2012年 6月 6日
LE-200PS / LE-150PS バージョンアップ(Version 1.06)のご案内
(株)ラインアイは、PC接続型プロトコルアナライザーLE-200PS、LE-150PS のバージョンアップを実施致しました。
通信フレーム毎の改行表示や測定データのプロパティ表示など、多くの改良を行いましたので、該当する製品をお持ちのお客様は、是非この機会に新バージョンをお試しくださいますようお願い致します。
記
バージョンアップの概要
- ASYNC、SYNCプロトコルの時、通信フレームの改行表示モードを追加。
タイムスタンプ毎に通信フレームを改行する表示モードを追加しました。
(SYNCプロトコルの改行表示は、LE-200PS のみ)< ASYNC時の表示例 >
< SYNC時の表示例 >
- 測定データプロパティ表示を追加。
これまでは、過去に測定したデータファイル(xxxxxxxx.DT)の通信条件を確認するためには、その時点で保存しておいた設定ファイル(xxxxxxxx.SU)も同時に読み込む必要がありました。今回のデータプロパティー表示により、データファイルと共に記録されている測定時点の基本的な通信条件や測定開始/終了時刻が表示できるようになりました。また、データファイルに機種コードとシリアル番号とバージョン番号を記録する処理が追加されたので、測定に利用したアナライザーの情報を確認できるようになりました。
< プロパティー表示例 >
[ファイルメニュー]→[データプロパティーの表示]で表示
< プロパティテキスト変換出力例 >
テキスト変換時のヘッダ部分に追加
- LE-150PSで利用可能なSDカード容量を最大8GBに拡大。
8GバイトのSDHCカードがサポートされたことで、通信ログをより長時間連続記録可能になりました。
なお、LE-200PS は当初から最大 8GB のSDHCカードがサポートされています。 - シミュレーション送信データテーブル設定画面に切り取り、コピー、貼り付け機能を追加。
送信データの入力と編集がより便利になりました。< 旧バージョンのツールバー >
< 新バージョンのツールバー >
- その他の改良、不具合修正
- MANUALモード時、送信データテーブル番号0〜9 をテンキーで選択して送信できるように改良。
(但し、テンキー側は、フルキー側のような Shift キーとの併用操作はできない) - ツールバーのボタンをフルカラーアイコンに変更。
(但し、Windows 2000/XP(クラシック表示)では従来の 16 色アイコンになる) - ツールバーを右クリックして一部のボタン名称を表示できるように改良。
- ASYNC の測定データをタイムスタンプ毎のフレーム処理単位で CSV 変換できるように改良。
- HDLC X.25 パケット翻訳表示のマイナーバグを修正。(LE-200PS のみ)
- LAPD のフレーム翻訳テキスト変換で RD 側で制御部の最下位ビットが '0' の場合、
INFO として変換していたのを未定義として変換するように変更。(LE-200PS のみ) - EBCDICの A1h、EBCDIKの 7Fh と BFh の表示コードを 上位モデルの表示コード仕様に合わせた。
- MANUALモード時、送信データテーブル番号0〜9 をテンキーで選択して送信できるように改良。
バージョンアップの方法
PCソフト(LE-LINK20)の新バージョンはLINEEYEのホームページから無償でダウンロードできます。PCソフトをバージョンアップしてから、PCソフトを起動後、メニューから[ツール]→[ファームウェア確認]を行ってください。ファームウェアの更新を促すダイアログが表示されますので、画面の指示にしたがって、LE-LINK20 にバンドルされた最新のファームウェアに更新してください。
なお、アナライザー本体ファームウェアが最新の場合はダイアログは表示されません。詳しいバージョンアップ方法は、取扱説明書をご覧ください。
お問い合わせ先
本社、技術開発部 TEL:075-693-0161 FAX:075-693-0163以上