2011年11月 2日
高速HDLC/SPIファームウェア OP-FW12G バージョンアップ(Version 2.03)のご案内
(株)ラインアイは、LE-8200専用 拡張ファームウェア「OP-FW12G」にロジアナ(Wave monitor)機能を追加するなどの改良を行い、11月1日より「OP-FW12G」の新バージョン(Version2.03)として出荷開始致しました。 旧バージョンの「OP-FW12G」をご利用のお客様は、新バージョンのファームウェアをラインアイのホームページからダウンロードしてバージョンアップできますので、是非ともご利用くださいますようお願い致します。敬具
記
バージョンアップの概要
<機能追加・改良>
- 最高サンプリング速度100MHzのロジアナ(Wave monitor)機能を追加。
高速なHDLCやSPIの信号の微妙なタイミングをデジタル波形で詳細に解析できるようになりました。<SPI通信の測定例> - TTL/I2C/SPI拡張セットOP-SB85L(OP-SB85)装着時にサポートされる SPI プロトコルで、LSB First のビット順序(Bit sequence)の通信に対応。
SPIで標準的なMSB First だけでなく、LSB First のテストも可能になりました。
<その他の改良、変更>
- SPI のシミュレーションで、Clock phase 設定が 0 の時、SS信号の変化がなくても連続してデータを送信できるよう改良。
- SPI のスレーブシミュレーションで、最終ビット送出後に次のクロックまたはSS信号の立ち上りでSDO信号を1に戻すように改良。
バージョン履歴
[主な仕様] (V2.00以降)
計測インターフェース | RS-422/485(RS-530),TTL※1,SPI※1 |
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適合プロトコル | HDLC,SDLC,X.25,CC-LINK (NRZ/NRZI、ARクロック※2)、SPI |
最大通信速度 | HDLC:12Mbps SPI:20Mbps |
タイムスタンプ | 9桁(0〜134217727) 分解能1mS / 100μS / 10μS / 1μS を指定可 |
SPIフレーム区切 | SS立ち下がり,指定の無通信時間(0.1マイクロ秒単位で最大10m秒まで指定可) |
トリガー機能 | 指定の送受信データ、HDLCエラー、外部信号を検出時、モニター動作を自動停止 |
シミュレーション機能 | キー操作で指定データ列(16種類、合計16Kバイト)を1回またはリピート送信 |
その他 | 検索、ファイル管理、印字、指定時刻オートRUN/STOP、オートセーブ機能 他 |
※1 OP-SB85L またはOP-SB85 が必要です。
※2 同期クロックは送受信データより抽出
バージョンアップの方法
旧バージョンをお持ちのお客様は、LINEEYEのホームページからバージョンアップ用ファイル一式を無償でダウンロードできます。アナライザーへの適用方法は、ダウンロードしたファイルを適当なフォルダに解凍し、その中にあるOP-FW12G_readme.txtファイルをご覧ください。お問い合わせ先
本社、技術開発部 TEL:075-693-0161 FAX:075-693-0163以上