2011年10月27日
LE-8200ファームウェアバージョンアップ(Version 1.09)のご案内
(株)ラインアイは、ロジアナ(Wave monitor)機能のサンプリング高速化や、統計機能の改良などを行なったプロトコルアナライザー LE-8200用の新ファームウェア(V1.09)を 10月27日より LINEEYEのホームページで公開致します。
誠にお手数をお掛け致しますが、旧ファームウェア(V1.08以前)のLE-8200をご利用のお客様は、新ファームウェア(V1.09)へのバージョンアップをお願い致します。
記
バージョンアップの概要
<機能追加・改良>
- ロジアナ(Wave monitor)機能のサンプリング速度を最高100MHzに高速化。
Wave monitor 設定画面のサンプリングクロック設定の選択肢に「10ns」が追加されました。
< 40MHzサンプリング(Ver.1.08以前) > |
→ | < 100MHz サンプリング(Ver.1.09) > |
- 統計解析機能(TREND)に、統計処理単位の設定(分単位、秒単位)を追加。
秒単位での統計処理が可能になり、通信量の短期間の変化傾向をより詳細に調査できます。
< TREND設定画面(Ver.1.08以前) > |
→ | < TREND設定画面(Ver.1.09) > |
- 統計解析機能(TREND)の測定結果のテキスト印字出力およびテキストファイル保存に対応。
これにより、測定結果を表計算ソフトなどで利用しやくなりました。
操作方法:測定結果を表示した状態で、[Print]、[1]〜[9](出力ページ指定)、[Enter]
- TTL/I2C/SPI拡張セットOP-SB85L(OP-SB85)装着時にサポートされる SPI プロトコルで、LSB First のビット順序(Bit sequence)の通信に対応。
SPIで標準的なMSB First だけでなく、LSB First のテストも可能になりました。
< SPI設定画面(Ver.1.08以前) > |
→ | < SPI設定画面(Ver.1.09) > |
<その他の改良、不具合修正>
- SPI のシミュレーションで、Clock phase 設定が 0 の時、SS信号の変化がなくても連続してデータを送信できるよう改良。
- SPI のスレーブシミュレーションで、最終ビット送出後に次のクロックまたはSS信号の立ち上りでSDO信号を1に戻すように改良。
- ASYNC(調歩同期)通信で、3.7Mbpsを超える高速通信のデータの一部が稀に欠落して測定される不具合を修正。
バージョンアップの方法
新ファームウェア一式はLINEEYEのホームページから無償でダウンロードできます。アナライザの付属CDにあるLE8FIRM.TXTの手順に従って、ダウンロードした新ファームウェアをアナライザに転送してください。お問い合わせ先
本社、技術開発部 TEL:075-693-0161 FAX:075-693-0163以上