2010年 9月 9日
LE-8200ファームウェアバージョンアップ(Version 1.08)のご案内
(株)ラインアイは、マンチェスター符号化されたHDLC/SDLCの通信データへの対応を追加したプロトコルアナライザー LE-8200用の新ファームウェア(V1.08)を 9月 9日より LINEEYEのホームページで公開致します。このバージョンでは、重大な不具合の修正も実施しております。誠にお手数をお掛け致しますが、旧ファームウェア(V1.07以前)のLE-8200をご利用のお客様は、新ファームウェア(V1.08)へのバージョンアップをお願い致します。
記
バージョンアップの概要
- HDLC/SDLCのマンチェスター符号化データの計測に対応
HDLC/SDLCのデータフォーマットの選択肢に、従来のNRZ、NRZI、FM0、FM1に加えて、
Manchester0、Manchester1が追加されました。
マンチェスター符号の計測条件:
同期するために必要なパターン- 開始フラグに先立ち1バイト以上の 55h 、AAh または、複数のリーディングフラグが必要です。
- 終了フラグの後に、2データ長以上のマーク状態が必要です。
- 本バージョンでは、開始フラグに先立つ 55h や AAh のデータを付加したテストフレームを送信する機能はありません。
- 不具合の修正
- 月末からその翌月にかけて連続測定すると翌月のタイムスタンプの日付がずれる不具合を修正。
一度電源をオフにすると正しくタイムスタンプを記録できるようになるため、通常の使い方では判りにくい不具合です。 - オートセーブ中にCFカードの空き容量がなくなった際、その時点から不正なオートセーブファイルが作成され、そのファイルを読み込む時にエラーになる不具合を修正。
この不具合は、CFカードの空き容量以内で、オートセーブファイルの容量と作成数を指定した場合には発生しません。 - HDLC/SDLCの開始フラグと終了フラグが兼用されたフレームを測定できない不具合を修正。
- DCEシミュレーションのST2クロック設定の時、SD速度がRD速度設定で動作してしまう不具合を修正。
- 全二重で同時に受信したデータの片側が非常に稀に重複して記録される不具合を修正。
通常に利用状況ではほとんど発生しません。 - データ検索設定の Action 項の英語ガイドが「1:Stop」になっていたのを「1:Count」に修正。
- 月末からその翌月にかけて連続測定すると翌月のタイムスタンプの日付がずれる不具合を修正。
バージョンアップの方法
新ファームウェア一式はLINEEYEのホームページから無償でダウンロードできます。アナライザの付属CDにあるLE8FIRM.TXTの手順に従って、ダウンロードした新ファームウェアをアナライザに転送してください。お問い合わせ先
本社、技術開発部 TEL:075-693-0161 FAX:075-693-0163以上