PRODUCT / 商品情報

TTL/I2C/SPI拡張セット
OP-SB5G

標準価格: \68,000 (税抜)
通信アナライザーにセットして利用します。
適合機種: LE-3500/LE-2500
SPIはLE-3500(Version1.03以降)
使用時のみ対応

概要

OP-SB5GはLSI間の通信などTTLレベル(3V/5V)の送受信データを、クリップするだけで簡単に測定することができるインターフェース拡張ボードセットです。RS-232CやTTLレベルの通信だけでなく、クロック同期通信方式のI2CやSPI通信にも対応できます。

[高級テストクリップ使用]

使用方法

拡張基板を計測器に装着後、付属のプローブポッドを使用して、測定したい通信線をクリップします。テストできる信号線はSD,RD,RS,CS,SD_CLK,RD_CLK,外部入力トリガー入力、トリガー出力の9本ありますので、あらゆる通信に対応できます 。データの極性や取り込むクロックの極性も設定できます。

モニター機能


クロック同期通信の例
通常モード(USART)ではトリガー機能など計測器の機能をフル活用することができます。さらに、計測器をBURSTモードに設定すると、データ送出時のみクロックが供給される通信方式(クロック同期通信)も測定でき、今までのプロトコルアナライザーでは測定することのできなかった通信もモニターできます。また、設定をI2Cモードにすることにより、スタートシーケンス、ストップシーケンスを含むI2Cシリアル通信のテストができます。I2Cでは翻訳表示が可能でリード、ライトのシーケンスを効率よく解析できます。
<I2C測定結果画面>
<I2C翻訳画面>
LE-3500と共に使用すると、基板上のIC間の高速転送で広く利用されているSPIの転送データをモニターできます。詳細はSPI追加説明書をご覧ください。
<SPI測定結果画面>
<SPIフレーム表示画面>

ロジアナ機能

<I2C波形測定画面>
ロジアナ機能を用いて、データの論理やクロックの取り込みタイミングなどを波形で確認できます。特に、LSI間などで用いられるシリアルインターフェースは、クロックとデータの位相差や遅延などが問題になることが、しばしばあります。このような場合は、ロジアナ機能を用いビットタイミングでの解析を行なえます。

シミュレーション・BERT機能

BURSTモードを除き、シミュレーションも行なえるので開発やトラブル解析の効率を大幅に向上させます。I2CモードやSPIモードではマスター、スレーブの両モードでシミュレーションを行なうことができます。また、通常モード(USART)ではビットエラーレイトテスト(BERT)もサポートしているので、デバイスの伝送特性などのテストも容易に行なうことができます。

仕様

インターフェース RS-232C,3V/5V系TTL
プローブ信号 SD(SDA/SDO), RD(SDI), RS(SS), CS, EX IN,
SD CLK(SCL/SCK), RD CLK, トリガーIN, トリガーOUT
拡張プロトコル I2C, BURST※1, SPI※2
通信テスト機能 モニター / シミュレーション / BERT※3
I2Cテスト速度 モニター時 : 最大1Mbps
シミュレーション時 : 100Kbps, 384Kbps, 1Mbps
SPIテスト速度 モニター時 : 最大2.048Mbps ※4
シミュレーション時 : 最大2.048Mbps
入力インピーダンス 100Kオーム (0V ≦ Vin ≦ 5V)
入力電圧Vin: 最大±25V
入力レベル閾値 High:最小2.2V Low:最大0.9V
出力レベル電圧 High:4.5V / 3.0V / プルアップ無し を選択可 ※5
Low :最大0.5V
ディップスイッチ
切換
・極性 ノーマル/反転
・出力回路ON/OFF
電 源 アナライザー本体より供給
構成品 専用拡張ボード,中継ケーブル,プローブポッド
※1 全クロックエッジでデータサンプリングするモード
※2 SPIはLE-3500 (Version1.03以降)で使用時のみ利用可能
※3 I2C, SPI, BURSTのBERTテストはできません。BURSTのシミュレーションはできません
※4 連続転送データが100バイト以下の時は、5Mbps程度までモニター可能
※5 アナライザー本体より設定