2010年 9月28日
高速通信用ファームウェアOP-FW10GをTTLレベルHDLCとSPI対応に改良(Ver. 2.00)
(株)ラインアイは、LE-3500専用拡張ファームウェア「OP-FW10G」を改良し、従来標準計測ボードのHDLC 専用であったインターフェース仕様を、TTL通信拡張セットのHDLCやSPIにも対応する改良を行い、9月27日より「OP-FW10G」の新バージョン(Version2.00)として出荷開始致しました。 旧バージョンの「OP-FW10G」をご利用のお客様は、新バージョンのファームウェアをラインアイのホームページからダウンロードしてバージョンアップできますので、是非ともご利用くださいますようお願い致します。敬具
記
バージョンアップの概要
- TTL信号レベルのHDLC/SPI通信に対応
TTL通信用拡張セットOP-SB5G/OP-SB5GLを利用した通信に対応しました。ファームウェア OP-FW10G
Version 2.00以降OP-FW10G
Version 1.00RS-422/RS-485 HDLC 対応 対応 TTL/CMOS HDLC 対応 未対応 TTL/CMOS SPI 対応 未対応
- SPIの計測テスト性能を向上
LE-3500標準ファームウェアのSPIよりOP-SB5GLでの計測性能が大幅に向上しました。ファームウェア OP-FW10G
Version 2.00以降LE-3500
標準ファームウェアSPIモニター速度 最高10Mbps
・連続転送データ制限なし
・無通信フレーム区切対応最高1.544Mbps
連続転送データ1Kバイト未満のときは
最高2.048Mbpsまで対応SPIシミュレーション速度 115.2Kbps〜5Mbps 50bps〜2.048Mbps
- マイナーバグの修正
- 電源再投入で、データ表示時の文字コードが必ず「ASCII」になっていたのを、測定時に設定した文字コードで表示されるように修正。
- データFFh,7Fh,FEh,7Ehに対して、IDフィルタが効かない不具合を修正。
- トリガー機能で、終了フラグを一致文字列に設定するとその文字列を検出できない不具合を修正。
- 仕様を超える速度のデータを測定した際、電源キーしか効かない状態になる対策。
バージョン履歴
[主な仕様]
計測インターフェース | RS-422/RS-485(RS-530)※1、TTL※2、SPI※2 | |
---|---|---|
適合プロトコル | HDLC、SDLC、X.25、CC-Link(NRZ/NRZI フォーマット、AR クロック)、SPI | |
通信速度 | 半二重 | 115.2kbps 〜 10Mbps※3 |
全二重 | 115.2kbps 〜 5Mbps※3 | |
設定ステップ | 任意:有効数字4 桁 | |
エラーチェック機能 | FCS エラー(CRC-ITU-T)、アボート、ショートフレーム | |
オンラインモニター機能 | タイムスタンプ記録 | 6 桁 0 〜 524287 1ms、100 μ s、10 μ s、1 μ s 単位 |
ID フィルター(HDLC) | 2 キャラクタ設定可能(ドントケア、ビットマスク可) | |
シミュレーション機能 | 送信データテーブル | 16k データ(16 分割して登録可) |
MANUAL モード | キーに対応した登録データを送信 繰り返し送信と繰り返し間隔を指定可 |
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トリガー機能 | 最大8 文字(ドントケア、ビットマスク可)2 組の単独およびシーケンシャル検出時、 エラー検出時、外部信号トリガー入力のLow レベル検出時にモニター動作を自動停止 |
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データ検索機能 | トリガーデータ、エラーデータ、文字列の検索可 |
※1:標準計測ボードを利用。
※2:OP-SB5GL またはOP-SB5G が必要です。
※3:TTL、SPI の高速シミュレーションにはOP-SB5GL が必要です。
バージョンアップの方法
旧バージョンをお持ちのお客様は、LINEEYEのホームページからバージョンアップ用ファイル一式を無償でダウンロードできます。アナライザーへの適用方法は、ダウンロードしたファイルを適当なフォルダに解凍し、その中にあるOP-FW10G_readme.txtファイルをご覧ください。お問い合わせ先
本社、技術開発部 TEL:075-693-0161 FAX:075-693-0163以上