PRODUCT / 商品情報

プロトコルアナライザー LE-7000
豊富な実績にをもつLINE EYEシリーズで培ったマルチプロトコル解析技術に加え、高速任意ボーレート対応技術により生まれたLE-7000。数百万円クラスの重量級アナライザーを凌ぐフルファンクションを標準装備しながら、B5サイズ・1kgのコンパクトボディで電池駆動を実現。通信システム機器の開発から通信ネットワークの保守メンテナンスまで利用できるIT時代の計測ワーク必携ツールです。
   
 
   
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  【 最高1.544Mbpsの高速通信、任意のボーレートに対応 】
 

DPLL回路採用による高精度高速任意ボーレート対応技術により、低速から最高1.54Mbps(BERT機能の場合2.048Mbps)までの全通信速度をシームレスにカバー。対象システムの標準ボーレートから故意にずらしたボーレートを設定して送受信テストを行うことで、通信ボーレート偏差に対するマージンテストも簡単に行えます。
           通信条件設定画面
 
条件
トリガー機能未使用時
トリガー機能フル使用時
調歩同期通信
全二重通信方式
1.544Mbps
1.480Mbps
半二重通信方式
1.544Mbps
1.544Mbps
同期通信
全二重通信方式
1.000Mbps
0.750Mbps
半二重通信方式
1.544Mbps
1.544Mbps
   
  【 標準でRS-232CとRS-422/485対応 】
 
ASYNC、SYNC、BSC、SDLC(NRZ/NRZI)、HDLC(NRZ/NRZI)をはじめ、パケット通信(ITU−T、X.25)など、さまざまなプロトコルのモニター/シミュレーションが可能です。また、X.25レベル2(フレームレベル)、レベル3(パケットレベル)をはじめ、SDLC、BSC、PPPの翻訳表示にも対応。通常表示との切換えもワンタッチで、解析作業をスピードアップします。
   
  【 3.6Mバイト大容量キャプチャーメモリー 】
  高速通信の長時間測定に対応する大容量メモリーを内蔵。送受信データを最大1.8Mデータ分キャプチャできます。全エリアを2分割して使用することも可能です。また、貴重な測定データは誤操作プロテクト機能でがっちりガードでき、内蔵リチウム電池により約2年間以上保持されます。
   
  【 512Mバイトメモリーカードへのオートセーブ 】
 

メモリーカードに自動的にモニタデータを保存するオートセーブ「AUTOSAVE」機能。「AUTOSAVE」機能を有効にすると、測定中のモニタデータを3.75MB(960Kデータ相当)ごとにファイルに保存することができます。自動保存されたデータはLE−7000のファイル管理機能を使用してキャプチャメモリーに「LOAD」することでLE−7000上で確認や解析などを行うことができます。512MBメモリーカード(MC−512CF)を利用すれば512Mデータの大量なモニターデータを保存できます。
※ファームウェアを最新版にする必要がございます。
   
  【 マルチプロトコル対応 】
  調歩同期方式からパケット通信方式まで各種通信規格に標準対応。ビット送出順序、極性や変調フォーマットNRZ/NRZIなどテスト状況に応じた詳細な設定も可能です。また、BSC手順で連続SYNコードの2つ目以降の省略指定やSDLC/HDLCで指定アドレスフレームの選択記録などキャプチャー効率も大幅アップ。さらにHEXコードを含む10種類のデータコード対応。生データ表示とPPP翻訳など各種プロトコル翻訳表示、およびインターフェース信号線タイミング表示のワンタッチ切換など多面的に解析作業を支援します。
 
             プロトコル翻訳画面                   タイミング表示画面  
 
 
   
  【 アイドルタイム・タイムスタンプ機能 】
  通信データフレームが送受信された日付時刻を最小10ms分解能でタイムスタンプ記録。測定開始と終了の時刻を指定した自動RUN・STOP機能を利用して無人測定しても後から容易に障害発生時刻を確認できます。また、通信データフレーム間のアイドルタイム(無通信時間)を最小1msの分解能で計測でき、送受信のレスポンスや通信タイムアウトの状況を詳細に計測可能です。
 
                モニター画面                   オートラン設定画面  
 
 
   
  【 シーケンス的な条件設定も可能なトリガー機能 】
  特定の通信状態をトリガー条件に指定して、その条件が成立したとき指定の計測動作を実行できるトリガー機能。条件と動作を4組まで指定でき、通信システムに多い間欠障害の解明に威力を発揮します。あるトリガー条件の成立動作として、別のトリガー条件を有効化する指定を順次行うことで、シーケンス的な条件が伴う複雑な状態も簡単に指定できます。
 
                トリガー画面                     トリガー条件画面  
 
 
   
  【 最高2.048MbpsMbpsのBERT機能 】
 
ITU-T G.821勧告に準拠するビットエラーレイトテスト(BERT)機能を標準装備。最高2.048Mbpsの疑似ランダムパターンによるループバックテストや対向テスト、モデムやターミナルアダプタなどを含む通信回線の品質評価や障害点の切り分けが可能です。キー操作によるビットエラー強制挿入や長時間連続測定、測定結果の印字出力など、専用機に匹敵する機能を備えます。
   
  【 用途に応じた3種のシミュレーションモード 】
 
 MANUALシミュレーション
キーを押すことであらかじめ登録しておいたデータをワンタッチ送信。開発機器からの応答をモニター機能で確認しながら、簡単に通信手順をテストできます。また、登録データとは別にテストでよく利用される送信データもプリセット。RS(CS)、ER(CD)信号線をON/OFFすることもキー操作でできます。また、LE-1000/2100/3100では別モードとなっていたMATCHシミュレーション機能も統合され、トリガー機能の併用も可能となりました。
 
 BUFFERシミュレーション
モニター機能でキャプチャーメモリーに取り込んだ送受信データから、送信側または受信側を選択して、そのデータをそのままシミュレーションデータとして送信。現場でモニターした通信状態と同じデータでの再現テストに有効です。
 
 PROGRAMシミュレーション
プログラムを作成することで柔軟に通信プロトコルをシミュレート。プログラムはメニュー選択式の専用コマンドで簡単に作成できます。サンプルプログラムも標準添付され、すぐに使い始めることができます。
プログラム編集画面
 
 ≫ プログラムコマンド例
コマンド
動作
SEND CHR □□□□□□□□ 最大8データの送信
SEND REG □ REG番号の送信テーブルデータの送信
WAIT CHR □□□□□□□□ 指定データ(最大8)受信まで待機
WAIT FRM 1フレーム受信まで待機
WAIT TM □□□□ 指定時間の待機
GOTO L□□□ 指定ラベルにジャンプ
CALL L□□□ 指定ラベル番号のサブルーチンにジャンプ
IF CHR □□□□□□□□ L□□□ 受信バッファに指定データがあればジャンプ
IF LN □=□ L□□□ インターフェース線が指定論理であれば分岐
SET REG □ □□□□□□ 指定REGの値をセット、または増減
SET TM □ □□□□□ L□□□ 指定タイマーの制御、または指定値セット
INT TRG 0 L□□□ トリガーNo.0の条件一致で指定ラベルの割り込み処理
   
  【 DTE/DCE仕様切り替え 】
  通信システムの開発テスト段階で有効なシミュレーション機能をを標準搭載。開発機器のコネクタピン配列仕様に応じて、本機内部でピン配列をDTE/DCE仕様に切り換えることができ、効率的に送受信手順を検証できます。
   
  【 エラー挿入も可能な送信データテーブル 】
 
送信データテーブルサマリー画面
シミュレーションでは最大16分割可能な、16Kデータの送信用データテーブルを用意。送信データのコピー、ペースト、フィル、キャプチャーデータのコピーなどが可能な専用エディターも搭載。登録した送信データを各モードで使用できます。さらに送信データの1部分をパリティエラーデータとして登録すれば、エラーデータに対する応答確認も可能になります。
   
  【 メニュー方式の簡単操作 】
 
メニュー方式の採用で、多彩な機能も簡単選択。夜間や暗所でも、測定データをバックライト付液晶パネルに見やすく表示します。
 
   
  【 大容量メモリーカード対応 】
 
オプションの専用メモリーカードを利用すれば、測定データや全設定データを最大512個まで保存可能。保存した日付時刻やファイル名も記録できるので、保存データを有効活用できます。また、トリガー機能と併用して、モニター中のキャプチャーデータの指定範囲を連続的にメモリーカードに保存可能です。
   
  【 プリントアウト機能 】
  測定データは必要な部分だけ指定範囲して、お手持ちのプリンターに連続印字が可能。また、本機サポートのエスケープコードを持つプリンターならば画面表示のイメージでハードコピー印字することも可能です。
   
  【 TTL(3V/5V)対応の拡張ボード(オプション) 】
 
標準のRS-232とRS-422/485のボードをオプションのインターフェース拡張ボード(型番OP-SB5C)に交換することにより、RS-232とTTL信号のモニターシミレーションが可能です。
 
   
  【 パソコンでデータ活用 】
  標準添付のパソコンソフトで測定データをパソコンに取り込み、テキストファイルで保存。一般的なエディタやワープロソフトで編集して手軽に報告書を作成できます。また、本体システムROMの書き換え機能も搭載。ホームページからダウンロードすることで最新の機能をご利用いただけます。