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        News Release
お客様各位
2004年12月01日
株式会社ラインアイ
USB2.0プロトコルアナライザー LE−620HS をバージョンアップ
(株)ラインアイは、USB2.0プロトコルアナライザー LE−620HS に、リアルタイムフィルタなどの新機能を追加できるバージョンアップ版の解析ソフトとファームウェアを10月より公開いたします。
敬具
 
 [ 概要 ]
LE−620HSは、High(480Mbps)/Full(12Mbps)/Low(1.5Mbps)スピードに対応した簡単操作のパソコン接続型USBプロトコルアナライザーとしてご好評いただいております。
このたび、付属の解析ソフトと本体ファームウェアを改良することで、これまでご要望をいただいておりましたリアルタイムフィルタ機能や高精度タイムスタンプ機能などの新機能を追加致しました。追加された機能を利用いただくことで、より効率的かつ詳細にUSB通信状況を解析でき、USB機器やそのドライバの開発・テスト・デバックに活用していただけます。
 
 [ バージョンアップの内容 ]
1.
リピート記録モードの追加
  従来から最大2Gバイトの計測ログファイルにUSBの通信状況を記録できましたが、リピート記録モードを使用することで、最大10個の計測ログファイルをリングバッファ構成で最大20Gバイトまで連続記録できるようになりました。
   
2.
高精度タイムスタンプ機能の追加
  従来は通信フレームを基にした分解能1m秒または125μ秒の時間計測機能でした。新バージョンではハードウェア処理による分解能16.7n秒の高精度タイムスタンプ記録が可能になりました。
   
3.
リアルタイムフィルタ機能の追加
  特定のUSBアドレスやエンドポイントのみを記録したり、NAKトランザクションを記録対象から外したりすることができるリアルタイムフィルタ機能を追加しました。
   
4.
USB通信状況の詳細翻訳表示を強化
  標準ディスクリプタやデバイスリクエストだけでなく、Communicationデバイスクラスの各種ディスクリプタやHUB/HID/Audio/Communicationクラスの固有デバイスリクエストを詳細に翻訳表示できるようになりました。
   
5.
統計情報集計機能の追加
  計測ログ内のトランザクション数、転送バイト数、平均転送レートを集計して確認できるようになりました。また、集計データはクリップボード経由で表計算ソフトに貼り付けることもできます。
   
6.
USBバスステート記録機能の追加
  RESET、SUSPEND、DISCONNECTのUSBバス状態を通信データと共に記録し表示できるようになりました。
   
7.
マイナーバグの修正
  マーク機能のコメント編集処理の不具合などを修正しました。
 
 [ バージョンアップの方法 ]
解析ソフトのバージョン情報表示が「 Version 2.0.x.x 」 の場合、今回の新バージョン「 Version 2.1.0.0 」に変更することができます。新バージョンの解析ソフト(新バージョンのファームウェアも含まれます)を弊社ホームページからダウンロードしていただき、旧バージョンでご使用中の解析用パソコンにインストールするだけで、本体のハードウェアを改修することなく新機能をご利用いただけます。バージョンアップは、ダウンロードしたファイルを解凍後、LE-620HSを接続していない状態でsetup.exeを実行することで行えます。

ダウンロードはこちら ⇒ バージョン2.1.0.0
 
 [ お問い合わせ先 ]
  本社、技術開発部     吉田  または 久保田          TEL:075-693-0161  FAX:075-693-0163
 

 
       ホームページ:  https://www.lineeye.co.jp                 E−mail:   こちら
(株)ラインアイは、2000年10月にセキスイ電子(株)から電子機器事業を継承した会社です。
以上