PRODUCT / 商品情報
CAN FD/CAN/LIN通信用拡張セット
(LE-3500XR/2500XR用)

OP-SB7XL

詳細
スペック
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OP-SB7XLは、通信アナライザーLE-3500XR/LE-2500XRに装着して使用する、CAN(ISO 11898)、CAN FD(ISO11898-1:2015)およびLIN(ISO9141)通信を通信を測定するためのインターフェース拡張セットです。車載通信のフィールドテストに最適なスタンドアロン型アナライザーとして使用可能です。
車載やFAの分野で長年の実績があるCAN通信、より高速な次世代規格CAN FD通信、主に自動車のボディ系などで使われるLIN通信の開発を強力にサポートします。
計測チャンネルは2ポートを指定でき、CAN FD/CANまたはLINのインターフェースを個別に選択できます。モニター時は2チャンネルが同時に使用でき、CAN、CAN FD、LINのいずれか2つを計測メモリーにデータを取込みながらリアルタイムにLCDモニターに表示します。シミュレーション時は1チャンネルを出力ポートとして使用でき、開発初期段階で通信相手に代わりテストデータを送受信することができます。
モニター時及びシミュレーション時にIDフィルタ機能やトリガー機能などで特定の通信を確実につかむことができ、システム開発や評価の効率をアップできます。また、4ラインの外部信号をデジタル信号またはアナログ信号として通信データ計測中に同時測定できますので、モータなどのアクチュエータやセンサーと通信データ(コマンドやレスポンス)の関係の把握が非常にやりやすくなります。

名称 機能
DSUB9ピンコネクタ CAN/CAN-FD測定ポート
ヘッダー(8ピン)コネクタ 外部入出力ポート
ヘッダー(3ピン)コネクタ LIN測定ポート

使用方法

■準備

アナライザーにOP-SB7XL の専用拡張ボードを装着し、専用ファームウェアをインストールします。一度インストールすれば、拡張ボードを交換するだけで、標準ファームウェアと拡張ボードのファームウェアが自動的に切り替わります。
インターフェース設定画面で2チャンネルのモニター対象インターフェースとシミュレーションするチャンネルを設定します。CAN/CAN FD選択時は必要に応じて専用拡張ボード上のジャンパーピンで終端抵抗をon/off可能です。

■接続

CAN測定時は付属のDB9モニターケーブルを使用して、LIN測定時は付属の3線プローブケーブルを使用して計測対象の回線に接続します。

<CAN測定時の接続>

<LIN測定時の接続>

オプションの OBD2-DSUB9ケーブル を使って自動車のOBD2コネクタに接続すれば、アナライザーを車載して手軽にCANの計測ができます。

モニター機能

■ CAN FD/CAN/LIN同時モニター

通信速度125kbps~1MbpsのCAN/CAN FD通信(高速時1Mbps~5Mbps)および5kbps~26kbpsのLIN通信をオンラインモニターできます。
CAN(ISO11898準拠)、CAN FD(ISO11898-1:2015準拠及びBosh original protocol)、LIN(ISO9141準拠)のいずれにも対応でき、測定ポート(Ch-1、Ch-2の2チャンネル)をそれぞれ個別にCAN、CAN FD、LIN通信に切替えることができます。
モニター表示画面ではタイムスタンプ(最小分解能 1us)、フレームのID、フレームのタイプ、データ長、CRCチェックの結果と値、データフィールドを表示します。

<CAN FD/CAN通信条件設定画面>

■ アナログ測定モード

オンラインモードでは、CAN FD/CAN/LINデータをモニターしたタイミングで、外部4信号の電圧が測定されます。アナログ測定モードは、アナログデータロガーのように外部4信号の電圧を指定のサンプリング周期(1ms~10s)で測定することができます。

<外部入力アナログ表示画面>

トリガー機能

ある条件と条件成立後の計測動作を4組まで指定して計測が可能。特定データフレームを受信したときに計測を自動停止したり、あるトリガー条件の成立で別のトリガー条件を有効にするシーケンシャルトリガーとして利用したりでき、間欠的な障害解析に威力を発揮します。

トリガー要因

各種エラーの発生、CAN/LINの特定データ、CANリモートフレーム、タイマー/カウンタ値の一致、外部信号論理、トリガー入力をトリガーを動作させるための要因として指定できます。

トリガー動作

トリガーが成立した時の動作としては、ブザー鳴動、測定停止、トリガー前後のデータ保存、タイマー/カウンタ動作、指定トリガーの有効化/無効化、CANフレーム送信、外部トリガー出力などが指定できます。

シミュレーション機能

デジタルオシロスコープのデコードソフトでモニター表示は可能ですが、実際にCAN FDやLINの出力をすることができないために、開発の初期段階で困ることがよくあります。OP-SB7XLでは、CAN FDのデータフレームやCANのリモートフレーム(標準フォーマット、拡張フォーマット対応)を任意に16種類登録でき、それをワンタッチで送信することができます。この機能を利用することで、開発する機器の通信相手として効率よくテストが実施できます。また、フレーム内の一部データをスイープデータとして指定でき、スイープデータを初期値から第3目標値まで指定時間で順次変化させながら送信することができます。この機能は、CANやCAN FDの機器が通信データの変化に対して、どのように動作するかを確認するときに大変役立ちます。 LINの場合は、マスターモードとスレーブモードの両方でシミュレーションが可能です。

<CANデータテーブルのサマリー表示>

<スイープの動作イメージ>

ロジアナ解析をサポート

最高50n秒の時間分解能で通信ラインの変化タイミングを測定して、ロジックアナライザーのように波形表示することができます。

データの利用

■検索機能

計測データの中から、特定データを含む通信フレームや指定範囲のタイムスタンプと共に記録されたフレームなどを効率的に検索したり、その条件一致するデータを数えたりすることが可能です。

<検索条件設定画面>

■PCでのデータ表示

オプションのPCリンクソフトLE-PC7XCLを利用して計測データをPC上で表示、検索、テキスト変換が可能です。