［発売の背景］
全ての機器がネットワークに繋がるユビキタス社会の実現に向け、民生機器から産業機器まで用途やシステムに応じた多種多様な通信規格（プロトコル）が利用されるようになってきました。この様な中、より多くの通信プロトコルを現地で簡単に測定できる小型軽量の通信計測器が求められています。

［商品の概要］
今回発売の新ＬＥシリーズは、従来の最上位モデルで採用されていた高速任意ボーレート対応技術を全モデルに搭載。普及価格帯のＬＥ−２２００でも最高１Ｍbps（半２重時）の高速通信に対応しています。各モデル共に調歩同期（非同期）通信からＨＤＬＣ、パケット通信まで計測できるマルチプロトコル対応仕様。別売の拡張セットを追加すれば、Ｉ２Ｃ、ＩｒＤＡ及びＣＡＮなど話題の新通信規格の測定にも対応できます。また、このクラスのプロトコルアナライザーとして初めて、１ギガバイト マイクロドライブ（ＬＥ−７２００）や５１２メガバイト コンパクトフラシュなど大容量ＰＣカードへの計測データ連続記録を実現。長時間の通信ログをタイムスタンプ付きファイルとして記録できるため、稀にしか発生しない原因不明の通信障害の原因究明に威力を発揮します。接続相手を用意できない開発初期段階での通信応答シミュレーション機能や通信品質を評価できるビットエラーレイトテスト機能を全モデルに標準装備。新たに、ビット単位のタイミングトラブルに有効な簡易ロジアナ機能も内蔵しました。使い易いメニュー操作は従来モデルを継承し、通信システムの専門技術者でなくても簡単に使いこなす事ができます。Ｂ５サイズ、９５０ｇ、電池駆動と相まって、出張作業が多い通信ネットワークのメンテナンス用途にも最適なプロトコルアナライザーです。