Usage Tips / 製品活用ガイド

■ LAN接続型デジタルIOユニットと電気錠の制御

2016年 9月13日

LAN接続型デジタルIOユニット LANIOシリーズについて、お客様からのお問い合わせで「電気錠と組み合わせて使用したい」というご要望を度々頂いております。

今回はLANIOシリーズのLA-3R3P-Pを、展示会のデモ機用に以前購入したオムロン様の電気錠に繋ぎ、LANIO制御ソフトLA-PC10を用いて動作確認する方法を例としてご紹介致します。お客様のご参考になれば幸いです。

 

LA-3R3P-Pの出力1点(電気錠のロック)、入力2点(電気錠のロックモニタ/ドアの開閉検知)を電気錠に繋いでいます。

LA-3R3P-Pのリレー出力のON/OFFで、電気錠の施錠・解錠を切り替えます。
監視対象の接点がショートすると、LA-3R3P-Pの入力がONになります。

 

事前にLA-3R3P-PにIPアドレスを割り当てます。その後、制御ソフトLA-PC10からLAN経由でLA-3R3P-Pに接続して、接点の制御・監視を試しました。
以下はLA-PC10の画面です。
「Edit」ボタンを押すと、各接点に名前をつけることが出来ます。
テストをわかりやすくするために、DO1、DI1、DI2に制御・監視対象の名称をそれぞれ入力してあります。

 

使用している電気錠がソレノイドに通電すると解錠されるタイプの電気錠のため、DO1(出力1、「電気錠 解錠」)をONにすると解錠、OFFにすると施錠されます。

 

DI(入力)で「電気錠のロックモニタ」と「ドアの開閉検知」の2種類の監視を行いました。
「入力」ボタンを押すと、LA-3R3P-Pの接点入力の状態がソフトの画面に反映されます。
DI1が電気錠のロックモニタ、DI2がドアの開閉検知になります。

DI1 点灯:電気錠が施錠されている消灯:電気錠が解錠している
DI2 点灯:ドアが閉まっている消灯:ドアが開いている

自動にチェックを入れると指定された時間毎に、パソコンからポーリングを行い、電気錠・ドアの状態を確認して、ソフトの画面上に表示します。

 

電気錠を解錠し、ドアは閉じたままの状態で入力を押した場合。

 

:   電気錠の選定やシステム構築については弊社のサポート外となっております。電気錠の仕様につきましては、電気錠のメーカー様にお問い合わせ下さい。