FAQ / よくある質問

XPort-03/04のファームウェアVer1.8から最新ファームウェアへの更新手順は?

XPort-03/04のファームウェアVer1.8からVer6.1以降に更新される場合、以下の手順となります。

下記 Lantronix社のサイトより https://ltrxdev.atlassian.net/wiki/spaces/LTRXTS/pages/106824044/Latest+firmware+for+the+XPort-03
xpt03_61001.rom
xpt_webm_2006.cob
xpt03upg_v21a.rom
の3つのファイルをダウンロードしてください。(参照:該当ファイルの場所)

ダウンロードした3つのファイルを例えば「C:\XPortUpgrade」のフォルダに保存します。(以降、C:\XPortUpgrade に保存した場合の説明となります)

WindowsでTFTPクライアントが無効にされている場合、あらかじめ「Windows の機能の有効化または無効化」で「TFTP クライアント」を有効にしておきます。

Windowsのコマンドプロンプトを起動します。

C:\>cd C:\XportUpgrade

と入力してリターンキーを押し、C:\XPortUpgrade のディレクトリに移動します。

パソコンと対象製品をLANで接続しXPort-03/04にping応答があるかを確認します。XPort-03/04のIPアドレスが 192.168.0.4 の場合

C:\XPortUpgrade>ping 192.168.0.4

を入力しエンターキーを押します。(以降、XPort-03のIPアドレスが 192.168.0.4 の場合の説明となります)

下記のtftpコマンドを入力しエンターキーを押します。

C:\XPortUpgrade>tftp -i 192.168.0.4 put xpt03upg_v21a.rom X2

プロンプトは直ぐに返りますが、そのまま必ず20秒以上お待ちください。

下記のtftpコマンドを入力しエンターキーを押します。

C:\XPortUpgrade>tftp -i 192.168.0.4 put xpt03_61001.rom X5

下記のtftpコマンドを入力しエンターキーを押します。

C:\XPortUpgrade>tftp -i 192.168.0.4 put xpt_webm_2006.cob WEB1

<注意点>
ファームウェアVer1.8と6.1以降とでは、シリアル->LANパケット送出タイミングが異なります。
Ver1.8ではシリアルから連続したデータを受信した場合、4094byte分データをXPort内に蓄えて3パケットに分けて一気に送信するため時間がかかりますが、ある程度まとまったデータが送られてきます。
Ver6.1以降は10数ms毎にシリアルから来たデータを細かくパケット送信するため時間は早くなりますが、シリアルデータが分割されやすくなります。
ファームウェアの更新によりシステム的に受信が正しくできなくなった場合、本機の Pack Control を設定するか、アプリケーション側で受信時のタイムアウトなどを調整する必要がありますのでご注意ください。

また、その他新機能が最新ファームウェアでは追加されています。Web マネージャー利用ガイドを参照ください。
https://www.lineeye.co.jp/html/download_manual.html#SI_LAN_GuideWebMan
但し、XPort-03/04は最新ファームウェアは 6.10.0.1、最新のWebマネージャーは 2.0.0.6 までとなります。

なお、ファームウェアの更新中は絶対にネットワークを切ったり電源を落としたりしないでください。

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