インターフェースコンバータ

SI-35

RS-232C⇔RS-422/485変換

概要
詳細
スペック
オプション
ダウンロード

■採用事例

パナソニック電工(株)様のエコパワーメーター

■各部の説明

DTE/DCE切換スイッチ 本機のRS-232Cコネクタの入出力を
DTEまたはDCE仕様に切換えます。
電源用LED 電源投入と同時に点灯します。
データ状態表示LED RS-422/485側データの送受信時に
点滅します。
SDはRS-232Cからの送信データで
点滅
RDはRS-422/485からの送信デー
タで点滅
ドライバ状態表示LED RS-485用ドライバがアクティブ時に
点灯します。
ターミネート、ボーレート、
ドライバ・アクティブ選択
ディップスイッチ
終端抵抗や回線監視機能などの
設定を行います。
ACアダプタージャック ACアダプター用ジャックです。
RS-232Cコネクタ Dsub25ピン(メス) M2.6ミリネジ
RS-485側4極端子台 5.08mmピッチ 押締型 
定格トルク:0.5Nm/M3
ターミネート、ボーレート、ドライバ・アクティブ選択ディップスイッチ
SW1 SW2 通信速度(bps) 内部タイマー(msec)
OFF OFF 300以上 53.3
ON OFF 1200以上 13.3
OFF ON 9600以上 1.7
ON ON 115.2k以上 0.1
SW3 OFF ドライバ・アクティブManual
ホスト側がRS-232Cコネクタの6番ピン(DR)をアクティブ(+5V以上)にすることで、本機内のRS-485ドライバは直ちにアクティブ状態になり、ホストは送信データを回線に送り出すことができる状態になります。ホストが送信終了後、DR信号をノンアクティブ(-5V以下)にすることで、本機は内部タイマーで設定された時間経過後、RS-485ドライバをノンアクティブ状態にします。
ON ドライバ・アクティブAuto
RS-232Cコネクタの3番ピン(RD)に入力された送信データ列の最初のスペースビット(スタートビット)を検出して、自動的にRS-485ドライバをアクティブ状態にして、データをRS-485回線に送り出します。RS-485ドライバのアクティブ状態は送信データ中の最後のスペースビットから内部タイマーで設定された時間継続され、その後自動的にノンアクティブ状態になります。
SW4 OFF エコーバック許可
本機がRS-485回線に送り出したデータがホスト(RS-232C側)にRS-485回線経由でエコーバックします。RS-232C側機器のソフトウェア処理は、送信データとエコーバックされたデータを比較することで、送信データの衝突を検出することができます。
ON エコーバック禁止
本機がRS-485回線に送り出したデータがホスト(RS-232C側)にエコーバックされることを禁止できます。(ドライバがアクティブの間レシーバをノンアクティブにします。)
SW5 OFF ターミネートOFF
ON ターミネートON 終端抵抗100Ω 1/2WがRS-485回線に並列に挿入されます。

■ピンアサイン

RS-232Cコネクタ
ピン番号※1 記号名 RS-232C側入出力※2 RS-485側との対応 説明
DTE/DCE切替SW DTE/DCE切替SW
DCE側 DTE側 DCE側 DTE側
1 FG - - - - 筐体と接続
2 SD I O SD…SD(+/-) SD…RD(+/-)  
3 RD O I RD…RD(+/-) RD…SD(+/-)  
4 RS   O - - ドライバアクティブスイッチでAuto時
RS-485回線が使用可能状態である
ことをRS-232C側に通知
5 CS O   - -
6 DR I I I I 20番ピンと本機内部で接続
ドライバアクティブスイッチでManua時
信号論理を"マーク"から"スペース"に
切換えることで、RS-485ドライバを
アクティブ状態に制御可能※4
7 GND - - - - グランド端子
9 +5V IN I I I I このピンよりDC+5V(約250mA)を供給
することで本機を動作可能※3
20 ER - - - - 6番ピンと内部接続
※1: この表に記載のないピンは、空き端子です。
※2: 本機から信号を出力する方向を"O"、本機へ入力する方向を"I"とします。
※3: 9番ピンより電源を供給する場合は、ACアダプタまたは端子台より、電源を供給しないでください。
※4: "マーク"はRS-232Cレベルで-3V以下、"スペース"はRS-232Cレベルで+3V以上を示します。

 

RS-422/485側6極端子台
端子台NO. 信号名 入出力※1 説明
1 SD+ O RS-485のSD+(ホット側)
2 SD- O RS-485のSD-(コールド側)
3 RD+ I RS-485のRD+(ホット側)
4 RD- I RS-485のRD-(コールド側)
5 GND - 対向機のGND(SG)と接続※2
6 +5V IN I このピンよりDC+5V(約250mA)を供給
することで本機を動作可能※3
※1: 本機から信号を出力する方向を"O"、本機へ入力する方向を"I"とします。
※2: GNDはデバイスの過電圧破壊を防止するために接続してください。
※3: +5V INより電源を供給する場合は、ACアダプタまたはRS-232C側コネクタ9番ピンより供給しないでください。

■マルチポイント接続例

<全二重RS-485接続>

■設置・取付方法

据置または底面のM3ネジ穴を利用してネジ止めできます。 また、オプションの SI用DINレール取付プレート SI-DIN20を利用すれば、35mmDINレールに簡単に取り付けできます。

【 SI-DIN20の取付状態 】

【 35mmDINレールへの設置例 】