2010年10月 7日
高速HDLC/SPIファームウェア OP-FW12G バージョンアップ(Version 2.02)のご案内
拝啓 貴社いよいよご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は弊社製品に格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。
さて、このたび弊社LE-8200専用 拡張ファームウェア「OP-FW12G」に不具合が発見されたため、ファームウェアのバージョンアップを実施致しました。つきましては、誠にお手数をお掛け致しますが、旧ファームウェア(V2.01以前)の「OP-FW12G」をご利用のお客様は、新ファームウェア(V2.02)へのバージョンアップをお願い致します。
敬具
記
バージョンアップの概要
- 標準サブ基板利用時、外部トリガー信号のアクティブ論理をHレベルからLレベルに修正。
Version 2.00、2.01 は、標準サブ基板の外部信号端子に何も接続せず、外部トリガーの検出を有効にすると、測定開始後すぐにトリガーが成立していました。
標準サブ基板のみサポートされたVersion 1.00 は、アクティブ論理Lレベルで問題ありません。 - HDLCの開始フラグと終了フラグが兼用されたフレームを測定できない不具合を修正。
- HDLCのショートフレームが正常フレームとして認識される不具合を修正。
- トリガー機能で、開始フラグを一致文字列に設定するとその文字列を検出できない不具合を修正。
前のフレームの終了フラグで一致したかのような動作になっていました。 - 送受信速度の差が動作保証範囲内でも高速側データを取り逃すことがある不具合を修正。
但し、高速ファームウェア製品の送受信速度差の動作保証範囲は40%以内です。
バージョン履歴
[主な仕様] (V2.00以降)
計測インターフェース | RS-422/485(RS-530),TTL,SPI |
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適合プロトコル | HDLC,SDLC,X.25,CC-LINK (NRZ/NRZI、ARクロック※)、SPI ※:同期クロックは送受信データより抽出 |
最大通信速度 | HDLC:12Mbps SPI:20Mbps |
タイムスタンプ | 9桁(0〜134217727) 分解能1mS / 100μS / 10μS / 1μS を指定可 |
SPIフレーム区切 | SS立ち下がり,指定の無通信時間(0.1マイクロ秒単位で最大10m秒まで指定可) |
トリガー機能 | 指定の送受信データ、HDLCエラー、外部信号を検出時、モニター動作を自動停止 |
シミュレーション機能 | キー操作で指定データ列(16種類、合計16Kバイト)を1回またはリピート送信 |
その他 | 検索、ファイル管理、印字、指定時刻オートRUN/STOP、オートセーブ機能 他 |
バージョンアップの方法
旧バージョンをお持ちのお客様は、LINEEYEのホームページからバージョンアップ用ファイル一式を無償でダウンロードできます。アナライザーへの適用方法は、ダウンロードしたファイルを適当なフォルダに解凍し、その中にあるOP-FW12G_readme.txtファイルをご覧ください。お問い合わせ先
本社、技術開発部 TEL:075-693-0161 FAX:075-693-0163以上