PCリンクソフトで連続して測定できる通信速度はどの程度ですか?
アナライザーのモニター条件やパソコンの性能・負荷状態、パソコンとアナライザーの接続方法によって変わってきます。以下の実験結果を大体の目安として下さい。
●実験概要
プロトコルアナライザー LE-3500Rと、パソコンのPCリンクソフト LE-PC300RをWi-Fi、USB、シリアル(AUX)の3つの方法でリモート接続し、RS-485回線、全二重通信の1KBのデータを10分間「欠落なし」で測定できる通信速度の上限を調査します。
●実験結果
- 回線に流れる1フレームのデータサイズ:1Kバイト
- その他の通信条件:NRZI、HDLCはAR、アイドルタイムなし
プロトコル | 通信方式 | 接続方法 | エラーチェック (BCC/FCS) |
記録可能な回線スピード |
---|---|---|---|---|
調歩同期 (ASYNC) |
全二重 | Wi-Fi※ | なし | 200Kbps |
あり(LRC-Even) | 200Kbps | |||
USB2.0 | なし | 2Mbps | ||
あり(LRC-Even) | 2Mbps | |||
シリアル(AUX) (115.2Kbps) |
なし | 24Kbps | ||
あり(LRC-Even) | 24Kbps | |||
HDLC | Wi-Fi※ | なし | 100Kbps | |
あり(FCS16) | 115.2Kbps | |||
USB2.0 | なし | 2Mbps | ||
あり(FCS16) | 2Mbps | |||
シリアル(AUX) (115.2Kbps) |
なし | 19.2Kbps | ||
あり(FCS16) | 19.2Kbps |
※:Wi-Fi接続時は電波の状態により、記録可能な回線スピードが変動することが分かりました。
理論的には、エラーチェックなしの方が記録可能なスピードは速くなります。
理論的には、エラーチェックなしの方が記録可能なスピードは速くなります。