モバイルバッテリーによるUSB給電でLE-150PS、LE-200PSのロガーモードを使うことはできますか?
スマートフォン用として市販されているモバイルバッテリーからアナライザーのUSBポートに給電して、アナライザーをロガーモードで動作させることは可能です。
但し、DCジャックからACアダプタで給電した時のように、瞬時停電保護機能が働かないため、RUN(記録)中にバッテリーが切れると、その時点のログファイルが壊れ正常に開けなくなります。このことを十分にご理解の上、自動RUN/STOP機能などを利用して、バッテリー切れになる前に、STOP(測定終了)するような使い方をしてください。
テスト時の写真
アナライザーとモバイルバッテリーはアナライザー付属のミニUSBケーブルで接続
モバイルバッテリー動作テスト結果
通信アナライザー: LE-200PS
テスト条件: ロガーモード(1MBファイル、500個、エンドレス) 、付属SDHCカード利用
115.2Kbpsで連続的に流れるデータを電池が切れるまで記録
モバイルバッテリー | Panasonic QE-QL202 |
Panasonic QE-QL104 |
Xiaomi ZHW-015 |
---|---|---|---|
出力 | DC5V | DC5V | DC5V |
容量 | 5800mAh(3.7V) | 2420mAh(3.7V) | 2600mAh(3.7V) |
給電スイッチ※1 | あり | あり | なし |
連続動作時間 | 約24時間 | 約10.5時間 | 約13時間 |
記録ログファイル数 | 500個※2 | 500個※2 | 500個※2 |
※1:スイッチ付きのモバイルバッテリーは給電開始するためにスイッチを押す必要があり、負荷がないと自動的に給電を停止するため、アナライザーの自動RUN/STOP機能(STOP後、オートパワーオフ)を利用して1日の特定の時間帯のみを繰り返し測定するような使い方はできません。
※2
:499個目までのログファイルは正常に記録されていたが、電池切れ時点で記録された500個目の最終ログファイルはPCソフトで正常に読み出せない不正なファイルになっていた。