PRODUCT / 商品情報

単体でSDカード対応の通信データロガーとしても利用できる
PC接続型の通信プロトコルアナライザー

LE-150PS

調歩同期専用

LE-150PSは、SDカードに通信データを長時間連続して記録できる通信データロガー機能を搭載した小型軽量の通信プロトコルアナライザーです。もっともよく利用される調歩同期通信専用とすることで、低価格を実現。従来モデルLE-150Pの全ての機能を引き継ぎながら、高速化やSDカード対応、2系統電源入力などさらに進化しました。

利用状況に応じた2ウェイ動作

普段の開発時は、パソコンの機能を最大限に活用できるリモートモードでPC接続型プロトコルアナライザー、パソコンが持ち込めない過酷な現場に設置して連続測定が必要な時は、ロガーモードでPCレスの単独動作が可能な通信データロガーとして利用できます。

<リモートモード>
<ロガーモード>

RS-232C / RS-422 / RS-485に標準対応

産業分野や医療機器分野で利用頻度が高いRS-232C / RS-422 / RS-485の計測インターフェースを標準装備。
RS-232Cインターフェースは制御線を含む8ラインに対応しており、シミュレーション時は制御線の自動制御も可能です。RS-422 / RS-485インターフェースは、シミュレーション時のドライバ自動制御が可能です。

各部説明
RUN/STOP
スイッチ
防塵キャップ
DCジャック
2色発光LED
M3ネジ穴
計測コネクタ
外部信号端子
USBコネクタ
SDカードスロット
   別売りDINレール取付プレート(LE-DIN13)を固定するネジ穴です。穴ピッチ70mm、ネジ深さ3.5mm max
   写真はLE-200PSです(各部の仕様は同等)。
計測インターフェース(DSUB25pin)の信号定義
Pin 信号 Pin 信号
1 FG 14 -
2 RS-232C SD 15 -
3 RS-232C RD 16 -
4 RS-232C RS 17 -
5 RS-232C CS 18 RS-422/485 TXDB+/TR+※2
6 RS-232C DR 19 RS-422/485 TXDA-/TR-※2
7 GND※2 20 RS-232C ER
8 RS-232C CD 21 -
9 +5VDC※1 22 RS-232C CI
10 RS-422 RXDB+※2 23 -
11 RS-422 RXDA-※2 24 -
12 - 25 -
13 -    
※1: 本機から電源供給端子。ON/OFF可能。
※2: 端子台変換アダプタLE-5TBで端子台に取り出し可能。
DSUB25pinコネクタの9, 10, 11, 18, 19pin に6V以上の電源が割り当てられた機器を計測インターフェースに接続すると本機が故障する可能性がありますので、接続しないでください。
RS-485の接続イメージ

端子台変換アダプタ(LE-5TB)利用例

 

端子台変換アダプタ(LE-5TB)結線図

TTLレベル通信にオプションで対応
< 利用イメージ >

オプションのOP-5Mを利用することで、2.5V、3.3V、5V系のTTLレベル通信をモニター可能。プリント基板上のマイコンUARTポートと各種通信ユニット間のTTL信号線をプロービングして測定するときに最適です。

TTLモニタープローブポッド OP-5Mに関してはこちら

非同期PPP通信に対応

調歩同期通信(ASYNC、PPP)に対応。テスト状況に応じて、ビット送出順序や極性、NRZ/NRZI変調フォーマット選択などができ、多彩な表示モードで効率的な解析を支援します。

< ASYNCモニター画面 >
< 制御線付きモニター画面 >
< ASYNC/SYNCフレーム改行表示画面 >
< 翻訳表示画面 >
通信エラーを確実にキャッチ

パリティエラーやフレミングエラー、各種のブロックチェックコードBCCエラーなどの判定が可能。また、トリガー機能の文字列一致条件にアプリケーションレベルのエラー通知文字列等を設定すれば、異常時の通信シーケンスを見つけることができます。トリガーアクションとして、外部トリガー信号出力やユーザー定義LEDの点灯を指定することで、外部機器へのエラー通知やロガーモードでの(パネルLED点灯による)通信エラー確認を実現できます。

トリガー設定画面例1

この設定例では、エラーが発生したら、カウンター1をプラス1されます。カウンターの値はタイマー/カウンターで表示したり、設定した閾値で別のトリガー条件とすることができます。

トリガー設定画面例2

この設定例では、41h、42h、43h、15h のデータを受信したら、U1のLEDを点灯します。ロガーモードで特定の通信データが回線に流れたことを、測定を止めずにLEDで確認したいときなどに利用します。

各LED の点灯は以下の状態を表します。

POWER/ERROR 電源や本機の動作状態を表示
RUN/ACT 測定中やSDカードアクセス中などを示す
SD/RD 緑点灯はSDライン、赤点灯はRDラインの論理状態
U1/U2 トリガーのアクションでU1(緑)、U2(赤)を点灯
通信ログを長時間連続記録

[ 連続記録時間の目安 ]

対象回線の速度 指定容量2Gバイト時
例:2Mバイト×1,000ファイル
9600bps 約120時間
230.4Kbps 約5時間
: 1Kバイト毎に1m秒の時間を空けて伝送される全二重通信ラインをモニターした場合

測定データは、指定ファイルサイズの通信ログファイルとして、リモートモードではパソコンのHDDに、ロガーモードでは本体のSDカードに、指定のファイル数まで自動保存され、指定ファイル数に達した後、最初のファイルを削除し新たなファイルを追加していくことでエンドレスの記録を実現しています。もちろん、指定ファイル数を記録した時点で測定を停止することも可能です。稀にしか発生しない原因不明の通信障害の解明に役立ちます。

< リモートモードのログ設定画面 >
< ロガーモードのログ設定画面 >
任意の通信速度で計測テストが可能

有効数字4桁で任意の通信速度に設定できるので、特殊な速度の通信回線でもモニターが可能です。通信データと共に記録されるアイドルタイムやタイムスタンプはアナライザー本体の高精度タイマーで計測されるため、パソコンの処理能力に依存しない正確な測定が可能です。

< 計測設定 >
簡単操作のシミュレーション機能を標準装備

受信データを確認しながら、事前に登録した16種類の送信データ、またはFOXメッセージなどの固定データをワンクリックで送信できるので、通信手順のステップ確認や連続通信テストなどに広く利用できます。

< シミュレーション実行中画面、送信データ選択画面 >

内蔵RTCを利用したスケジュール計測

本体に電池でバックアップされたリアルタイムクロック(RTC)を内蔵。計測開始と終了の時間を指定したスケジュール計測が可能です。オートパワーオフ機能を利用すれば、計測終了後に自動的に電源が切れ無駄な電力を消費しません。

< スケジュール計測設定 >
応用例1
< 応用例1の設定 >
工場の設備が稼動する午前9時から午後5時30分の期間だけ、この設備の通信データを測定する使用例
保存モード 追記
最大ファイル数 450
ファイルサイズ 4M
モード 日次
測定開始時刻 9:00
測定終了時刻 17:30
電源投入で測定開始 チェックなし

この設定では、毎日8:59にRUN LEDがゆっくり点滅して測定開始を予告します。
その後、9:00から測定が始まり、通信ログデータは、4Mバイトのログファイル、450個分のリングバッファとしてエンドレスにSDカードに記録されていきます。
17:30になると自動的に測定が終了し、直ちに内部電源をオフにして省電力状態で翌日の開始時刻まで待機します。

   9:01から17:30に、アナライザーを設置し電源を投入した場合は、アナライザーはすぐ省電力待機状態になり、その翌日からの測定になります。
設置した日から測定を始めたいときは、「電源投入で測定開始」をチェックした設定ファイルを使用します。
   測定期間中にトリガー機能の測定停止条件が成立したときなども、測定を停止して翌日の開始時刻まで省電力待機状態になります。
応用例2
< 応用例2の設定 >
朝から晩までの不規則な時間に電源が供給されている制御装置があり、給電期間中にその装置が他の機器と通信するデータを記録する例
保存モード 追記
最大ファイル数 500
ファイルサイズ 1M
モード 日次
測定開始時刻 なし
測定終了時刻 なし
電源投入で測定開始 チェック
セーフティスタート
(キャパシター充電後)

この例では、アナライザーの電源を測定対象の制御装置と同じ電源からとる必要があります。
朝、給電が始まると、アナライザー内の瞬時停電保護用スーパーキャパシタが充電されるまで約40秒間RUN LEDがゆっくり点滅した後、自動的に測定が始まります。
通信ログは、SDカードに1Mバイトのログファイル、500個分のリングバッファ動作でエンドレスに記録されます。
アナライザーへの給電が約1秒以上遮断されたとき、アナライザーは記録中のログファイルをSDカードに安全に保存した後、測定動作を停止します。

   給電直後から通信データが流れるために、すぐに測定を始める必要があるときは、クイックスタートを選択します。
但し、給電開始直後に停電した場合、SDカードのファイルが破損する可能性があります。
通信ログファイルにシームレスにアクセス
< テキスト変換 >

通信ログファイルはパソコンで詳細に表示可能。一括して全てのファイルを読み込んでも、1つの計測ログファイルを扱うようなシームレスな操作性を実現しています。また、測定したデータをテキスト形式やCSV形式に変換でき、ワープロや表計算ソフトで活用できます。

[テキスト変換したフォーマットの例]
*===============[2012-06-06 00:02:00]=*
* Model     : LE-150PS                *
* Version   : 1.06                    *
* Serial No.: ********                *
* Start time: 2012-06-06 00:00:00     *
* Stop time : 2012-06-06 00:01:00     *
*-------------------------------------*
* MONITOR DATA                        *
*  PROTOCOL: ASYNC                    *
*  S-SPEED : 9600    R-SPEED : 9600   *
*  CODE    : ASCII   CHAR BIT: 8      *
*  PARITY  : NONE    STOP BIT: 1      *
*  BCC     : NONE                     *
*                 PRINT CODE : ASCII  *
*=====================================*

SD:[ IDLE ][ TMSP ] - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
   [ 0384 ][060810]
RD:                3131323030303030323036303133303031303030
                    1 1 2 0 0 0 0 0 2 0 6 0 1 3 0 0 1 0 0 0

SD: - -[ IDLE ][ TMSP ]06[ IDLE ][ TMSP ] - - - - - - - - -
       [ 0015 ][060810]AK[ 0467 ][060811]
RD:0D0A                 -                313132303030303032
   CRLF                                   1 1 2 0 0 0 0 0 2

SD: - - - - - - - - - - - - -[ IDLE ][ TMSP ]06[ IDLE ][ TM
                             [ 0015 ][060811]AK[ 0411 ][060
RD:30373031333030313030300D0A                 -
    0 7 0 1 3 0 0 1 0 0 0CRLF

SD:SP ] - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -[ TMSP ]
   812]                                            [060812]
RD:    31313230303030303230383031373730313030300D0A
        1 1 2 0 0 0 0 0 2 0 8 0 1 7 7 0 1 0 0 0CRLF

SD:15[ IDLE ][ TMSP ] - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
   NK[ 4725 ][060820]
RD: -                31313230303030303230393031373530313030
                      1 1 2 0 0 0 0 0 2 0 9 0 1 7 5 0 1 0 0

SD: - - -[ IDLE ][ TMSP ]06[ IDLE ][ TMSP ] - - - - - - - -
         [ 0072 ][060820]AK[ 0651 ][060821]
RD:300D0A                 -                3131323030303030
    0CRLF                                   1 1 2 0 0 0 0 0
      

1つのPCソフトで複数のアナライザーを制御可能

付属のPCリンクソフトLE-LINK20は、複数のアナライザーを同時にコントロールして、接続したアナライザー分の測定ウィンドウにデータを表示できます。

利用シーンを拡げる安心設計

突然の停電から貴重な測定データをガード

スーパーキャパシタを効果的に利用した新開発の瞬時停電時最適バックアップ制御方式により、SDカードへのデータ記録中に停電になってもSDカードの破損を防ぎ、SDカード内の貴重な通信ログファイルを守ります。また、停電からの復電時の計測スタートのタイミングを、即時スタートとスーパーキャパシタ充電後のスタートのいずれかを選択できるので、電源系統の状態や通信データの発生状況に応じた連続計測が可能となりました。

[特許取得済み]

過酷な現場環境に適合できる堅牢な小型筐体
< 防塵キャップを装備 >


< DINレール取付例 >

手のひらサイズで堅牢な本体は、-10〜+55℃で利用可能。USBバスパワー動作だけでなく、DC8〜26.4Vの外部DC電源でも動作でき、DC12V入力時100mAと低消費電流です。SDカードスロットとUSBコネクタには2ウェイ動作に配慮した防塵カバーを装備。35mmDINレールへの取り付けにも対応できるので、調査対象設備への固定や検査ラインへの組み込みも簡単です。

日本語と英語を自動切換え

日本語Windows®上では日本語表示、英語版Windows®上では英語表示に自動的に切り替わりますので、海外の開発拠点にも安心して導入いただけます。

主な仕様

計測インターフェース 標準:RS-232C /RS-422 /RS-485   拡張:TTL(別売りOP-5M必要)
計測コネクタ DSUB25ピン メスコネクタ M2.6ミリネジ
対応プロトコル 調歩同期(非同期), 非同期PPP
測定可能な通信速度 50bps〜500Kbps (任意)
データフォーマット NRZ
データコード ASCII, EBCDIC, JIS7, JIS8, Baudot, Transcode, IPARS, EBCD, EBCDIK, HEX
ビット送出順序と極性 LSBファースト, MSBファースト およびノーマル極性, 反転極性を指定可
エラーチェック機能 パリティ(ODD,EVEN,MARK,SPACE),フレミング,ブレーク,BCC(LRC,CRC-6,CRC-12,CRC-16,CRC-ITU-T) BCCの透過モード処理を指定可能
記録容量 PC接続時:HDDに最大8Gバイト、単独動作時:本体のSDカード容量分
(128K /1M /2M /4M /8Mバイト単位のファイル数で指定可)
測定モード リモートモード(PC接続時),データロガーモード(単独動作時)
測定開始と停止 PCからの操作,スタート/ストップスイッチ,電源投入時自動,指定時刻自動
アイドルタイム計測 分解能100m秒, 10m秒, 1m秒 、およびOFF(記録なし)を指定可能  最大999. 9秒
タイムスタンプ計測 日付時刻単位「日・時・分」,「時・分・秒」,「分・秒・10m秒」、およびOFF(記録なし)を指定可能
ラインステータス計測 RS(RTS), CS(CTS), ER(DTR), DR(DSR), CD(DCD), CI(RI), EXIN(外部トリガー入力) 信号を送受信データと共に記録、波形表示可能 RS-232Cのみ
PC上での
プロトコル翻訳表示
PPP翻訳
トリガー機能 条件 指定種別の通信エラー,最大8文字の通信データ列(ドントケア,ビットマスクを指定可),インターフェース信号線の論理,タイマー/カウンタ値の一致,指定時間以上のアイドルタイム値,外部信号
動作 測定停止(オフセット指定可),タイマー/カウンタ制御,トリガー条件の有効化/無効化,指定データ列の送信,ユーザー定義LEDの点灯/消灯,外部信号出力
PC上での検索機能 指定種別の通信エラー,最大8文字の通信データ列(ドントケア,ビットマスクを指定可),指定時間以上のアイドルタイム,指定時刻のタイムスタンプ(ドントケアを指定可),トリガー一致データ
シミュレーション機能 事前登録した16種類の送信データ列(合計16Kバイト)をワンタッチで送信可,DTE/DCEピン仕様変更可,ライン/データのタイミングプリセット可,パリティエラーの挿入可
変換保存 テキスト形式またはCSV形式に変換して保存可
LED表示 2色発光LED 4個 電源/エラー,測定中/記録中,SD/RD,ユーザー定義U1/U2
スイッチ 1個 RUN / STOP
外部トリガー端子 入力1,出力2 2.54mmピッチピンヘッダコネクタ
SDカード対応容量 2〜8Gバイト
USB2.0ポート ミニBコネクタ Highスピード転送対応
電源※1 リモートモード時:USBバスパワー動作
ロガーモード時:外部DC電源(DC8〜26.4V)、ACアダプタ6A-181WP09
消費電力:0.8W(電源投入後、約10秒間は最大1.6W) シャットダウン時:0.1W/DC12V
停電継続動作時間 1秒
周囲温度・周囲湿度 動作時:-10〜+55℃  保存時:-20〜+60℃  湿度:5 〜 85%RH (但し、結露なきこと)
適合規格 CE (クラスA), EMC (EN61326-1:2006)
本体 外形寸法・質量 86(W)×130(D)×30(H) mm 約220g
付属PCソフト動作環境 OS:Windows® XP/Vista/7/8/8.1/10  パソコン:PC/AT互換機
付属品 PCソフト,ミニUSBケーブル(1.8m),DSUB25ピン用モニターケーブル,外部信号入出力ケーブル,8ギガバイトSDHCカード※2
オプション
名称 型番 備考
8GB SDHCカード SD-8GX 8Gバイト SDHCカード
DSUB25pinモニターケーブル LE-25M1 DSUB25ピン仕様
DSUB9pinモニターケーブル LE-259M1 DSUB9ピン仕様RS-232C用
TTLモニタープローブポッド OP-5M TTL通信ラインをモニターするための
プローブポッドユニット
端子台変換アダプタ LE-5TB RS-422/485ポートを端子台仕様に変換
LE用DIN取付プレート LE-DIN13 35mmDIN レールに取り付けるときに利用
電源プラグケーブル SIH-2PG 外部DC電源をDC-IN端子に供給するとき
に利用
ワイド入力ACアダプタ 6A-181WP09 入力: AC100〜240V
出力: DC9V、2A
モバイルバッテリー昇圧アダプタ LE-BA09 入力: DC5V
出力: DC9V、470mA
※1:ACアダプタは付属しません。リモードモード(PC接続)ではUSBバスパワーで駆動します。ロガーモード(単体動作)での使用時は、別売りのACアダプタ(6A-181WP09)、または外部DC電源と別売りの電源プラグケーブル(SIH-2PG)が必要です。
※2: 2012年7月出荷分より、標準付属品のSDカードは8GBとなりました。計測機能保証は弊社のSD/SDHCカード利用時のみです。