TERM / 通信基本用語

■ CAN

CAN (Controller Area Network)とは

BOSCH社が自動車向けの通信プロトコルとして開発し、ISOによって標準化されたプロトコルです。ISO11898(High Speed)とISO11519-2(Low Speed)の物理層の異なる規格があります。
CANはマルチマスタ(バス上の全てのユニットが通信開始できる)方式、IDによる優先順位決定、エラー検出やエラーの原因ユニットのバスからの切り離しなど柔軟性・高信頼性に優れたバスといわれています。

  ISO 11898 ISO 11519-2
通信速度 〜1Mbps 〜125Kbps
バス長 Max. 40m (1Mbps) Max. 1Km (40Kbps)
接続ユニット数 〜30 〜20
通信は「データフレーム」「リモートフレーム」「エラーフレーム」「オーバーロードフレーム」「インターフレームスペース」の5種類によって行われます。
CANは高信頼な通信を低コストで実現できるためDeviceNetなどでも採用され、自動車以外での分野にも普及しています。