USB2.0 プロトコルアナライザー　LE-620HSに強力なトリガー機能を搭載

2003年の発売以来、LE-620HSは、リアルタイムフィルタ機能や大容量リピート記録機能の追加など、USB機器やドライバの開発や評価に携わるお客様の声を反映した多くの改良を実施し、ご好評いただいております。
このたび、（株）ラインアイは、ご要望の多かったトリガー機能の追加など、大幅な改良を加えた新ファームウェア「バージョン３」を開発、2006年1月よりリリース致します。今回追加されたトリガー機能は、特定の転送データや外部信号状態などのトリガー条件と条件成立時のトリガー動作を最大16組まで指定し連続的に実行可能で、他の装置からの外部信号に同期してログ動作を制御したり、特定データ検出時に外部トリガー信号をONにして他の計測器と連携したりできるため、利用シーンがさらに広がります。また、新バージョンでは、検索やフィルタ条件がより詳細に設定でき、SCSIやATAPIの Mass storage系コマンドの詳細翻訳表示なども追加されており、USB解析機能がグレードアップされています。

1. 強力なトリガー機能の追加
   トリガー条件と条件成立時のアクションを16組までシーケンシャルに指定できます。
   

   トリガー条件	特定のアドレス・エンドポイント，パケットタイプ（TOKENパケット、HANDSHAKEパケットの組合せ），エラー（ビットスタッフィングエラー、CRCエラー、PIDエラー），データパケット内容（最大8バイト、16/10/2進数入力 or 文字列入力、ビットマスク指定可），外部トリガー（エッジ or レベル指定可）
   トリガーアクション	ログ開始，ログ停止，外部トリガー出力（レベル or パルス指定可）
   外部トリガー信号	背面20ｐｉｎコネクタ　　LVTTLレベル　　入力８ｃｈ／出力８ｃｈ

   
   
2. 特定のＵＳＢアドレス・エンドポイントの組合せを複数指定（従来は1組）できるようになりました。
   PINGトランザクション指定追加、および従来一括指定のNAKトランザクションフィルタが、より細かくIN-NAK／OUT-NAK／SETUP-NAKの各トランザクション個別指定可能となりました。
3. 検索機能の強化
   特定のＵＳＢアドレス・エンドポイントの組合せを複数指定（従来は1組）できるようになりました。
4. ＵＳＢ詳細翻訳表示の拡充
   Mass storage（SCSI　Command Parents　Set、ATAPI　SFF-8070i）系コマンド詳細翻訳表示が追加されました。

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