2012年5月18日
LE-8200用のPCリンクソフト「LE-PC800G」バージョンアップ(v1.04)のご案内
(株)ラインアイは、マルチプロトコルアナライザー LE-8200 用のPCリンクソフト「LE-PC800G」のバージョンアップを実施致しました。多くのご要望をいただいていたASYNC通信フレーム毎の改行表示や測定データのプロパティ表示、および
LE-8200 のバージョンアップで追加された拡張タイムスタンプに対応するなど、多くの改良を行いましたので、該当する製品をお持ちのお客様は、是非この機会に新バージョンをお試しくださいますようお願い致します。
記
[バージョンアップの概要]
- ASYNC、SYNCプロトコルの時、通信フレームの改行表示モードを追加。
タイムスタンプ毎に通信フレームを改行する表示モードを追加しました。アナライザー本体でサポートされているASYNCプロトコルだけでなく、SYNCプロトコルの時にも改行表示モードを利用できます。
< ASYNC時の表示例 >
< SYNC時の表示例 >
- 測定データプロパティ表示を追加。
これまでは、過去に測定したデータファイル(xxxxxxxx.DT)の通信条件を確認するためには、その時点で保存しておいた設定ファイル(xxxxxxxx.SU)も同時に読み込む必要がありました。今回のデータプロパティー表示により、データファイルと共に記録されている測定時点の基本的な通信条件や測定開始/終了時刻、およびアナライザーの情報を確認できるようになりました。
註:データ測定時点で、アナライザー本体が測定開始/終了時刻やアナライザー情報の記録をサポートしていないときは表示されません。
LE-8200は、ファームウェア Version 1.11 から、測定データへのアナライザー情報の記録がサポートされる予定です。
< プロパティー表示例 >
[ファイルメニュー]→[データプロパティーの表示]で表示
< プロパティテキスト変換出力例 >
テキスト変換時のヘッダ部分に追加
- タイムスタンプの拡張設定、および拡張表示に対応。
LE-8200 の Version 1.10 で追加された拡張タイプスタンプ(年月日時分/月日時分秒/日時分秒10m秒のいづれかの単位でタイムスタンプを測定記録できる機能)に対応しました。 - オンラインヘルプを追加。
日英Windows環境により、日本語表示と英語表示が自動的に切り替わるオンラインヘルプを追加しました。 - シミュレーション送信データテーブル設定画面に切り取り、コピー、貼り付け機能を追加。
送信データの入力と編集がより便利になりました。< 旧バージョンのツールバー > < 新バージョンのツールバー > - その他の改良、不具合修正
- デジタル波形データ表示でズーム倍率切替をコンボボックスからトラックバーに変更。
- 測定中の DELAY、FLOW、POLLING(Master/Slave) の表示を一時停止できるように改良。
- MANUALモード時、送信データテーブル番号0〜9 をテンキーで選択して送信できるように改良。
(但し、テンキー側は、フルキー側のような Shift キーとの併用操作はできない) - MANUALモード時、「*」キーによる Break 送信機能を追加。
(但し、LE-8200 Version 1.10 以降 が必要) - OP-FW12G のデジタル波形モニター機能に対応。
(但し、OP-FW12G Version 2.03 以降 が必要) - LE-8200および拡張セットのバージョンアップで追加された以下の設定項目を追加。
- HDLC のデータフォーマット設定に 「Manchester0/1」
- デジタル波形モニターのクロック設定に「10ns」
- 計測器設定で TREND の時間単位項目「分/秒」
- PROGRAMモードのプログラムエディタに「SEND BRK」命令
- SPI の通信条件設定にビットシーケンス項目「MSBファースト/LSBファースト」
- I2C の通信速度設定の選択肢に 「50000, 200k, 417k」
- BT RUN lock 設定の選択肢に「Stop」
- ツールバーのボタンをフルカラーアイコンに変更。
(但し、Windows 2000/XP(クラシック表示)では従来の 16 色アイコンになる) - ツールバーの[リモート設定一覧]ボタンを[リモート設定]ボタンの横に移動。
- ツールバーを右クリックして一部のボタン名称を表示できるように改良。
- OP-SB85(L) 使用時のSYNC/HDLC クロック選択肢の表記をTXC_IN/TXC_OUT/RXC/AR に変更。
- テキストCSV 変換機能を改良。
- ASYNC 測定データをタイムスタンプ毎のフレーム処理単位で CSV 変換できるように改良。
- 変換設定が記憶されるように改良。
- テキストCSV 変換機能の不具合を修正。
- データによっては制御線付きのテキスト変換が正常に行えない不具合を修正。
- フレーム単位の CSV 変換した際にデータが出力されないことがある不具合を修正。
- 「タイムスタンプを除く」、「アイドルタイムを除く」の設定が正常に機能しない不具合を修正。
- 「1行の文字数:MAX」に設定時、PPP/I2C/SPI 翻訳の変換が不正になることがある不具合を修正。
- 「BERT結果の受信と変換」機能で、CSV 変換がエラー終了してしまう不具合を修正。
- PROGRAMモードのプログラムエディタのマイナーバグを修正。
- HDLC X.25 パケット翻訳表示のマイナーバグを修正。
- IrLAP のテキスト変換処理で項目タイトルの NS と NR が逆になっている不具合を修正。
- LAPD のフレーム翻訳テキスト変換で RD 側で制御部の最下位ビットが '0' の場合、INFO として変換していたのを未定義として変換するように変更。(LE-8200 に合わせた)
- EBCDICの A1h、EBCDIKの 7Fh と BFh の表示コードを LE-8200 の表示コード仕様に合わせた。
- その他、設定時の表示のマイナーバグを修正。
[バージョンアップの方法]
新しいバージョンのソフトウェア一式を、弊社ホームページからダウンロードして、適当なフォルダに解凍し、フォルダ内のSetup.exeを実行してください。なお、LE-PC800Gの試用版がインストールされている場合は、先に試用版をアンインストールしてください。
LE-8200およびLE-8200用拡張セットも最新のファームウェアバージョンに更新してください。
[お問合せ先]
本社、技術開発部 TEL:075-693-0161 FAX:075-693-0163以上