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お客様各位
2006年8月29日
株式会社ラインアイ

XPortのファームウェアバージョンアップについて

拝啓 貴社いよいよご清栄のこととお喜び申し上げます。

平素は弊社製品に格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。

さて、このたび弊社インターフェースコンバータSI-60/SI-65/SI-40LA、LANIOシリーズに内蔵されているLANインターフェースXPortのファームウェアがバージョンアップされました。つきましては、誠にお手数をおかけしますが、バージョンアップ内容に該当するお客様はバージョンアップをお願いいたします。

敬具

1.主なバージョンアップ内容
LANインターフェース部(XPort-03)のファームウェアがVersion1.8からVersion6.1にバージョンアップされ、以下の機能が追加されました。
  • Ethernet接続時の全二重/半二重、及び10BASE/100BASEが設定可能に
  • MTU SIZE(最大転送単位:1パケットの最大データ量)が設定可能に
  • 新しいWEBマネージャを搭載
<セットアップメニューの変更点>
「1 Channel 1」
  • Send '+++' in Modem Mode (Y) ?
    モデムエミュレーションモードにて、シリアルから受けた+++をLAN側に送り出す場合はY、
    止める場合はNを選択します。SI-65/SI-40LA/LA-3R2P/LA-7P/LA-5R/LA-5T2Sでは
    モデムエミュレーションを使用することができませんので初期値Yのままでご利用ください。
    (SI-60ではモデムエミュレーションでのご利用を想定しておりません)
  • Auto increment source port (N) ?
    サーバー、クライアント両機能有効時PortNoを0に設定出来ませんが
    Yにすることで、クライアントとして接続した場合でも、送信元ポート番号を50000番台で
    接続毎に変える事ができます。59999で終了し再び50000から始まります。
    但し、UDPの場合は0以外の固定値を必ず設定してください。
「5 Expert」
  • RS485 tx enable active level (0=low; 1=high): (0) ?
    汎用IOピンをRS485-Txに設定した場合のアクティブレベルを設定します。
    弊社全製品では使用いたしませんので初期値0のままでご利用ください。
  • MTU Size (512 - 1400): (1400) ?
    パケット中のデータ部のサイズを指定、MTUサイズを調整します。
    弊社製品での動作確認はされておりません。
  • Enable alternate MAC (N) ?
    出荷時と異なるMACを設定する項目ですが、詳細は一般公開されておりませんので
    Nのままでご利用ください。
  • Ethernet connection type: (0) ?
    イーサネット部の動作モードを指定します。
    0:自動設定
    2:10Mbps/半二重
    3:10Mbps/全二重
    4:100Mbps/半二重
    5:100Mbps/全二重
「6 Security」
  • Disable Web Setup (N) ?
    Webマネージャによる設定の可否を設定します。

<Webマネージャのご利用時の注意点>
各設定の変更について
各設定を変更後OKボタンを押し、左のメニューより「Apply Settings」をクリックする
ことで設定が保存されます。

2.対象製品
  • SI-60/SI-65
  • SI-40LA
  • LA-3R2P/LA-7P/LA-5R/LA-5T2S
上記製品のXPort-03搭載分(XPort-01を除く)
3.旧ファームウェアVer1.8からVer6.1へのバージョンアップ方法
  1. ファームウェアを変更のために「xpt03upg.rom、xpt03_6102.rom、xpt_webm_1301.cob」の3つのファイルをこちらよりダウンロードしてください。
    注意:2006年8月24日現在では上記3つのファイルとなっております。上記の3つのファイルが異なる場合は、LANTRONIX社のサイトをご参照ください。
  2. ダウンロードした3つのファイルを例えば「C:\XPortUpgrade」のフォルダに保存します。
    (以降C:\XPortUpgradeに保存した場合の説明となります。)
  3. Windowsのコマンドプロンプトを起動します。
  4. 「C:\>cd C:\XportUpgrade」と入力してリターンキーを押し、C:\XPortUpgradeのディレクトリに移動します。
  5. パソコンと対象製品をLANで接続しXPort-03にping応答があるかを確認します。
    XPort-03のIPアドレスが192.168.0.4の場合「C:\XPortUpgrade>ping 192.168.0.4」を入力しエンターキーを押します。
    (以降の説明をXPort-03のIPアドレスが192.168.0.4の場合といたします。)
  6. 下記のtftpコマンドを入力しエンターキーを押します。
    「C:\XPortUpgrade>tftp -i 192.168.0.4 put xpt03upg.rom X2」
    プロンプトは直ぐに返りますが、そのまま必ず20秒以上お待ちください。
  7. 下記のtftpコマンドを入力しエンターキーを押します。
    「C:\XPortUpgrade>tftp -i 192.168.0.4 put xpt03_6102.rom X5」
  8. 下記のtftpコマンドを入力しエンターキーを押します。
    「C:\XPortUpgrade>tftp -i 192.168.0.4 put xpt_webm_1301.cob WEB4」
4.お問い合わせ先
お問い合わせは下記窓口までご連絡ください。   
TEL:  075-693-0161
FAX:  075-693-0163
Email: こちら
以上