
920MHz無線IOユニット
LA-5R-SG
リレー接点出力:5点
<入出力構成>
端子 | 記号 | 入出力構成 |
---|---|---|
1 | DO1 | リレー接点出力1 |
2 | ||
3 | DO2 | リレー接点出力2 |
4 | ||
5 | DO3 | リレー接点出力3 |
6 | ||
7 | DO4 | リレー接点出力4 |
8 | ||
9 | DO5 | リレー接点出力5 |
10 |


詳細(LANIO-SG シリーズ 共通)
■長距離延長可能で分散配置にも最適
920MHz帯のサブギガ無線通信を利用することで、1kmを超える長距離通信を実現。従来の無線LANIOシリーズでは対応できなかった長距離の接点延長が可能です。小規模な制御用途に特化した手のひらサイズの小型筐体は、制御対象が広い敷地内に分散していて1カ所当たりの必要点数が多くないような遠隔制御用途にも最適です。
<長距離延長の利用イメージ>
<分散遠隔制御の利用イメージ>
■外観図(シリーズ共通)
No. | 名称 |
---|---|
1. | 入出力端子台着脱式 |
2. | 電源入力ジャック DC-IN1 |
3. | 電源入力コネクタ DC-IN2 |
4. | RST スイッチ (リセットスイッチ) |
5. | ロータリースイッチ |
6. | USB タイプC コネクタ |
7. | アンテナ接続端子 |
8. | 電源 / 無線送信状態表示LED |
9. | 入出力状態表示LED |
10. | SYS LED |
■わかりやすい日本語の設定ソフトを用意
ユニットの設定は、設定用USBポートを通して設定ソフトLINEEYE_SGsetから簡単に行うことができます。
<LINEEYE_SGset メイン画面>
<設定画面例>
設定画面の左側では、無線初期設定を行います。
無線ネットワーク(無線グループ)の構築は簡単3ステップ
- 無線親機を設定すると、設定情報を記録した無線設定ファイルがPCに保存されます。
- 無線子機の設定は無線設定ファイルを読み込むだけで自動入力されます。
無線ネットワーク内でのアドレスに当たる”ノード番号” だけ指定します。 - 通信可能な距離で無線親機の電源が入っていれば、無線経由で自動的に登録完了します。
設定画面の右側では、PCレス入力延長機能用の設定など機種ごとの機能設定を行います。
■サブギガ無線によるPCレスの入力延長機能
サブギガ無線により対向接続することで、パソコンを使用せず入力ユニット側の信号状態を対向接続された出力ユニットの出力端子の状態として延長できます。
LA-5PP-SGとLA-5R-SG/LA-5T2S-SGによる片方向延長例
LA-3R3PP-SGによる双方向延長例
[動作原理]
- 入力ユニット(LA-5PP-SG、LA-3R3PP-SG)は、入力信号に変化があった時および定期通知時間経過時に入力状態に相当する出力制御コマンドを出力ユニット(LA-5R-SG、LA-5T2S-SG、LA-3R3PP-SG)に送信
- 出力ユニットは、そのコマンドを受けて出力を制御
入力変化 →[入力ユニット]→出力制御コマンド →[出力ユニット]→ 接点変化
1:NやN:1の入力延長にも対応
1地点の入力を多地点に伝達することも、多地点の入力を1地点に伝達することもできます。使用イメージの詳細はこちらをご覧ください。
LANIO(Gバージョン)に新機能追加、多地点入力による1地点出力を手軽に実現
■パソコンからの簡単制御
LAN接続ゲートウェイ機 LA-SG100E を用いることで、離れた場所に設置したLANIO-SGユニットを遠隔制御することができます。TCP/IPのペイロード部分に取扱説明書に記載されている簡単な制御コマンドを送ることで入出力を制御します。
■制御ソフトを無償公開
■独自の制御システムを開発可能
C++、C#言語用の入出力関数ライブラリやソースコード付きのサンプルプログラムも用意されていますので、PCで動作する他のソフトウェアと連携した独自の制御システムなどを短時間に開発することができます。
■試運転や保守作業に配慮
入出力の状態をケース表面のLEDで確認できますので、導入試運転の動作チェックが簡単に行えます。
また、制御対象機器との結線を外さずに本体ユニットを交換できる着脱式端子台を採用していますので、メンテナンス作業時間を大幅に短縮することができます。
■3系統入力の電源仕様
現場の電源状況に応じて、ピンヘッダ型コネクタまたはACアダプタ用ジャックのどちらからでもDC8~30Vを給電できます。
また、隣接した2台のユニット間を電源分岐ケーブル(別売:LAH-2XH)で接続すれば、1個のACアダプタで2台のユニットに給電でき、ACアダプタの設置スペースとコストを削減できます。
さらに、USBタイプCコネクタからのバスパワー給電も可能。初期設定時はパソコンとUSB接続するだけで追加の電源が不要です。
■標準でDINレール取付に対応
本機の裏にある凹部に下図のように35 mm幅DIN レールへ取り付けることができます。
■自動ON/OFF制御機能 (LA-5R-SG, LA-5T2S-SG, LA-3R3PP-S, LA-2R3A-SG)
指定周期で出力端子を自律的にON/OFFすることができます。パソコンから頻繁に出力コマンドを送ることなく、長時間連続の負荷ON/OFF テストなどを行うことができます。
自動ON/OFF する出力端子と、切替周期を100-25500msecの範囲で設定可能。さらに各端子ごとにON時間、OFF時間を個別に設定することができます。
■起動時出力状態設定とワンショット出力機能 (LA-5R-SG, LA-5T2S-SG, LA-3R3PP-SG, LA-2R3A-SG)
LA-5R-SG, LA-5T2S-SG, LA-3R3PP-SG, LA-2R3A-SGの各出力端子には、起動時出力状態設定、またはワンショット出力機能のいずれかを設定することができます。
起動時出力状態
[ 通常 ] : 通常の動作モードです。起動時の状態はOFF、制御コマンドでONされると次の制御コマンドを受け取るまでその状態を維持します。[ 起動時ON ] : 本機が電源投入またはリセットされた際に、速やかにON状態になります。
ワンショット
該当の出力端子へONにする制御コマンドを送った後、すぐさまOFF にする制御コマンドを送ると、 ONコマンドを受けた時に出力端子がON 状態となり、設定された時間経過後自動的にOFF状態に戻ります。コマンドの到着時間差に関わらず一定時間出力がONされるため、ネットワーク遅延の影響を受けにくい制御が可能です。
ワンショット時間は0.1~25.5秒(1~255×100msec)の範囲で指定可能です。
■自動リセット機能
指定した時間以上コマンドの受信が無い場合に自動的に本体をリセットするように設定できます。
リセット後は、電源投入した直後と同じ状態になります。各出力端子の出力状態は、設定された起動時出力状態になります。
ネットワーク障害等で制御不能になった場合のフェールセーフなどに応用が可能です。
<ご利用方法>
PC等からコマンド制御する際は、電源投入後に「自動リセット設定コマンド」を送信し以降一定時間以内に継続して何らかの制御コマンドを送信するようにします。PCレス入力延長機能にて使用する際は、入力ユニット側の設定で「無通信時リセット要求」を有効にします。一定時間ごとに接点状態を伝える制御コマンドと共に「自動リセット設定コマンド」が送信されるようになり、通信が不通になった時に出力ユニットがリセットします。