2008年4月9日
カラーディスプレイ搭載の電池駆動ポータブル通信アナライザー LE-8200 発売開始
(株)ラインアイは、標準でRS-232C/422/485、インターフェース拡張セットの追加でTTL信号レベル通信のI2C※1やSPI※2、赤外線通信IrDA※3、及び車載ネットワークのCAN※4、LIN※5、FlexRay※6など、多くの通信規格に対応できるカラーディスプレイ搭載の通信プロトコルアナライザー※7 LE-8200 を開発、商品化し、4月10日より発売開始いたします。詳しくはLE-8200製品ページをご覧ください。
※1) I2C (Inter-Integrated Circuit)はPHILIPS社提唱の周辺デバイスIC間通信規格
※2) SPI (Serial Peripheral Interface)はMotorola社開発の3線式同期シリアル通信規格
※3) IrDA は赤外線を利用した無線通信規格
※4) CAN (Controller Area Network)はBOSCH社開発の自動車内ネットワーク用通信規格
※5) LIN (Local Interconnect Network)は車載用低速通信規格
※6) FlexRay は車載用高速通信規格
※7) 通信プロトコルアナライザーは通信ネットワークのテスト用計測器
※2) SPI (Serial Peripheral Interface)はMotorola社開発の3線式同期シリアル通信規格
※3) IrDA は赤外線を利用した無線通信規格
※4) CAN (Controller Area Network)はBOSCH社開発の自動車内ネットワーク用通信規格
※5) LIN (Local Interconnect Network)は車載用低速通信規格
※6) FlexRay は車載用高速通信規格
※7) 通信プロトコルアナライザーは通信ネットワークのテスト用計測器
[発売の背景]
通信機器だけでなく、多くの民生機器や産業機器にも何らかのデータ通信機能が必要となり、用途やシステムに応じた多種多様な通信規格(プロトコル)が利用されています。これらの機器にとって、通信処理部の開発の効率化と、通信障害発生時の迅速な原因究明は常に課題となっています。このような中、小型軽量で携帯性を損なわず、大量の通信データを長時間連続して測定でき、カラー表示の大画面で効率的に解析できる通信アナライザーが求められていました。[商品の概要]
LE-8200は、同社の高性能ポータブル通信アナライザーLE-7200の基本性能と優れた携帯性は損なわず、ディスプレイの大型化とカラー化を実現した電池駆動プロトコルアナライザーの最上位モデルです。RS-232C/422/485で広く利用されている調歩同期やBSC、HDLCなど各種通信プロトコルの開発テストに不可欠なモニター機能、シミュレーション機能およびBERT(ビットエラーレイトテスト)機能を標準装備しています。また、インターフェース拡張セットを追加することで、プリント基板上のIC間の通信規格SPIや次世代車載ネットワークの高速通信規格FlexRay※1などの計測にも利用できます。テストする通信速度は、有効数字4桁で最大4Mbpsまで任意に設定でき、高速で大量な通信データの計測ログに十分な100Mバイトのキャプチャメモリーを標準装備しています。オプションの16GバイトCFカードを利用すれば、さらに長時間の通信データをタイムスタンプやライン情報と共に記録できるので、稀にしか発生しない原因不明の通信障害の原因究明に威力を発揮します。また、インターフェース回路の電気的な特性確認に便利な通信ラインの電圧振幅測定機能や最高40Mサンプリング/秒のロジアナ機能が利用でき、オプションのTTL拡張ボードに交換すれば、最高40Mサンプリング/秒でアナログ波形を解析できます。大型TFTカラーLCDを採用したことで、計測データの2分割比較表示や設定メニュー画面での日英対応ガイド表示が可能となり、高度な通信計測の操作がより簡単になりました。約1.1Kgの小型軽量、4時間の電池駆動、キャリングバッグも付属しているので、出張作業が多い通信ネットワークのメンテナンス用途にも最適なアナライザーです。
※1) 開発中
[特 徴]
- 通信データの内容や各種設定項目を判りやすく表示する5.7インチ大型カラーTFT液晶を採用
- インターフェース拡張ボードの交換でTTL、I2C、SPI、IrDA、CAN、LIN、FlexRayに対応
- 50bpsから4Mbpsまで任意の通信スピードで計測テストが可能
- 高速かつ大量の通信データの測定に最適な100Mバイトの大容量キャプチャメモリーを内蔵
- 通信ログをオプションの16GバイトCFカードに長時間連続記録が可能
- 日時分・時分秒・分秒10m秒の実タイムスタンプに加え、最小単位1μ秒の経過タイムスタンプを選択可
- 最高40Mサンプリング/秒のロジアナ機能と通信ラインのアナログ電圧測定機能を装備
- 出張ワークに最適なB5サイズ、1.1Kgの小型軽量設計、電池駆動設計
- 環境負荷物質を排除しRoHS指令に対応
[主な仕様]
モデル名 | LE-8200 | |
---|---|---|
計測 インターフェース |
標 準 | RS-232C、RS-422/485(RS-530) |
専用ケーブル追加 | X.20/21、RS-449、V.35 | |
拡張セット追加 | TTL、I2C、SPI、BURST、赤外線通信、CAN、LIN、FlexRay※1 | |
対応プロトコル | 標 準 | 調歩同期、BSC、SDLC、HDLC、X.25、PPP |
拡張時 | I2C、SPI、IrDA(IrLAP)、CAN、デバイスネット、LIN、FlexRay※1 | |
キャプチャメモリー容量 | 100Mバイト | |
通信速度 | 50bps〜4Mbps | |
モニター機能 | 回線に影響を与えず通信ログを連続記録しLCDに表示 | |
シミュレーション機能 | 手動ステップ送信モード、プログラムモードなど、6モード | |
ビットエラーレイトテスト機能 | ITU-T G.821準拠でエラー率などの回線品質を計測 | |
ディスプレイ | 5.7インチ カラーTFT液晶 | |
インターフェース | AUX(RS-232C)、USB2.0、CFカード(最大16GB) | |
外形寸法 (W×D×H)、本体質量 | 240×190×48mm、約1.1Kg |
※1) 開発中
[従来モデルとの比較]
モデル名 | LE-8200 | LE-7200 |
---|---|---|
拡張インターフェース | TTL、I2C、SPI、BURST、赤外線通信、 CAN、LIN、FlexRay |
TTL、I2C、BURST、赤外線通信、 CAN、LIN |
キャプチャメモリー容量 | 100Mバイト | 11.6Mバイト |
拡張速度 (高速HDLCモード) | 最高12Mbps | 最高10Mbps |
タイムスタンプ最小分解能 | 1μ秒 | 10m秒 |
トリガー機能 | 8組の条件-動作 | 4組の条件-動作 |
2分割比較表示 | ○ | - |
ビットエラーレイトテスト | テストパターン14種 | テストパターン11種 |
アナログ電圧解析 | ○ | - |
ディスプレイ | 5.7インチTFTカラーLCD | モノクロLCD |
対応メモリーカード容量 | 最大16Gバイト | 最大8Gバイト |
外部インターフェース | USB2.0、RS-232C | RS-232C、セントロ準拠パラレル |
外形寸法 (W×D×H) | 240×190×48mm | 240×180×39mm |
本体質量 | 約1.1Kg | 約950g |
[主なオプション製品]
名称 | 型番 | 備考 | |
---|---|---|---|
インターフェース 拡張セット |
TTL、I2C、SPI通信用 | OP-SB85 | |
カレントループ通信用 | OP-SB85C | ||
赤外線通信用 | OP-SB85IR | ||
CAN/LIN通信用 | OP-SB87 | 7月発売予定 | |
FlexRay通信用 | OP-SB88 | 開発中 | |
拡張ファームウェア | 高速HDLC用 | OP-FW12G | 5月20日出荷予定 |
専用CFカード | 16GバイトCFカード | CF-16GX | 動作保証CFカード |
専用ケーブル類 | X.21モニターケーブル | LE-25Y15 | X.21(V.11)テスト用 |
RS-449モニターケーブル | LE-25Y37 | RS-449(V.36)テスト用 | |
V.35モニターケーブル | LE-25M34 | V.35テスト用 | |
DSUB25ピン用端子台 | LE-25TB | RS-422/485テスト用 | |
専用パソコンソフト | PCリンクソフト | LE-PC800G | 7月発売予定 |
[お問合せ先]
本社、営業部〒601-8468 京都市南区唐橋西平垣町39-1 丸福ビル 5F
TEL:075-693-0161 FAX:075-693-0163
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以上