアへのバージョンアップをお願い致します。
記
[ バージョンアップの概要 ]
- 指定した時間経過でデータファイルを切り替える機能をロガーモードに追加。
LE-LOGGER20 のデータ保存設定に「ファイル切替時間」項が追加されました。
時間単位で1〜24まで指定でき、0を指定すると、この機能が無効になります。
これまでは、指定サイズ分の測定データがデータファイルに書き込まれた時点で、次のデータファイルに切り替わる仕様でした。今回、指定サイズ分のデータが記録されていなくても、指定した時間が経過するごとにデータ ファイルを切り替えることが可能になりました。
< LE-LOGGER20の設定画面例 >
- 測定開始処理のマイナーバグの修正。
リモートモードでデータ保存フォルダが存在しないときに測定を開始すると、フォルダを作成するかどうかを問い合わせることなく、0x80070003 エラーが表示されてしまう不具合を修正しました。 - タッチ操作によるスクロールに対応。
タブレットPC利用時などに、主なスクロール可能ウィンドウで、スクロールをタッチ操作でできるように改良。 - 内蔵RTC ( 時計用IC )の初期化処理を改良 ・・・ この変更はバージョン V1.10で実施されています。
過去に装置内蔵のリチウム電池が1ヶ月程度で消耗して、その電池でバックアップされているRTC ( 時計用IC ) の日付時刻データが保持できなくなる不具合が2件発生していました。当初、リチウム電池の偶発的な初期不良として処理されていましたが、その後の調査で、RTC への初期設定値が何らの原因で書き変わるとRTCの消費電流が大幅に大きくなることが判明したため、RTC の初期化処理に改良を加え、消費電流が大きいモードに移行しにくい値に変更すると共に、万が一何らの原因で初期値が書き換わっても正しい値に再設定するように処理の変更を行いました。
※ 装置内蔵のリチウム電池の寿命は通常約4年です。 - 検索操作のマイナーバグを修正 ・・・ この変更はバージョン V1.10で実施されています。
[ バージョンアップの方法 ]
PCソフト(LE-LINK20)の新バージョンはLINEEYEのホームページから無償でダウンロードできます。
PCソフトをバージョンアップしてから、PCソフトを起動後、メニューから[ツール]→[ファームウェア確認]を行ってください。ファームウェアの更新を促すダイアログが表示されますので、画面の指示にしたがって、LE-LINK20 にバンドルされた最新のファームウェアに更新してください。
なお、アナライザー本体ファームウェアが最新の場合はダイアログは表示されません。詳しいバージョンアップ方法は、取扱説明書をご覧ください。
[ お問い合わせ先 ]
本社、技術開発部 TEL:075-693-0161 FAX:075-693-0163以上