2012年 3月29日
LE-8200ファームウェアバージョンアップ(Version 1.10)のご案内
(株)ラインアイは、32GバイトCFカードのサポートや、タイムスタンプの拡張などの改良を行なったプロトコルアナライザー LE-8200用の新ファームウェア(V1.10)を 3月29日よりLINEEYEのホームページで公開致します。
旧ファームウェアのLE-8200をご利用のお客様は、是非この機会に新ファームウェア(V1.10)へバージョンアップして、新機能をご利用くださいますようお願い致します。
記
バージョンアップの概要
<機能追加・改良>
- 32Gバイトの大容量CFカードに対応。
オプションの32GバイトCFカード( CF-32GX )を利用することで、さらに長時間の通信ログが連続記録できるようになりました。 - タイムスタンプの記録単位を拡張。
拡張(Extend)タイムスタンプモードが追加されました。
Extend を ON にすると、年月日時分/月日時分秒/日時分秒10m秒のいづれかの単位でタイムスタンプを記録することができます。
Extend を OFF にすると、従来からの記録単位(日時分/時分秒/分秒10m秒)となり、過去に測定したデータとの互換性が維持されます。
従来のタイムスタンプ [ 設定画面 ] |
新バージョンのタイムスタンプ [ 設定画面 ] |
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[ タイムスタンプ表示例 ] |
[ タイムスタンプ表示例 ] |
- ブレーク送信機能の追加。
ASYNC のシミュレーション機能を選択時、ブレーク信号(約12ビット分のスペース状態)を出力できるようになりました。MANUAL モード : [END/X] キー押下で、ブレーク送信
(通常のデータと同じでリピートON時は繰り返す)PROGRAM モード : SEND BRK 命令追加
<その他の改良、不具合修正>
- システム設定の BT RUN lock 項の選択肢に Stop を追加
Stop を選択すると、BT LED (バッテリーワーニングLED)が点灯中は、測定開始がロックされ、さらに、測定開始後に BT LED が点灯した時にも、自動的に測定を停止します。
これにより、オートセーブ機能を利用している途中で突然電池が切れて、CFカードのファイルが破損するようなトラブルを回避できます。 - HDLC のNRZIフォーマットの時のAR クロック抽出回路を改良。
- RS-485のDTEシミュレーションで、ドライバ制御 AUTO でST2、RT クロックが利用できるように改良。
- BSC 翻訳表示のマイナーバグを修正
- シミュレーションのPROGRAMモードで、先のSEND 命令の送信完了前に、後のWAIT TM 命令が動作してしまう不具合を修正。
- レスポンスタイム待ちで保留されているトリガーSendの動作が、測定を停止してもキャンセルされない不具合を修正。
- タイムスタンプの設定の初期値を OFF(記録なし)から HMS(時分秒)に変更。
バージョンアップの方法
新ファームウェア一式はLINEEYEのホームページから無償でダウンロードできます。
また、ファームウェアのバージョンアップに必要なファームウェア転送・更新ソフトLE8FIRM もLINEEYEのホームページからダウンロードできます。詳しいバージョンアップ方法は、LE8FIRM のダウンロードフォルダにあるテキストファイルをご覧ください。
お問い合わせ先
本社、技術開発部 TEL:075-693-0161 FAX:075-693-0163以上