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お客様各位
2005年8月10日
株式会社ラインアイ
CANとLINの同時計測に対応した通信アナライザー用拡張セット
「OP−SB7FX」を発売開始
(株)ラインアイは、車載ネットワーク向け通信プロトコルのCANとLINを自由な組み合わせで同時に2チャンネルまで計測できるマルチプロトコルアナライザー LEシリーズ用拡張セット 「 OP−SB7FX 」を開発し、8月30日より出荷開始いたします。
[発売の背景]
 自動車内に組み込まれる車載電子機器は、世界的な部品共通化の流れから、業界標準の通信規格(プロトコル)であるCANやLINでネットワーク化できることが要求されており、CANとLINの通信が共存するときでも車載機器を効率的に開発し、短時間に検証できることが必要となってきています。この様な中、CANおよびLINの通信データを簡単に観測でき、テスト用データの送信も可能な小型軽量の通信計測器が求められていました。
[商品の概要]
 OP−SB7FXは、通信アナライザーLEシリーズのインターフェース拡張スロットに装着して使用するCAN/LIN通信用拡張セットです。CANとLINの計測インターフェースコネクタが各2チャンネル有り、CANとLINを組み合わせで同時に2チャンネルまで計測できるので、CANとLINが混在した通信ネットワークの評価に最適です。CANやLINの通信データフレームをリアルタイムで解析表示しながら計測メモリーに取り込むモニター機能や開発初期段階で通信接続相手に代わりテスト用データを送信できるシミュレーション機能など、効率的な開発や評価を支援する機能が装備されています。また、通信アナライザーの簡易ロジアナ機能を利用して、通信データのビット単位でのタイミング測定も可能です。通信アナライザーは本拡張セットを装着した状態でも1kg以下と軽量かつ電池駆動もできるので、現場での出張テストやメンテナンス用途にも最適なオプション製品です。
[ 特徴 ]
  1. CANとLINの組み合わせで同時に2チャンネルまで計測可能
  2. CANとLINの最高通信速度まで任意のボーレートで解析が可能
  3. 高速CANと低速CAN、デバイスネット、およびRev1.1からRev2.0のLINに対応可能
  4. 強力なトリガー機能とフィルタ機能を装備
  5. CANとLINの各プロトコル別にテスト用データを送信できるシミュレーション機能
  6. 通信データのビット単位の解析が可能な最高50nS分解能のロジアナ機能
  7. 拡張ファームウェアとアナライザーの通常ファームウェアを計測ボードの交換のみで自動切り替え
[ 主な仕様 ]
適合通信アナライザー LE-7200/LE-3200/LE-2200
インターフェース CAN ISO11898準拠/ISO11519-2準拠  Dsub9ピンコネクタ 2個
LIN ISO9141準拠  ヘッダ3ピンコネクタ 2個
計測チャンネル数 最大2チャンネル(CANとCAN、LINとLIN、CANとLINの組み合わせ)
対応プロトコル CAN、LIN (Rev.1.1,1.2,1.3,2.0)
キャプチャーメモリー容量 装着する通信アナライザーのメモリー容量と同じ
通信速度 CAN 最大1.000Mbps (装着する通信アナライザーの通信性能に依存)
LIN 最大20.00Kbps
モニター機能 通信ネットワークに影響を与えずデータとタイムスタンプを記録・表示
シミュレーション機能 事前登録データをキー操作で選択し送信(スイープ送信可)
マスター、スレーブのシミュレーション(LINのみ)
トリガー機能 条件 指定の通信データ(最大8文字)、指定のリモートフレーム(CAN)、
フレームエラー(LIN)、タイマ・カウンタ一致、外部信号論理
動作 測定停止、メモリーカード保存、タイマ制御、カウンタ制御、指定データ送信、
ブザー、トリガー条件の有効化
フィルタ機能 指定したIDのフレームのみ取り込み
標 準 価 格 ¥84,000 (税込み)
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[ お問い合わせ先 ]
  本社、技術開発部  吉田 誠伸   TEL:075-693-0161  FAX:075-693-0163
  〒601-8468 京都市南区唐橋西平垣町39-1 丸福ビル 5F  
TEL:075-693-0161   FAX:075-693-0163
 

 
       ホームページ:  https://www.lineeye.co.jp                 E−mail:   こちら
(株)ラインアイは、2000年10月にセキスイ電子(株)から電子機器事業を継承した会社です。
以上