■ 単向、半二重、全二重通信

単向通信(simplex)

送信側、受信側が常に一定で、一方向のみにデータを伝送します。逆方向にはデータの伝送は出来ません。通常のテレビやラジオなどがこの方法で通信します。

半二重通信(half duplex)

送信側、受信側を交互にデータを送出することで、双方向の通信ができます。ただし、送受信を同時に行う事は出来ません。トランシーバを利用して、送受信を１本の線でつなぐことができます。バス接続されたRS-485の機器などがこの方式で通信します。

全二重通信(full duplex)

送信回線、受信回線をそれぞれ別に備えることで、送受を同時に行う事が可能です。通信回線が２本以上必要なため、コストはかかりますが、伝送効率は高くなります。パソコンのシリアルポート（RS-232C）などがこの方式で通信します。