2012年3月1日
LE-2500/LE-3500用CAN/LIN通信用拡張セット OP-SB7GX
ファームウェアバージョンアップ(Version 1.01)のご案内
(株)ラインアイは、プロトコルアナライザLE-2500/LE-3500用のCAN/LIN通信用拡張セット OP-SB7GXの新ファームウェア(V1.01)を 3月1日よりLINEEYEのホームページで公開致します。
LINの通信速度の高速化やLIN Rev2.0以上用のwakeup信号出力機能の追加、およびこれまでに判明している不具合の修正を行いました。誠にお手数をお掛け致しますが、旧バージョンをご利用のお客様は、バージョンアップをお願い致します。
記
バージョンアップの概要
<機能追加・改良>- LIN の通信速度を最大26Kbpsまで設定できるように改良。(従来は最大20Kbps)
これにより、規格上限より少し早い速度(例えば、20560bps)に設定してマージンテストが可能になりました。なお、LIN規格の最高速度は20Kbpsです。 - LIN の通信速度設定に応じて、FRAME TM (フレーム終了判定時間)が自動設定されるように改良。
FRAME TM は、測定対象のLINの仕様(ID毎のフレーム長)が不明な時に便利な設定項目ですが、従来は、設定した通信速度に応じた最適値を手動で設定する必要がありました。 - LIN Rev2.0以上用のwakeup信号出力機能を追加。
LIN のシミュレーション時に[TOP/DEL]キーを押すことで 0.25 〜 1ms幅のwakeupパルスが出力できるようになりました。なお、従来通り[END/X]キーで 80hデータ幅のパルスも出力できます。
<その他の改良、不具合修正>
- LIN のイリーガル(不正)フレーム受信時の表示処理を上位モデルOP-SB87と同じ仕様に変更。
- LIN シミュレーション時のINTERVAL(スケジュール送信周期)設定の出荷初期値を200msに変更。
- 旧モデルOP-SB7FX の設定ファイルをCFカードからロードした時のマイナーバグを修正。
- 未対応の設定ファイルをCFカードからロードした時、DATA ERROR と表示されるように改良。
- 一部のトリガー要因がトリガーACTION のTRIG SW で有効にならない不具合を修正。
- LIN スケジュール設定によってスイープデータ位置が不正になることがある不具合を修正。
- LIN マスターシミュレーション用の内蔵プルアップ抵抗が正しくON/OFFされない不具合を修正。
- テキスト印字出力のマイナーバグを修正。
バージョンアップの方法
新ファームウェア一式はLINEEYEのホームページから無償でダウンロードできます。アナライザに適用するには、LE-2500/LE-3500の取扱説明書をご覧ください。お問い合わせ先
本社、技術開発部 TEL:075-693-0161 FAX:075-693-0163以上