Gビットイーサネット対応
パケットキャプチャデバイス

IOTA 1G+

ストレージ内蔵(交換可能)、GPS/PPS対応

ポータブル/ラックマウント、1TB/2TB、
DC12V用とDC24-48V用のラインナップ

ポータブル 1TB: CBP-1G2-1T
ポータブル 2TB: CBP-1G2-2T
ラックマウント 1TB: CBR-1G2-1T
ラックマウント 2TB: CBR-1G2-2T
概要
詳細
スペック
オプション
ダウンロード

IOTA 1G+は次のような特徴を備えています。

<インターフェース>

  • 2ポートの10M/100M/1G イーサネットモニター
  • 本体電源ダウン時にリンクをすぐに復旧させるフェイルセーフ機能
  • 対象のネットワークの安全を確保するため、キャプチャインターフェースを制御ポート、内部ストレージ、解析処理部から隔離

<フレームのキャプチャ>

  • 10M/100M/1Gラインレートでのパケットキャプチャ
  • SPANモードとインラインモード
  • 8ns分解能のタイムスタンプ
  • 内蔵ストレージにデータを保存、ストレージは1TB/2TBを選択でき交換可能
  • キャプチャデータはPCAP-NGファイルとしてリモートからダウンロードが可能
  • PoE給電中の回線からもキャプチャできるPoEパススルー

<時刻同期>

  • GNSS (GPS/GLONASS)受信により、タイムスタンプの時刻をUTC時刻(協定世界時)に同期
  • PPSの入出力ポートを接続することで、時刻の同期が可能

<リモートアクセス>

  • 制御用のLANポート経由でキャプチャ制御
  • ネットワークの状態を視覚化するダッシュボードにリモートアクセス

<電源>

  • ポータブルタイプ、ラックマウントタイプそれぞれ、DC12V用とDC24-48V用のラインナップ
  • PoEによる本体への給電も可能

10M/100M/1GbpsのEthernetフレームをキャプチャ、内蔵ストレージに保存

本体のA/Bポートにスルー接続されたLANケーブル内を流れる10/100BASE-TX、1000BASE-Tの全二重データを、ダイレクトに内蔵ストレージへ保存します。本体を現場でセットアップすれば、後はリモートからネットワーク監視、キャプチャデータ取得が可能です。

ラインレートでのキャプチャに対応し、PCのNICポートでキャプチャする時のようにキャプチャロスを心配する必要はありません。また、CRCエラーのフレームを含め、あらゆるフレームをキャプチャ可能です。ログファイルをファイルサイズや時間指定で分割保存することも可能です。必要なデータを絞り込むための強力なハードウェアフィルタも装備しています。

1TB/2TBから選択できる内蔵ストレージ

内蔵ストレージは1TB/2TBから選択できます。本機のシステムや収集されたデータはこの暗号化された(AES 256ビット)SSDストレージに保存されます。ストレージは脱着可能です。

■各部の説明

  • 1, 2: 計測ポートA, B RJ45コネクタ
  • 3: スタート/ストップ/リセットボタン
  • 4: 状態表示LED
  • 5: キャプチャーLED
  • 6: PPS信号用コネクタ
  • 7: GPS/GLONASSアンテナコネクタ
  • 8: リムーバブルSSDスロット
  • 9: 同期状態表示LED
  • 10: ファン
  • 11: USB3.0ポート
  • 12: 制御ポート RJ45コネクタ(PoE給電対応)
  • 13, 14: 電源コネクタ(12V電源モデルの場合)
ラックマウントタイプはPROFITAP社のラックマウントシャシキットに搭載可能

リモートアクセスで監視、解析

本体内に独自のトラフィック解析ソフトを内蔵し、制御用のLANポート経由でリモートからアクセスして、ネットワーク状態をフローベースで解析することができます。アプリケーション別パフォーマンス、帯域使用率、レイテンシー、トップトーカー、TCP、DNSなど、様々な情報を視覚化するダッシュボードを装備しています。

また、キャプチャデータをリモートからダウンロードすることもできます。データはPCAP-NG形式ですので、Wiresharkで詳細を閲覧できます。

■ダッシュボード表示例

< Home Dashboard >

通信量の多い送信先・送信元、クライアント・サーバー間のデータ転送量の概観を表示。
< TCP Round Trip Time >

フロー、サーバー、クライアント毎のラウンドトリップ時間トリガー、TCPフラグの統計を表示。
< User Experience - Application Latency >

クライアントIPから見たアプリケーションのレイテンシーを表示。
< TCP Retransmissions >

クライアントとサーバー毎の再送率(%)、TCPフラグの統計を表示。
< TCP Server Congestion >

サーバの処理能力超過を検知してサーバー毎のZero Window発生を表示。サーバー毎のフロー数の統計を表示。
< TCP OOO and Lost Packets >

クライアント側・サーバー側それぞれのパケット欠落の発生、パケット順序の狂い発生(Out Of Order packets (OOO))を表示。
< DNS Overview >

上位のDNSサーバー、クエリの多いサーバーを表示。
< DNS Details >

上位のDNSサーバー、クエリの多いサーバーの統計を表示。
< Explore - Layer 2, 3 >

OSIレイヤー別のネットワークトラフィックを表示。
< Explore - Layer 3, 4-7 >

OSIレイヤー別のネットワークトラフィックを表示。
< Flow >

フローID、クライアントIP、サーバーIP、プロトコル等に基づいてアプリケーションとネットワークトラフィックを解析。
< Hosts >

サーバーの概況をGeoIPによるマッピングとともに表示。
< Return Code >

HTTPサーバーのリターンコードを表示。
< Server Latency >

上位のアプリケーションレイテンシー、ラウンドトリップタイムを表示。